上海第一家 香○(口+巴)島龍蝦

シャンハイディーイージャー・シァンバーダオロンシァ上海第一家 香吧岛龙虾

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夏といえばザリガニ!上海にザリガニ料理ブームを巻き起こした超人気店で、上海っ子が大好きなザリガニにトライ!

こんにちは、上海ナビです。
夏の風物詩といえば、スイカ?花火?浴衣?ここで「ザリガニ!」と答えた方はかなりの上海通です。というのもここ数年、上海っ子の間で爆発的な人気を誇っているのがザリガニ料理で、そのザリガニのおいしい季節が夏なんです。

えーザリガニって子供の時池で釣ったアレ~?なんて、ひかないでくださいね。スパイシーな味付けがされた食用ザリガニの身は淡白で、ビールにぴったり♪なんですよ。しかも、今回ご紹介するお店は、上海にザリガニ料理ブームを巻き起こした火付け役なんです。それではさっそくお店へ行ってみましょう!

~お店を目指しましょう~

豫園と新天地エリアのちょうど中間あたりの「寿寧路」はザリガニストリートとして有名な通り。短い路の両側にザリガニ屋さんが軒を連ねているんですよ。
「上海第一家 香吧島龍蝦」に到着しました! 「雲南南路」寄りにあるこちらは、他のザリガニ料理店に比べて一際大きな看板が目印! 店先の真っ赤なザリガニとシャコを頼りにして行ってもわかりやすいかも。
● 店内はこんな感じ
狭めの店内には、簡素なつくりのテーブルと丸イスが並んでいます。ザリガニを食べるにはこのくらいの庶民的な雰囲気がちょうどいい?!
開店当時は1階部分しかなかったんですが、人気が人気を呼び、お客さんがあふれ出る状態になってしまったため、隣と中2階部分に増築をしたそうです。4人用のテーブルが、3室合わせて約25個用意されています。
● お店の人気の秘密
このボーダーTシャツが若々しい徐 (シュウ) オーナーは、なんと上海ザリガニブームを引き起こしたご本人なんです!
ザリガニストリートの影形もなかった2002年頃、この場所に “ 手抓龍蝦 (手掴みで食べるザリガニ) 店 ” をオープンさせた徐氏。その後、ザリガニ料理は上海っ子の心を鷲掴みにし、押しも押されもせぬ超人気店へと成長。そこに目をつけた人達が次々にザリガニ料理店を開店させていき (要は、マネってことですね)、今日のザリガニストリートが出来上がったというわけです。

今やここだけでなくあちこちで見かけるようになったザリガニ料理店だけど、やはりこちらのザリガニが一番おいしい! とその名は広く知れ渡っているようで、ナビの取材中も徐氏の携帯に、加盟店を開きたいという方からの電話があったほどなんですよ。
噂を聞きつけて、遠路はるばる北京から食べにやってきたというお客さん。「新鮮でおいしいよ!」とのコメントもいただきました。このお客さんのように、わざわざ遠方からこちらのザリガニを食べにやってくるお客さんが少なくないんですって。
● おいしさの秘訣
毎朝江蘇省から、品質検査をパスした食用ザリガニが、きれいに洗浄し下ゆでされた状態でお店へ届けられます。その量はなんと1トン!
約50種類の香辛料や漢方を細かく砕き、鍋でグツグツ3時間煮て、ザリガニの味付けに欠かせない秘伝のスープを作ります。できあがったスープでザリガニを12分間煮れば、完成!おいしいザリガニのポイントは、新鮮さだけじゃなく、スープの味もかなり重要なんです。
● オーダーの仕方
まずはレジで先にお会計。食べたいものの名前と数量を伝えればOKなんですが、口頭で伝えるのが難しければ、レジ横の現物を指差すのも手ですよ。覚えておきたいポイントは、500g単位で買うこと! 500gがどのくらいかというと、ザリガニなら約20匹だそうです。会計が済んだら、席につきましょう。ちなみに、レジ横の手洗い場は自由に使ってよいそうですよ。

注文が入った後を追ってみました!
すでに調理済みのザリガニを特製スープの入った鍋でもう一度さっとくぐらせたら…できあがり! とってもシンプルで追うまでもなかったですが(笑)、あっという間にザリガニが食べられるのは嬉しい~。店員さんがテーブルまで運んできてくれますよ。

~ザリガニを食べてみよう!~

ザリガニを食べる時の必須アイテムといえば、エプロンと手袋。ビニール製のエプロンと手袋は、無料で用意してもらえるのでご心配なく。今回は、ザリガニの食べ方をお店のお姉さんに教えてもらいました! みなさんもご一緒にシミュレーションといきましょう!

龍蝦 ザリガニ 28元/一斤
爆辣・重辣・微辣の3種類の辛さからチョイスしてくださいね。
1. ザリガニの大きな殻をパカっと剥きます。

1. ザリガニの大きな殻をパカっと剥きます。

2. 頭とおしりの部分を別々に分けます。

2. 頭とおしりの部分を別々に分けます。

3. 頭の部分はザリガニのおいしいエキスがたっぷり。じゅるっと吸ってね!

3. 頭の部分はザリガニのおいしいエキスがたっぷり。じゅるっと吸ってね!

4. ハサミの部分の肉も忘れずに!ハサミはかたいので、歯で噛んじゃいましょう。

4. ハサミの部分の肉も忘れずに!ハサミはかたいので、歯で噛んじゃいましょう。

5. おまちかねの身の部分ですよ!ブニブニと圧力をかけて、殻を剥きやすくします。

5. おまちかねの身の部分ですよ!ブニブニと圧力をかけて、殻を剥きやすくします。

6. ペリペリっと殻を剥いていきます。

6. ペリペリっと殻を剥いていきます。

7. 背わた(黒い筋のような部分)を取り除きます。ここは食べちゃダメ!

7. 背わた(黒い筋のような部分)を取り除きます。ここは食べちゃダメ!

8. タレをつけて、召し上がれ!

8. タレをつけて、召し上がれ!

食べた後の殻は、トレーへどうぞ! 食べられる部分より、捨てる部分のほうが多いような気がしないでもないですが…。余すところ無く、きれいに食べられるようになる頃には、あなたも立派なザリガニマスター!
【感想】
ナビが一番感動したのは、③の頭の部分をすすると、蟹みそのような美味が口の中に広がったこと!というのも頭部には蟹みそならぬザリガニみそがちゃーんと入っていたんです。身は淡白でエビみたいなのに、ハサミの中は蟹肉のようで、ザリガニってエビと蟹を一度に味わえるブラボーな食べ物なんじゃないかと思いました。それにしても、秘伝のスープがしみこんだザリガニは、生臭くなくて想像の何倍もおいしかった!

富貴蝦 シャコ 35元/一斤
これは日本でもお寿司のネタにもあるので、馴染みやすいのでは? ひきつづき、食べ方からレッツスタート!
1. 両手で頭と尻尾をもち、殻が剥きやすくなるようにシャコをストレッチさせます。

1. 両手で頭と尻尾をもち、殻が剥きやすくなるようにシャコをストレッチさせます。

2. 頭と身をちぎり、食べられない頭は再見(さようなら)!

2. 頭と身をちぎり、食べられない頭は再見(さようなら)!

3. ザリガニの身の部分と同様に殻を剥いたら、召し上がれ!

3. ザリガニの身の部分と同様に殻を剥いたら、召し上がれ!

【感想】
ザリガニは湖や池で捕れますが、シャコは海の幸というわけで、口の中へ放り込んだ瞬間、珍味のような海鮮フレーバーを感じました。上海っ子にはダントツでザリガニの方が人気が高いそうなんですが、私達日本人にはシャコのほうが馴染みやすいかもしれません。
ザリガニもそうですが、殻を剥くのがちょっと面倒なシャコ。でも、友達とワイワイしながらだったら、この作業もきっと楽しめるはず!

田螺 タニシ 20元/一斤
ザリガニと並んで、上海っ子が大好きなタニシ。ナビも何度かトライしたことがありますが、けっこう泥臭いのが多いんですよね。さて、こちらのタニシはいかに?!
1. つまようじで、殻の中のタニシの身をブスリとさして、引き抜きます。

1. つまようじで、殻の中のタニシの身をブスリとさして、引き抜きます。

2. 食べていいのは右の白い部分だけですよ~。

2. 食べていいのは右の白い部分だけですよ~。


【感想】
まず、今まで食べてきたどのタニシよりも泥臭くないことに驚き!それにとっても大きくて食べ応えのある身は、コリコリでプリプリ!ザリガニもシャコもタニシもどれも捨てがたいな~と思っちゃいました。取材じゃなければ、迷わずビールを頼んでるんだけどなぁ。

オーナー曰く、こちらでは一年中ザリガニを取り扱っているそうですが、やはりおいしいのは夏!だそうです。超人気店なので夕方頃は行列必至ですが、深夜4時まで営業しているので
上海の夏の風物詩ザリガニを、ぜひ試してみてくださいね。おもしろおみやげ話になることうけあいですよ!以上、上海ナビがお伝えしました。

■ 周辺情報

「 東台路古玩市場 」<BR>上海きっての骨董品ストリートでお宝探し!お店からは徒歩約3分。

「 東台路古玩市場 」
上海きっての骨董品ストリートでお宝探し!お店からは徒歩約3分。

「 豫園 ・ 豫園商城 」<BR>ザリガニストリートから、豫園エリアまでは徒歩約15分。

「 豫園 ・ 豫園商城 」
ザリガニストリートから、豫園エリアまでは徒歩約15分。

記事登録日:2008-07-14

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2008-07-14

利用日
女性 男性