金澤古鎮

ジンゾーグージェン金泽古镇

閉店・移転、情報の修正などの報告

宋代の面影を残す青浦区の古鎮。昔ながらの静かな街並を眺めながら、運河のほとりを散策しよう。

こんにちは、上海ナビです。
普段上海にやってくる日本人旅行者の皆さんを案内していてナビが思うのは、「ガイドブック未掲載の場所」「観光化されていない場所」の二つを求める人がとても多いということです。そんな皆さんにナビが普段お勧めしているのが、今回ご紹介する「金澤古鎮」。歴史ある水郷なのですが、ほぼ観光化されていないので食堂も土産物店もありません。でも、静かに運河沿いの古い街並みを散策するには持ってこいの場所なんですよ。早速出かけてみましょう〜。

「金澤古鎮」へ行こう!

バス乗り場はここ

バス乗り場はここ

「金澤古鎮」があるのは上海西郊外の青浦区。外国人旅行者にとってはほぼ無名なのですが、実は上海市街地からバス一本で行けるんです。乗り場は「新天地」や地下鉄1号線「黄陂南路」駅から徒歩圏内の淡水路と淮海中路の交差点近く。「黄陂南路」駅1号出口を出て右手ですね。右の地図の矢印の位置にバス停があります。
乗り場の様子、運行時間などは以下の写真で。運行は2時間に1本なので計画を立ててバス停に行く必要があります。また、このバス停は「淡水路金陵東路」という名前なのですが、現在工事で淡水路から金陵東路へ抜けることはできません(2017年現在)。金陵東路側から向かう場合はご注意ください。
このバス停です。斜め後ろの招商銀行が目印

このバス停です。斜め後ろの招商銀行が目印

降りるのは二つ目の「金澤汽車站」

降りるのは二つ目の「金澤汽車站」

時刻表です。土日祝日もこの時刻です

時刻表です。土日祝日もこの時刻です

こんなバスに乗ります。降りるのは「金澤汽車站」。運賃は12元で、バスが出発してから車掌さんが切符を売りに来ます。目的地で降りられるか心配な場合は、車掌さんに「金澤汽車站」と書いたメモを見せて着いたら教えてもらうようにします。乗車時間は約1時間です。
「沪商高速専線」という名前のバスです

「沪商高速専線」という名前のバスです

車内はこんな感じ(平日午前の様子)

車内はこんな感じ(平日午前の様子)

最寄りのバス停「金澤汽車站」に到着! 降りたら道路の反対側に延びる金渓路を東に進みます。「金澤古鎮」までは徒歩5分ほど!
このバス停に着きます

このバス停に着きます

バス停がある場所は丁字路。ここから東に延びる、

バス停がある場所は丁字路。ここから東に延びる、

金渓路を東へ進んですぐの橋を渡ります

金渓路を東へ進んですぐの橋を渡ります

橋を渡ったところの左右に、上塘路という名前の路地が金渓路に交差しています。この左右の路地の奥が金澤古鎮です 橋を渡ったところの左右に、上塘路という名前の路地が金渓路に交差しています。この左右の路地の奥が金澤古鎮です

橋を渡ったところの左右に、上塘路という名前の路地が金渓路に交差しています。この左右の路地の奥が金澤古鎮です


昔ながらの静かな村です

昔ながらの静かな村です

「金澤古鎮」とは?
「金澤古鎮」が形成されたのは宋の時代(978年ごろ)。上海市青浦区の西南に位置し、江蘇省、浙江省と隣接しているため、当時は「上海の西大門」と呼ばれていたそうです。見どころは、古いものだと1,000年近い歴史があるという石橋。上海近郊の他の水郷でも古い石橋は見どころの一つになっていますが、橋の数は金澤古鎮がトップだそうです。特産は、隣接する淀山湖で採れる水産物やジュンサイだそうですが、お店がないので(観光化されてませんので)味わえないというネックが……。昔ながらの素朴な風景を眺めながら歩くことを目的に出かけましょう。
食事や買い物は、バス停から東に延びる金渓路で。ローカル食堂、麺の店などが点在しています(残念ながら名物を出すお店はありません)。ほか、通り沿いには銀行、郵便局、雑貨店などが並んでいます。
古鎮入り口の金渓路の様子

古鎮入り口の金渓路の様子

レトロな食べ物屋さんや、

レトロな食べ物屋さんや、

金物、雑貨などを売るお店があります

金物、雑貨などを売るお店があります

歴史ある運河の村を歩こう!

入り口はこんな雰囲気

入り口はこんな雰囲気

それでは早速歩いてみましょう。普通の村なので入場料は無料。正式な入り口や順路、案内板、マップなどもないので、気になった路地に入ったりしつつ気ままに歩くのがコツです。地図サイトなどにも「金澤古鎮」内の道は載っていないので、来た道(金渓路)の方向へ戻ることだけ頭に入れて動きましょう。所要時間は、水郷内をくまなく歩いて約2時間です。
気になる路地にどんどん入ってみよう 気になる路地にどんどん入ってみよう

気になる路地にどんどん入ってみよう

橋のたもとに名前のプレートがあります

橋のたもとに名前のプレートがあります

が、漠然と歩いて見るべき風景をスルーしてしまってはもったいないですよね。ナビが歩く基準にしたのは石橋です。主な文化財の石橋をチェックポイントにしながら進むと、まんべんなく村の中を歩いたことになります。まだ見ていない石橋がある場合は、水郷内を全部まわれていないということ。以下の石橋を探しながら歩いてみてください。橋の名前はたもとの石碑でわかります。
欄干がない迎祥橋

欄干がない迎祥橋

魯済橋

魯済橋

万安橋

万安橋

林老橋

林老橋

普慶橋

普慶橋

放生橋

放生橋

如意橋

如意橋

石橋をチェックしつつ歩くと、こんな風景に出会えますよ。
歴史のあるお寺があります

歴史のあるお寺があります

「金澤古鎮」内のもう一つの見どころは頤浩禅寺。元の時代には江南エリアでもっとも大きな仏教寺院として栄えたそう。現在はこじんまりとした田舎のお寺といった雰囲気。境内には宋の時代に植えられたというイチョウの巨木があります。入場料は5元でした。
お堂の内部

お堂の内部

イチョウの老木があります

イチョウの老木があります

東側の門の龍。顔が怖い……

東側の門の龍。顔が怖い……

外観はこんな感じですが、道教の廟だったりします

外観はこんな感じですが、道教の廟だったりします

ほか、小さな宗教施設が運河沿いに点在しています。農具置き場か物置かと思って中を覗くと道教寺院だったり、キリスト教会を発見することも。どこも看板がないので、気になったものはとにかく覗く、入ってみるというスタンスで行きましょう。
この小屋も、

この小屋も、

中を見てみると廟でした

中を見てみると廟でした

キリスト教会もあります

キリスト教会もあります

ナビが訪れた平日のお昼頃は、観光客らしき人はゼロ。まったく誰にも会わないような通りもありました。よく、旅番組や街ぶら番組で、田舎すぎてタレントさんが地元の人に一人も会えず、インタビューできずに困っている場面を見ますが、まさにあんな感じです……。
たまに遭遇するのは普通の生活を送る地元の人。田舎っぽくて人懐こい犬や猫にも会えますよ。
運河が生活に溶け込んでいます 運河が生活に溶け込んでいます

運河が生活に溶け込んでいます

二匹で大歓迎

二匹で大歓迎

ブラッシングしてもらっています

ブラッシングしてもらっています

猫ちゃん

猫ちゃん

そのほか、村で見かけたものあれこれです。
ブドウ棚

ブドウ棚

旧居、文化財建築はプレートのみ。内部の見学はできません

旧居、文化財建築はプレートのみ。内部の見学はできません

川エビが干してありました

川エビが干してありました

レトロな雑貨屋さん

レトロな雑貨屋さん

家の中で麻雀をしているお年寄りがいっぱい

家の中で麻雀をしているお年寄りがいっぱい

公衆トイレはあるので安心です

公衆トイレはあるので安心です

一般観光客は入れない、こんな施設もあったりします

一般観光客は入れない、こんな施設もあったりします

静かで商業的な雰囲気がまったくない「金澤古鎮」。上海の富裕層たちも意外にそういった雰囲気を好む人が多いようです。水郷の外れには、ひっそり佇む別荘のような、リゾート施設のようなお屋敷が。部外者は入れない雰囲気ですが、ちょっと覗いたら高級車がたくさん停まっていました。

この家を目指そう

この家を目指そう

困ったらここ!
「観光化されていないといっても、飲み物くらいは売ってるでしょう」などと、甘く見ていたナビのような旅行者のための施設が一か所だけあります(2017年現在)。地元のおばさんが一人で切り盛りしているのですが、小屋の中に簡単な炊事道具と食材、冷蔵庫があって、「売店兼料理をしてくれる人」のようなことをしています。住所は「上塘街62号」(普慶橋近く)。ほぼ民家なので店名はありません。
手書き黒板の遊覧船案内

手書き黒板の遊覧船案内

ちょっと中を覗きましたが、民家です

ちょっと中を覗きましたが、民家です

地元の人向けの食堂としても機能?

地元の人向けの食堂としても機能?

スイカをご馳走してもらいました

スイカをご馳走してもらいました

「お水ありますか?」と声をかけると、家庭用冷蔵庫の中からお水を出してきてくれ、なんと「ちょうど切ったから」とスイカもご馳走してくれました(タダ!)。話によると、ここの家の前に一艘だけ遊覧船があり、乗りたい場合はこのおばさんが船頭を呼んでくるとのこと。運賃は30分30元とのことでした。などと話していると、地元の人がやってきてこのおばさんに肩マッサージを頼んでいる! 旅行者にとっても地元の人にとっても、ここが「金澤古鎮」の拠点なのかも。散策中、ナビはとりあえずここを「本部」と呼んでいました。

「金澤古鎮」から市内へ

来たときと同じバスで戻ります

来たときと同じバスで戻ります

のんびり静かに楽しめた「金澤古鎮」。ただ、ちょっと怖いのが帰りの足です。出発した市内のバス停「淡水路金陵東路」に戻るバスの最終は17:25と早め。その前は15:05とかなりまばらなのです(間隔が2時間以上!)。ナビはこの15:05に乗れるよう計画を立てたのですが、ちょっと早めにバス停に戻ったらもうバスが来ていて、15:00には出発してしまっていました。始発ではないので来たら乗るという感じ。待っていてはくれません。ギリギリの15:05直前にバス停に戻っていたら……と思うと……。時刻表の時間よりも10〜15分前にはバス停に戻った方がいいかもしれません。
右端に時刻が書かれています。到着した時にチェックしておいた方がいいかも

右端に時刻が書かれています。到着した時にチェックしておいた方がいいかも

一般的に上海の路線バスは、降りたバス停の反対側の車線に帰りのバス停があります。が、「金澤汽車站」は行きのバス停と帰りのバス停が同じ車線(同じ場所)にあります。道路の反対側でバス停を探したり、反対車線でバスを待っていたりすると乗り過ごしてしまう危険が……。「金澤汽車站では降りたバス停と同じところで待つ」ということを覚えておきましょう。地元の人も慌てて走ったりしていたので、余裕を持って行動を。
ちなみに、タクシーはほぼ走っていませんでした。地下鉄は、2018年開通予定の17号線「東方緑舟」駅が最寄りになりますが、直線距離で駅まで15kmほど。やはりバスに頼るしかなさそうです。でも、観光化されていない場所というのはそういうものですよね。この不便さを楽しむ気分で行きましょう。

どうしても心配だという方、行きも帰りも自力でバスに乗るのは無理そうという方はチャーター車の予約を〜。

いかがでしたか?  「金澤古鎮」は、「その土地の名物を味わいたい」「お土産をいろいろ見たい」などの目的がある方にはまったく楽しめないスポットです。でも、上海郊外の昔ながらの街並みを眺めたり、田舎ならではの人とのふれあいを楽しむには絶好の場所。ナビは、知らないおばさんに「スイカ食べていって」なんて声をかけられただけで「来てよかった!」と思えました。ただし上海は変化が早い街です。ご紹介した風景と雰囲気を楽しみたい方は、ぜひ早めにお出かけください。
以上、上海ナビがお伝えしました。

記事登録日:2017-07-13

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2017-07-13

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