小紹興酒家

小紹興酒家

閉店・移転、情報の修正などの報告

上海の下町にある紹興料理のお店!古くから上海人に愛され続けてきた蒸し鶏はいかが?

こんにちは、上海ナビです。高層ビルや近代的な建物が建ち並ぶ中、上海の昔ながらの生活が息づくストリート「雲南南路」。人民広場のすぐそばにあるこの細長い通りは、今では少なくなってしまった小吃街(肉まんなどの軽食を売る店が集まる通り)です。また美食街としても有名で、大衆食堂や屋台などが多くあります。そのため、食事時ともなると通りは上海人たちでいっぱいに。彼らの溢れんばかりの元気の秘密はこういった美食街にあるんでしょうね!今日ご紹介する「小紹興大酒店」は、そんな上海人たちのパワーの源の美食街にあります。

人気メインメニューはチキン?

このお店で有名なのはなんといっても鶏肉料理!お店には鶏肉を使ったさまざまな料理があります。でもなぜチキンなの?と思った皆さん、そこには古い歴史があるんです。
1940年代、中国は戦争で社会秩序が乱れ、とても不安定な状況にありました。そんな時、「紹興酒」で有名な紹興から上海に逃げてきた一人の男がいました。その男は上海でお金を稼ぐために、近所の旅館の前に看板と2つのベンチとテーブルを置いて、小さな屋台を始めました。屋台で食べられるのは彼の故郷の料理である鳥の丸煮やお粥、スープなど。当時の「雲南南路」は劇場や旅館、娯楽施設が多かったため商売は大繁盛、男も料理の腕をどんどん上げていきました。彼が特に気を使ったのは材料。質の良い食材を伝統の技術で調理することです。この屋台で出される鶏肉料理の美味しさに、近くの劇場の俳優や文化人達は毎晩この店に集まり、地元の人たちはこの店を「小さな紹興(小紹興)」と呼ぶようになりました。この店の味を真似る店も増えましたが、本家に勝るものはなかったそうです。そして1985年、ついに「小紹興」本店が完成しました。小さな屋台として始まった当初から人気のあった「紹興酒付け鶏の丸煮」は、1984年と1987年の2回に渡り政府認定の評価を受け、店の名を世に知らしめました。さらに1999年には国家特級レストランにも認定されています。また、アメリカの料理番組で紹介されたこともあり、上海でAPECが開かれたときには財政部長がこの店を訪れたそうです。

周りは美食街!

「雲南南路」は昔から劇場や旅館などの娯楽施設が多かったため、通り沿いに多くの屋台やレストランが軒を連ねています。上海人は食べ歩きが大好き!こういった美食街や小吃街を歩いていると、美味しい中華まんじゅうなどを手におしゃべりしながらそぞろ歩きする地元の人を良く見かけます。皆さん、地元上海っ子から食べ歩き術を伝授してもらいましょう!

「小紹興」の1階にもさまざまな小吃が売っています。まだご飯には早くてたくさん食べられそうもない方は、上海っ子のように小吃片手に、昔ながらの上海が堪能できる「雲南南路」を歩いてみてはいかが?

さっそく中に入ってみましょう !

1階は鶏肉を使った小吃のお店。座席数はかなり多いので、ゆっくり座って小吃を楽しむことができます。大きな窓からは¥「雲南南路」を見ることもできるので、小吃を食べながら上海人ウォッチングも楽しそう!

店内で、日本ではだいぶ珍しくなったガチャガチャを発見!近所の子供たちが小吃を食べに来たついでに遊ぶのでしょうか。一回1、2元なので、中国のガチャガチャを体験してみては?

2階から4階までは本格的な紹興料理と上海料理が楽しめます。ほとんどが個室になっていて、大人数で来てもゆったり食事を取ることができます。もちろん少人数でも大丈夫。各部屋とも洋画やシャンデリアが飾られており、1階とはまるで違う雰囲気の中、ちょっぴり優雅な気分でお食事を楽しめます。

お店のお勧め料理を見てみましょう!

★上海油爆虾 (川海老の炒め物)28元
どのレストランに行っても必ずある上海料理の定番中の定番、川海老の醤油炒め。しっかり味の付いた皮を噛むと、海老の香りが口中に広がります。プリプリの海老の食感がたまらない、上海に来たら必ず食べたい一品ですね!

★灵茹扣鲍片 (鮑の特製タレかけ)45元
平安時代から魚介類の中で一番美味しいと珍重されてきた鮑。そんな鮑を贅沢に使ったお料理です。紹興酒を使った甘ダレがお口の中にふんわりと広がり、紹興酒が鮑の深い旨みを引き出します。鮑の周りに添えられたユキレイタケも高級食材で、食物繊維が多く美白にもいいとか。このお料理、味ももちろんのことですが見た目もゴージャスです!

★菌茹炖寸骨 (鶏ガラのスープ)15元
とろ火で鶏の骨付き肉を煮込んだ手間のかかった一品。時間をかけてゆっくりと煮込むので、鶏のだしがしっかりと出ています。コクがありますがさっぱりとした味。是非、ご賞味あれ!

★醉三鮮 (新鮮魚介三種の酒漬け)25元
色鮮やかな盛り付けは、新鮮なアサリとハマグリと海老を紹興酒に漬けた紹興料理らしい一品。紹興酒は天然の旨み成分が豊富なので、新鮮な魚介類にコクを与えます。魚介類の下には綺麗なグリーンの枝豆が入っていて、豆の中まで紹興酒の味がしっかり染みています。紹興酒の香りが食欲をそそりますね。

★小紹興白斩鶏 (小紹興の蒸し鶏)60元
「鶏の紹興酒煮」に次いで昔から人気のあるお料理。浦東地区で養鶏された健康で良質な鶏肉を蒸して、骨ごとぶつ切りにしたもの。一匹丸ごと、豪快に使います。蒸すことで余分な脂が落ちてさっぱりした味に仕上がっています。鶏肉のタレは1943年以来の秘伝、とっても濃厚で鳥の味が引き立ちます。シンプルな調理法で、ビジュアル的にも楽しめるお料理です。

★全色血汤 (鶏の血と内臓のスープ)15元
鶏の血を豆腐のように固めて作った塊が入ったスープ。ダシは鶏の骨や内臓で取っているので栄養があるそうです。名前からしてもちょっぴりグロテスクですが、昔から庶民に人気があり、このレストランでも評判の一品。健康に良い上に美味しいんですよ!

★三色包 (3つの中華まん) 2元/1個
最後に、日本でも冬になると食べたくなる中華まん!真っ白でフワフワの皮を割ると熱々な具が湯気を立て食欲をそそります。しっかりと味付けされた豚肉と野菜が、淡白な味の皮と良く合います。中国に来たらぜひ本場の味を試してみたい一品ですよね!

いかがでしたか?1943年創業の歴史がある老舗レストラン。食べ物をほおばりながら歩いていく上海っ子を横目に、昔から上海人に愛され続けてきた食に舌鼓を打ってみませんか?以上、上海で「小さな紹興」と呼ばれる本格派紹興料理のお店「小紹興大酒店」をご紹介しました。

記事登録日:2006-10-31

ページTOPへ▲

関連タグ: 紹興 江南料理

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2006-10-31

利用日
女性 男性