七宝老街

チーバオラオジエ七宝古镇

閉店・移転、情報の修正などの報告

地下鉄で気軽に行けるプチ水郷。路地にぎっしり並ぶB級グルメ店で食べ歩きを楽しもう!

こんにちは、上海ナビです。
上海周辺の水郷と言えば周荘や朱家角が有名ですよね。でも、「バスで一時間かかる」などの情報を見て、旅の日程に入れようかどうか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。そんな方にナビがオススメしたいのは、気軽に地下鉄で行ける水郷「七宝老街」です。宋代に形成された歴史ある街なんですよ。最近は散策しながらB級グルメを食べ歩きできる場所として地元の人にも人気を得ています。いったいどんな水郷なのか、早速ご紹介していきましょう。

「七宝老街」へ行こう!

地下鉄9号線「七宝」駅が最寄りです

地下鉄9号線「七宝」駅が最寄りです

「七宝老街」の最寄り駅は地下鉄9号線「七宝」駅。改札を出てから「七宝老街」の入り口まで、点々と案内板が続いているので迷いません。徒歩約8分で水郷の入り口に到着します。「虹橋国際空港」が近いので、歩いていると時折真上を飛行機が通過する音が聞こえてきますよ。
改札を出てすぐ「七宝古鎮(七宝老街)」への案内板が

改札を出てすぐ「七宝古鎮(七宝老街)」への案内板が

2号出口を目指しましょう

2号出口を目指しましょう

出たところ。向かいに「匯宝購物広場」があります

出たところ。向かいに「匯宝購物広場」があります

右手に「七宝老街」への案内板発見

右手に「七宝老街」への案内板発見

この石碑がある民主路を右折します

この石碑がある民主路を右折します

ここから向こうは車の入れない歩行街です

ここから向こうは車の入れない歩行街です

ここが入り口。右手にチケット売り場があります。入場は無料ですが、ここで売られている30元のチケットは、水郷内にあるミニ展示館の通しチケット。もちろん、ここで買わなくてもそれぞれの展示館の入り口にもチケット売り場があるので、個別に入場料を払ってもOK(5〜10元)。食べ歩きと散策だけが目的なら全スルーでも大丈夫です。
右手にチケットブースがあります

右手にチケットブースがあります

チケットを買うと地図入りパンフがもらえました

チケットを買うと地図入りパンフがもらえました

突き当たりの歩行街・青年路を左折します

突き当たりの歩行街・青年路を左折します

鐘楼が目印

鐘楼が目印

こちらがメイン入り口。正面に鐘楼があります。この入り口を通りすぎた右手に旅行案内所とファミリーマートが。覚えておくと便利な2ヵ所です。
「七宝老街」の入り口はこの奥

「七宝老街」の入り口はこの奥

入り口を通り過ぎて青年路を進行方向に進むと旅行案内所が

入り口を通り過ぎて青年路を進行方向に進むと旅行案内所が

ファミリーマートもあります

ファミリーマートもあります

「地下鉄で行くのは難しそう」「自分たちで行くと迷いそう」という方はツアーを利用して下さいね。

「七宝老街」の歩き方

各所に案内板があるので迷わないはず

各所に案内板があるので迷わないはず

規模と全体図
「七宝老街」は、真ん中に延びる運河「蒲匯塘」を挟んで「非」の字型に路地が広がる小さな水郷です。メインストリートは東西に延びる「北大街」と「南大街」で、さっさと歩けば15分ほどでまわれてしまう規模。まずはざっと全体を歩いてから、気になるお店に戻ってみるという散策の仕方がオススメです。
満員電車のような混み方!

満員電車のような混み方!

大人気の場所です
水郷周辺は普通の住宅地。通勤圏内のベッドタウンです。そのため、「七宝老街」は観光客や地元の人はもちろん、学校帰りの中学生まで食べ歩きにくる場所。ナビが訪れた日は、小雨の降る肌寒い平日の午後だったのですが、なんとこの混雑! 気候のいい休日や祝祭日は「ものすごい混雑」ということを覚悟してお出かけください。
対面販売の食べ物屋さんがずらり

対面販売の食べ物屋さんがずらり

持ち物と服装
できれば手ぶらで、または両手が空く身軽な格好で出かけましょう。そしてポケットに小銭の用意を。お土産もB級グルメも驚きの安さなので、100元札だけしか持っていないと何かと不便です。また、基本的に外歩き、外ご飯になるので、夏は暑さ対策、冬は寒さ対策を万全にして出かけましょう。

北大街〜蒲匯塘

「七宝老街」入り口を入って右手の路地が北大街です

「七宝老街」入り口を入って右手の路地が北大街です

まずは入り口から南下するメインストリートを歩いてみました。200mほどの路地で、土産物店がメインに並んでいます。
路地名の表示

路地名の表示

こんな感じのストリートです

こんな感じのストリートです

お菓子屋さん「宝元方糕」

お菓子屋さん「宝元方糕」

雑貨店「遠芳竹芸」

雑貨店「遠芳竹芸」

中国茶専門店「恒霖茶行」

中国茶専門店「恒霖茶行」

お菓子屋さん「福大糕糰店」

お菓子屋さん「福大糕糰店」

木桶専門店「朴易沐桶」

木桶専門店「朴易沐桶」

藍染め専門店「古鎮七宝」

藍染め専門店「古鎮七宝」

このストリートではこんなお土産を売っています。豫園などの市中心地で買うよりかなりお得なので、バラまき土産用にいろいろ探してみて。
フカフカの食感が不思議なお菓子「方糕」

フカフカの食感が不思議なお菓子「方糕」

健康にいいというサンザシの砂糖漬け

健康にいいというサンザシの砂糖漬け

おつまみにぴったりの豆類

おつまみにぴったりの豆類

レトロでチープなおもちゃたち

レトロでチープなおもちゃたち

人気の足湯用入浴剤。大量に入って10元という安さ

人気の足湯用入浴剤。大量に入って10元という安さ

観光地の定番土産といえばマッサージグッズ

観光地の定番土産といえばマッサージグッズ

見るだけでも楽しい骨董品

見るだけでも楽しい骨董品

水郷土産といえば藍染め製品

水郷土産といえば藍染め製品

紹興酒は量り売りで買えます

紹興酒は量り売りで買えます

途中に「綿織坊」と「七宝皮影館」というミニ展示館がありました。「綿織坊」は、清代の紡績業に携わる人々の仕事を蝋人形で展示した場所。「七宝皮影館」はこの地に伝わる影絵を展示しています。通しチケットで入場できました。
リアルな蝋人形で紡績業の歴史を展示する「綿織坊」

リアルな蝋人形で紡績業の歴史を展示する「綿織坊」

影絵上映会もある「七宝皮影芸術館」

影絵上映会もある「七宝皮影芸術館」

こんな路地が交わっていました

こんな路地が交わっていました

途中に交わっていた路地「徐家弄」に入ってみました。老舗が集まっています。
小さな店内でお餅を作っていました

小さな店内でお餅を作っていました

木桶とお風呂グッズのお店

木桶とお風呂グッズのお店

茶葉専門店

茶葉専門店

味のある路地です

味のある路地です

北大街を運河・蒲匯塘まで進むと、橋の手前に北西街、北東街という路地が東西に延びています。茶館や渋い骨董が並ぶ場所で、観光地の喧噪から少しだけ逃れることができました。
渋い茶館が並んでいました 渋い茶館が並んでいました

渋い茶館が並んでいました

窓際席でのんびり♪

窓際席でのんびり♪

この界隈のナビオススメ店は、運河沿いの茶館「枕流閣茶楼」。窓からのんびり水郷の風景を眺めることができます。
北西街の橋「康楽橋」のたもとには遊覧船乗り場がありました。蒲匯塘を往復するだけのコースですが、のんびり風情を楽しむならぜひ。運賃は一人10元でした。
遊覧船乗り場

遊覧船乗り場

乗船チケット売り場

乗船チケット売り場

蒲匯塘〜南大街

こんな狭い路地に食べ物屋さんがぎっしり

こんな狭い路地に食べ物屋さんがぎっしり

B級グルメ店がぎっしり並ぶ第二のメインストリートです。蒲匯塘橋を渡って南が路地への入り口。平日でも満員電車のような混み方です。人が多すぎてお店の外観を撮るのがまず無理! 店先の写真を中心にどんなB級グルメが売られているのかご紹介しますね。どれも10元以内で買えちゃいます!
運河「蒲匯塘」を渡ったところに、

運河「蒲匯塘」を渡ったところに、

南大街の入り口があります

南大街の入り口があります

豚肉が入った醤油味のチマキ

豚肉が入った醤油味のチマキ

お馴染み、サンザシの飴がけ

お馴染み、サンザシの飴がけ

かじりながら歩けるサトウキビ

かじりながら歩けるサトウキビ

豚足です

豚足です

ハトの丸焼き

ハトの丸焼き

塩釜で焼いたうずらの卵

塩釜で焼いたうずらの卵

秋〜冬なら蟹が旬

秋〜冬なら蟹が旬

いろいろ食べたい蒸篭料理

いろいろ食べたい蒸篭料理

上海の小吃といえば生煎!

上海の小吃といえば生煎!

鉄鍋で焼いた焼き餃子

鉄鍋で焼いた焼き餃子

叫化鶏(こじきどり)

叫化鶏(こじきどり)

ウサギ型の蒸したお菓子

ウサギ型の蒸したお菓子

素鴨(湯葉巻き)

素鴨(湯葉巻き)

漬け物。意外と日本人好みの味

漬け物。意外と日本人好みの味

豚ももの煮付け

豚ももの煮付け

湯圓だけは必食です

湯圓だけは必食です

このグルメ街・南大街の中に2店舗を構える人気店と言えば「七宝老街湯團店」。巨大湯圓のお店です。湯圓とはお湯でゆでたお餅で、中にアツアツの餡が入った軽食。甘党の方は小豆餡やゴマ餡入りを、軽い食事にしたいという方はひき肉入りを選んで。一つ2.5元ですが、3つ頼めばお腹いっぱいという安さです!
南大街の突き当たりに東西に延びる富強街はちょっとした文具街。印鑑、筆、半紙などを売るお店が並んでいます。
書道や中国画に興味のある人は散策が楽しいはず 書道や中国画に興味のある人は散策が楽しいはず

書道や中国画に興味のある人は散策が楽しいはず

通り沿いに見つけたこんなミニ展示館に入ってみました。一つは、中国のコオロギ文化を紹介した「蟋蟀草堂」。もう一つは、ミニチュア彫刻をずらりと飾った「七宝周氏微彫館」です。どちらも古民家をちょっと改造しただけのプチ展示館でした。通しチケットで入場できます。
中国のコオロギ文化が分かる「蟋蟀草堂」

中国のコオロギ文化が分かる「蟋蟀草堂」

ミニチュア彫刻館「七宝周氏微彫館」

ミニチュア彫刻館「七宝周氏微彫館」

こんな風景も

メインストリートをはずれるとこんな風景が残っています。
周辺に住む人たちに出会えます

周辺に住む人たちに出会えます

奥には観光化されていない街並も

奥には観光化されていない街並も

猿まわしの人に遭遇!

猿まわしの人に遭遇!

新しい建物も。中はまだ工事中でした(2012年11月現在)

新しい建物も。中はまだ工事中でした(2012年11月現在)

工事中のこんなエリアもありました。「七宝老街」が観光地として整備されたのは2000年代。少し前までは、地元の人だけが食事や買い物にくる場所だったんですね。新しいお店や施設は今後もどんどん増えそうです。
見とれてしまう水郷の夜景

見とれてしまう水郷の夜景

夜景も素敵なんですよ。食べ物屋さんは夜9時まで営業しているので、夕食を食べにふらっと訪れるのもオススメ。

いかがでしたか? 「七宝老街」の魅力は、上海の普通の人たちが遊びにくる場所だということにあるとナビは思います。観光地と普通の生活が混ざっていて、子どももおこづかいで買える食べ物屋さんがいっぱいあるところ。地下鉄の運賃と食べ歩き代だけなら、驚きの予算でプチトリップができちゃいますよ。
以上、上海ナビがお伝えしました。

記事登録日:2012-11-27

ページTOPへ▲

関連タグ: 七宝 水郷 B級グルメ

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2012-11-27

利用日
女性 男性

関連記事

七宝

七宝

歴史ある水郷と点在する史跡を徒歩でめぐろう! 地下鉄で気軽に行ける、散策ポイント多数の郊外タウン。