肉も魚もおいしく食べよう!浦東のビジネス街で本格派の山東料理を召しがれ!
結婚式の様子(お店からの提供写真)
こんにちは、上海ナビです。
おいしいものが目白押しの中国。そんな中でも、今日はナビイチオシの料理をご紹介します。南北朝時代にはすでに優れた料理人を輩出することで有名だった山東省は、北京の南東に位置します。日本では青島がある辺りと説明すれば通りがよいのかもしれません。北京に王朝の首都が置かれるようになった時代、山東から選りすぐりの料理人を連れてきて、宮廷の調理を任せていたと言われています。宮廷料理のルーツは山東にありと言うこと。皇帝が食べた料理は、いちばんおいしい料理のはず。黄河が運んだ肥沃な大地と、海の恵みという、歴代の皇帝をもうならせた食材と長い歴史がはぐくんだ山東料理を味わってみてください。
お店があるのは東京で言えば丸の内といった雰囲気のエリア。陸家嘴のオフィス街の一角にあります。
東方医院は上海でも五本の指に入る大病院。
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お店がある金穂大廈。ここの6階が目的地です。
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この辺り、2010年1月現在は万博へ向けての大工事中で、至る所が通行止めになっていたり、思わぬところにバス停ができていたりしています。
浦東南路、銀洲街の角が金穂大廈。
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もう一つの角は現在、臨時のバス停(終点)になっています。(浦東南路×東城路)
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老山東の看板。夜はオフィス街なのでこちらの看板だけが煌々と明かりが灯っています
結婚式にも、普段の食事にも
お店の中はフロアーも含め、個室も宴会場ができるくらいの大きなものもあり、週末だと、結婚式や子供の100日記念パーティーなどで貸し切りになることもあるそうです。事前に確認が必要です。
お料理をご紹介
今日ご紹介するのは山東料理。でも、宮廷料理に見られる、細かい彫刻が施された瓜の壷にスープが入っていたり、真ん中に野菜で作られた鳳凰が羽ばたいていたりと言う料理もあるにはありますが、普段からそんなものを食べているわけではないようです。
涼拌菜心(10元) 小さい白菜(娃娃菜)の芯だけを使って作ったコールドディッシュ。塩とごま油でさっぱりと仕上がっています。白菜は芯の部分が一番甘いんですよ。実は結構贅沢ですよね。
姜汁脆藕(12元) 均等の厚さに切られたレンコンの歯ごたえが美味。ちょっとお酢がきいていて、生姜の辛味がアクセントになっています。
八珍蓮藕炖(15元/人) じっくり煮込まれた骨付き豚のスープ。名前の通り、身体によい漢方系の食材が8種類入っています。ナビが確認できたのは「枸杞の実、蓮の実、ナツメ、朝鮮人参」。身体に優しい味がします。旅の疲れが癒されるかも。
胶東大黄魚(68元)
イシモチの仲間です。調理する前は黄色いのでこの名前が付きました。非常に脂ののった魚で、太刀魚と並び中国でもっともポピュラーな海の魚の一つです。
夢卜素餅(10元/5個) 大根の入った焼きまんじゅうです。千切りの大根からスープが出ているので、熱々を食べるときには注意してください。2口くらいで食べられるので、食事の〆にナビはよく頼みます。
鲅魚餃子(26元) サワラのすり身で作った餃子。魚の入った餃子は日本では珍しいですよね。中国でも餃子専門店にたまにあるくらいで滅多にお目にかかれません。かなり柔らかめに作ったすり身を餃子の皮に包んでゆでます。塩味でさっぱり。
胶東大包(8元/個)
胶東は山東の沿岸部。名物の肉まんと言ったところでしょうか。香辛料が少しきいた一種独特の味がするので好き嫌いが別れるかもしれません。タマネギや、白菜など、具だくさんの肉まんといったところ。
こちらのメニューに「6品1元特価料理」(テーブルごとに1品限り) と書いてあるのを見つけました。この中からナビは基尾蝦を選択。この量で1元ってうれしいですよね。最後に書いてあるのは「100元ご利用頂くと20元のサービス券を進呈します」。こちらは中国でよく見かけるサービスです。
いかがでしたか? こちらのお店は、ナビが訪れるたびに大きな個室では常に何かのパーティーが開かれていて、いつも活気にあふれています。平日は場所柄、仕事帰りのサラリーマンの姿も。ピンクの内装でちょっぴり恥ずかしくないのかな?と思いますが、おいしい料理があれば、そんなことは気にしないのが中国流。赤いリボンの椅子におじさんばかりでわいわいと食事を楽しむ姿も見かけます。悠久の歴史がはぐくんだ、山東料理のその源は、みんなでわいわい食べることなのかもしれません。
以上、上海ナビがお伝えしました。