あのエッグタルト専門店の本店はここ! カフェスペースでアツアツを味わえる下町ベーカリー。
こんにちは、上海ナビです。
エッグタルトといえば、上海を代表するスイーツの一つ。なかでも「上海でいちばんおいしいエッグタルト」のキャッチフレーズを掲げる「莉蓮蛋撻餅屋(LILLIAN BAKERY)」はいちばん有名で、市内に多数店舗を構えています。その本店が今日ご紹介する虹口店。呉江路の店舗が有名だけど、どうせ食べるなら本店で元祖の味を確かめたいですよね? どんなお店なのか、早速出かけてみることにしました!
「莉蓮蛋撻餅屋(LILLIAN BAKERY)」に行こう!
「四川北路」駅2号出口を出ます。※1号出口のほうが近いのですが、2013年4月現在閉鎖されていました
「莉蓮蛋撻餅屋(LILLIAN BAKERY)」があるのは「魯迅公園」や「虹口足球場」のある虹口エリア。わかりやすい最寄り駅は地下鉄10号線「四川北路」駅です。ちょっと遠く感じるけれど、観光地の中心「南京東路」駅からはわずか2駅。意外と便利な場所なんですよ。
東宝興路を渡った右手にお店が
こちらが入り口。デパート「巴黎春天」の東宝興路側と、デパート内の靴売場側に2ヵ所入り口があります。
虹口本店にはなんとカフェスペースがあります。ほかの店舗で買った場合は立ち食いかテイクアウトになりますが、ここならのんびり焼きたてを味わえますね。
<「莉蓮蛋撻餅屋(LILLIAN BAKERY)」豆知識>
「莉蓮蛋撻餅屋(LILLIAN BAKERY)」は、最初ここ虹口に「澳門莉蓮蛋撻餅屋(LILLIAN CAKE SHOP/リリアン・ケーキショップ)」としてオープン。その後、2010年に現在の名前「LILLIAN BAKERY」になり、おしゃれなベーカリー路線で進化を続けています。でも、本店の看板は創業当時の名前のままになっていました。地元の人にもまだまだ昔の名前のほうが馴染みがあるようです。
本店の看板です
|
|
市内で見かける支店の看板はこんな感じ
|
また、本店といっても店舗の賃貸期限が過ぎるとすぐに移転してしまう上海。日本のように、創業当時の店舗で営んでいるわけではありません。そういえば、人気生煎店「小楊生煎」も呉江路の本店はビル内に位置。昔の店舗があった場所は更地になってますね(2013年4月現在)。本店がちょいちょい移転するのは上海ならではかも?
極上エッグタルトでひと休み♪
テイクアウトのレジはいつも混み合っています
店内は先ほどご紹介したとおりカフェスペースとベーカリースペースに分かれています。店員さんに聞いたところ、ベーカリーで買ったものをカフェで食べてもOKとのこと。まずはベーカリーのほうを見てみました。こんな感じの品々が並んでいます。焼き菓子系はお土産にもいいかも。
パン、焼き菓子などがずらり
エッグタルトは、「原味蛋撻(プレーンエッグタルト)」(4元)と「芝士蛋撻(チーズエッグタルト)」(4元)の2種類。テイクアウトの場合はここで店員さんが箱に入れてくれます。店内で食べる場合は、テーブルについてからオーダーしてくださいとのこと。
プレーン
|
|
チーズ
|
焼きたてがガラスのショーケースに入っています。指差しで買えますよ |
虹口エリアの散策も兼ねて立ち寄ったナビ。歩き疲れていたのもあって、カフェで食べることにしました。一つからでもオーダーできて、オーブンから出したばかりのアツアツを運んできてくれます。ナビがオーダーしたのは「原味蛋撻(プレーンエッグタルト)」。卵の風味が濃厚なクリームに、あらためて感動。パイ生地も繊細でサクサクです。これでたった4元とは!
いっしょに「水果茶(フルーツティー)」(22元)を頼んでみました。リンゴ、レモン、スイカなどの角切りフルーツがざくざく入っていて驚きのおいしさ。暑い日だったのでコーヒー以外を、と適当に頼んだのですが、これ、イチ押しです! カフェだけでも充分使えるお店です。
イチ押しの「水果茶」
|
|
ほかにも生のフルーツを使ったドリンクメニューがいっぱい
|
いかがでしたか? 地元上海人にとってもエッグタルトといえば「莉蓮蛋撻餅屋(LILLIAN BAKERY)」。そして、その本店がある虹口が聖地のようです。カフェスペースには地元のお母さん達がいっぱい。持ち込みや長居、にぎやかなおしゃべりOKの上海らしい空間になっています。いつもは外資系カフェという方も、たまにはこんなレトロなお店でひと休みしてみませんか?
以上、上海ナビがお伝えしました。