淮海中路

一昨日まで上海に滞在しておりましたが、今はユニクロになったかつてのプランタンの出口（地下鉄陝西南路駅）から出て、東方向に歩くのが専らの散策コースです。叙友茶莊も復活していましたし、三聯、上海書城淮海店、長春／哈爾浜食品店、上海灘、そのほか欧米ブランドショップ、いろいろ見ながら歩けますね。プラタナスの葉陰にネオンがこぼれる夕刻から夜にかけて、今年あちこちで見かける東北大板をかじりながら歩くのも涼がとれてなかなか乙なものです。思南路にも立ち寄って、阿娘を食べて腹ごしらえをしてからまた歩く。時には西藏中路、大世界までふらふらしたり、そのまま福州路まで続けて歩くのもなかなかよいです。 

実をいうと最初入るのに勇気がいる。つい前まで行き素通りする。
缶詰は一度空けたらあとは楽。やってみましょう。
叙友茶荘は小型茶葉博物館。西湖龍井が等級別に並んいる。どうして差があるのか。実物を目の前にしての検分だからこんな贅沢はない。50g単位で（５０克）値段がかいてあったら高級品。５０ｇのお買い上げで十分。緑茶なら１００元覚悟すればりっぱな客として遇してくれる。遠慮なく見せて貰う。敷居は高いがそれだけのことはある。その点、天福名茶（名の上に草かんむり）は商売熱心。目線にあるものを素早く勧めてくる。ここでは茶を試供する。遠慮なく頂戴する。買気があるとみると高級な緑茶もいれてくれる。鉄観音も新しく点ててくれる。彼女らも堂々お相伴できるからだ。一流レストランと同じで100元がライン。その用意があればいろいろ注文して楽しむことができる。一寸嵩のあるお土産にはジャスミン茶がよい。綺麗なパックで手頃なものがある。５０ｇは略１０服。自分のために一寸贅沢することをおすすめする。１０回の至福を味合うのだから。では、ドアを押してください。 

淮海中路は上海を代表するショッピング・ストリートです。地下鉄が先ずこの下に始まったことがなによりの証拠。南京路は２号線です。２号線の河南中路と石門一路は最近南京東路と南京西路に改名しました。襄陽市場のイメージと重なるのは観光客だけでしょう。陝西南路がいずれ淮海中路に改名されることを願わざるをえません。買物好きは太平百貨。お茶好きは叙友茶荘，天福名茶（正しくは名のうえに草かんむり）。本屋なら三聯書店。好みに応じなんでもあります。看一看（カン・イー・カン）といえば店内を見てまわれます。