長風海洋世界

Shanghai Chang Feng Ocean World长风海洋世界

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ピラルク、チンアナゴ、コツメカワウソに会える! 「長風公園」内の大型水族館。

こんにちは、上海ナビです。
上海旅行といえば、動物園のパンダは目玉の一つですよね。でも、実は水族館も見応えがあって、2017年秋現在市内に2か所の大型施設があります。今回ご紹介するのはその一つ。2017年に待望のコツメカワウソが加入し、注目を浴び始めている「長風海洋世界」です。でも、ナビもなのですが、「通りがかったけど、建物からしてしょぼいな〜」と思った方は多いはず。でも入ってみてびっくり。地上の建物は小さいけれど、巨大地下空間を活用した水族館だったんです!
※ベルーガの展示、ショーは終了していますのでご注意ください(2019年2月追記)。

「長風海洋世界」へ行こう!

「長風海洋世界」があるのは、普陀区の大型公園「長風公園」内。駅からはちょっと遠いですが、歩いて行ける距離です。行き方はこんな感じ。
※最寄りとなる駅は建設中です(2017年現在)。距離的には地下鉄13号線「大渡河路」駅が近いですが、日本人旅行者の利用率が高い2号線「婁山関路」駅からの行き方でご紹介しています。
①地下鉄2号線「婁山関路」駅4号出口を出ます

①地下鉄2号線「婁山関路」駅4号出口を出ます

②出て右手へ

②出て右手へ

③1本目の古北路を右折します

③1本目の古北路を右折します

④正面に見えて来る橋を渡ります(車道側の脇に歩行者用の階段があります)

④正面に見えて来る橋を渡ります(車道側の脇に歩行者用の階段があります)

⑤下は蘇州河

⑤下は蘇州河

⑥渡り終わり、右手にマッチ箱博物館を通りすぎます

⑥渡り終わり、右手にマッチ箱博物館を通りすぎます

⑦1本目の大渡河路を右折

⑦1本目の大渡河路を右折

⑧すぐ左手に「長風公園」の門が見えるので入り、園内を左へ

⑧すぐ左手に「長風公園」の門が見えるので入り、園内を左へ

⑨この案内の矢印方向へ5分ほど歩きます

⑨この案内の矢印方向へ5分ほど歩きます


外観です

外観です

「長風海洋世界」とは?
2003年にロシアからベルーガ(シロイルカ/白鯨)を受け入れたことがきっかけでオープンした水族館です。当時はベルーガのショーが開催される屋内プールのみの施設でしたが、その後「長風公園」内に二つの施設を持つ大型水族館となりました。管理しているのはイギリスの企業「マーリン・エンターテイメンツ」。そう、「レゴランド」やオーストラリアの「シーライフ」などを運営している会社です。なので、飼育員やショーのトレーナーには欧米のスタッフもいたりします。※2019年、ベルーガはアイスランドに引っ越しました。
チケット売り場

チケット売り場

入場料は180元(一般)。「やや高いな〜」と思ったナビですが、上海市内のマーリン・エンターテイメンツ傘下のテーマパーク「レゴランド」(長風公園のすぐ西側です)と「マダム・タッソー蝋人形館」とのセット券では100元以上お得になります(レゴランドは12歳以下の子供の同伴以外は入場できないので注意!)。旅の日程に余裕のある方はセット券を購入しては。
※2017年現在実施中の情報です。セット券の購入にはパスポートの提示が必要です。
お勧めの行きどきは朝9時ごろ。午後以降だとエサタイム、ショータイムを逃す可能性があります。これを見ないと楽しさ半減なので、ぜひ午前中に出かけてください。それと、土日は親子連れでとても混み合うので平日がお勧め。展示ゾーンのほとんどが地下なので、ワーキャー声が反響してかなり騒がしいです……。静かに海の世界に浸りたい方は平日を選んでください。
ベルーガショーの時間です

ベルーガショーの時間です

カワウソのエサタイム

カワウソのエサタイム

いざ、海の世界へ

マップ。外観からは、こんな広さを想像できません

マップ。外観からは、こんな広さを想像できません

それでは館内を見ていきましょう。外観だけを見ると小さな施設に見えますが、入ってみるとものすごい奥深さ! じっくり見ているとあっという間に1〜2時間経ってしまいます。
地下へと下りて行きます

地下へと下りて行きます

こんなゾーンも

こんなゾーンも

内装、凝ってます

内装、凝ってます

ケープペンギン

ケープペンギン

こんな生き物たちに会えますよ。実際に来ていただきたいので、少しだけご紹介します。
巨大ザメ

巨大ザメ

シードラゴン

シードラゴン

カメ

カメ

かわいい〜

かわいい〜

ナビのイチ押しはやっぱりコツメカワウソ。2017年4月に上海にやってきた夫婦で、名前はMax (オス)とMolly(メス)。エサタイム以外は巣穴で寝ているので、必ずエサの時間に来ることがポイントです(エサの時間まで粘り強く待ったナビ。その間、ほとんどの人が「いないね〜」と素通りして行きました。もったいない!)。エサタイムには深い水の部分と小川のようなせせらぎ部分で遊ぶ姿をじっくり鑑賞できるほか、飼育員になでてもらったり、手からエビをもらって両手で持って食べる様子などを見ることができます。とても仲の良い2匹なので、今後は赤ちゃんの誕生も楽しみ♪
動きが速いので写真が難しい……

動きが速いので写真が難しい……

エサタイムです

エサタイムです

運が良ければ握手もできる!

運が良ければ握手もできる!

怖いくらいの大きさ

怖いくらいの大きさ

もう一つのお勧めは大迫力のピラルク。ほかの水族館では大型の水槽内で見上げる位置を泳いでいる印象ですが、こちらはガラスの柵が低くて上が開いた状態なので、人の腰のあたりの高さをスーッと泳いでいく感じ。体長は2mくらいでしょうか。たまにはねるので水しぶきが飛んで来ることも。ずっと見ていられる迫力です。
古代の沈没船をイメージしたゾーン

古代の沈没船をイメージしたゾーン

中盤の展示ゾーンも見どころ。なんだか、遣唐使の船が沈没したような演出の空間になっています。中国らしい水族館作りをしているところは、欧米系の会社ならでは? ただ飾りになっているだけではなく、ウツボたちが陶磁器にすっぽり入っているところなどもアイデアを感じます。
中国版アートアクアリウム?

中国版アートアクアリウム?

魚より彫刻が目立ってます

魚より彫刻が目立ってます

陶磁器にギュウギュウ入るウツボ

陶磁器にギュウギュウ入るウツボ

ベルーガのショーに大興奮

一度外に出ます

一度外に出ます

ショーを上演しているプールは、水族館の本館から徒歩10分ほどの場所にあります。「長風公園」内なので、公園散策も兼ねてのんびり歩くのがお勧め。ただし、最初に上演時間をチェックして、開始時間に間に合うように移動する必要があります。お年寄りや小さい子供など、歩くのが厳しい方はカートの利用を。片道5元です。
「白鯨劇場」の矢印方向へ歩きます

「白鯨劇場」の矢印方向へ歩きます

公園散策も楽しみつつ

公園散策も楽しみつつ

歩くのが難しい場合はカートで

歩くのが難しい場合はカートで

近くにはレトロな遊具広場も。時間が余ったらぜひ。
海を意識した遊具。乗り物代は10元前後 海を意識した遊具。乗り物代は10元前後 海を意識した遊具。乗り物代は10元前後

海を意識した遊具。乗り物代は10元前後

白鯨劇場

白鯨劇場

こちらが専用施設。入場には、先ほど購入したチケットの半券が必要なのでなくさないようにしましょう。入り口を入ると、アートをテーマにしたミニ水族館があります(これもけっこう見入ってしまうので、ショーの開始時刻の30分前到着くらいがいいかも)。アートっぽい水槽に合う、カラフルな魚たちが展示されています。
入ると最初にチンアナゴが 入ると最初にチンアナゴが

入ると最初にチンアナゴが

フグやクマノミなど、かわいいビジュアルの魚がいっぱい フグやクマノミなど、かわいいビジュアルの魚がいっぱい フグやクマノミなど、かわいいビジュアルの魚がいっぱい

フグやクマノミなど、かわいいビジュアルの魚がいっぱい

ショーの会場入り口前にはこんなスペースも。早めに移動してここで休憩するのもお勧め。
ドリンクコーナー

ドリンクコーナー

触ると動くスクリーン

触ると動くスクリーン

入り口

入り口

会場内はこんな感じです。
※ショーは終了しています。内容、写真は2018年の時点でのものですのでご注意ください。
2000人入るホールです

2000人入るホールです

大型スクリーンでベルーガの生息地に関する映像が流れます

大型スクリーンでベルーガの生息地に関する映像が流れます

今日は2頭

今日は2頭

ショーが始まりました。二人の調教師によるさまざまなワザで楽しませてくれます。ジャンプもありますが、客席まで水しぶきが飛んで来ることはないので安心。
ジャンプ

ジャンプ

チュー

チュー

お姉さんにご褒美をもらいます

お姉さんにご褒美をもらいます

触ってみよう

触ってみよう

中盤、お客さんのなかから二人がベルーガに触ることができます(立候補制)。興味のある方はぜひ!

グッズ&ショップ

小さい子供向けがメイン

小さい子供向けがメイン

ショップは出口付近にあります。ただ、上海のほかの動物園や水族館同様、オリジナルグッズが少なく、これという商品はありませんでした。限定グッズやお土産好きな日本人にはちょっと物足りないです。
ほぼ、おもちゃとぬいぐるみです ほぼ、おもちゃとぬいぐるみです

ほぼ、おもちゃとぬいぐるみです


いかがでしたか? 2017年現在、「長風海洋世界」はまだまだ進化中という雰囲気でした。水族館での宿泊イベントや夜のパーティーイベントなどを開催することもあるそう。観光エリアや繁華街から離れた、のどかな公園内にこんな施設があることに興味を持った方も多いのではないでしょうか。ナビも今後定期的に訪れて変化をチェックしたいと思います。
以上、上海ナビがお伝えしました。

記事登録日:2017-10-05

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2017-10-05

利用日
女性 男性