上海海洋水族館

上海海洋水族馆

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陸家嘴にあるアジア最大級の水族館へ世界の水中生物に会いに行こう!

こんにちは、上海ナビです。今日は、2002年2月に上海のランドマークである東方明珠塔の横にオープンした、「上海海洋水族館」に来ています。

こちらの水族館、上海っ子にも大人気で、週末には家族連れやカップルで賑わっています。地上3階地下2階の館内は「中国ゾーン」「アマゾン・南アメリカゾーン」「アフリカゾーン」など9つのゾーンに分かれていて、大都会上海にいながら世界の水中生物を見ることができるんですよ。また、こちらの水族館の最大の目玉はなんといっても「海底トンネル」!155mという世界最長のトンネル水槽では、海底を散歩しながら優雅に泳ぐサメやエイを眺めることができます。
それでは中に向かいましょう!
こちらがチケット売り場です。チケットの子供料金は身長80~140cmの児童に適用、80cm未満は無料です。
※料金は記事の最後にある基本情報をご参照ください。

さぁ、水底の旅の始まりです!

まずはエレベーターで3階まで上がります。海の中のように青いライトで照らされた壁と天井には、可愛らしいペンギンや綺麗な色の魚たちの写真が飾られています。今から会える水中の生き物たちに胸が弾みますね!

<サメ教室>

エレベーターで3階まで上がると、まず右側にあるのは「サメ教室」!ここでは、サメの生態や繁殖の方法などを詳しく知ることができます。
こちらはサメの生態に関するクイズ。残念ながら英語と中国語しかありませんが、簡単な操作でゲームを楽しめます。ゲームが終わる頃にはあなたもサメ博士!?
こちらはトラフグザメの卵。サメは体内受精で繁殖しますが、哺乳類以外で体内受精をする生き物は大変珍しいんだそうですよ。

ここでは、世界のサメを見ることができます。左はオーストラリアのサメ「ポートジャクソンシャーク」です。
こちらの水槽では実際にサメに触ることができます。
しっかりと手を洗ったあと、いよいよサメに触りますよ~!噛みつかれないように優しく触ってくださいね。

<中国ゾーン>

サメの生態を勉強した後は中国ゾーン。こちらでは全滅の危機に瀕している長江の淡水魚が展示されています。
長江の水でこれらの生物を飼育している水族館は世界中でもこちらだけ。また展示されている魚たちの大多数は天然記念物(国家1級保護動物)に指定されています。サンショウウオなど、とても貴重な中国の生物たちを見ることができますよ。

<南アメリカゾーン>

お次は南アメリカゾーンです。南アメリカに生息する珍しい魚などはもちろん、インディージョーンズの映画のセットのような演出も見ものです。全長6480キロメートルという世界で最も長い河アマゾンにはどんな生物がいるのでしょうか。楽しみですね!
なんだか、薄暗くてちょっと怖そうです。でも勇気を出してアマゾンの奥地を体験しに行きましょう!きっと楽しい水中の生き物に出会えるはずですよ。
アマゾンに入る前に、まずは専門家の意見を聞いてみましょう。テレビゲームの中で博士がアマゾン川に生息する生き物について教えてくれますよ。
南アメリカゾーンの目玉はなんといっても熱帯魚!!ここは世界中の水族館で最も多くの熱帯魚を展示しています。日本のペットショップで売られているお馴染みのあの魚から今まで見たことのないような珍しい魚まで、とにかくたくさんの熱帯魚を見ることができます。大きな水槽を泳ぐ熱帯魚を見ているとまるで本当にアマゾンにいるようですね。
本当に鮮やかな熱帯魚がたくさん!こちらは希少価値が高く世界中にマニアがいるという熱帯魚界のアイドル的存在「Blue discus」です。
さぁ~て、これは何でしょう?よく見てください。木の葉の真似をして身を守る亀です。アマゾンには不思議な生き物がたくさん!気持ち悪い生物もいますが、勇気を持って探検してみましょうね。

<オーストラリアゾーン>

オーストラリアゾーンには190種類もの淡水魚が展示されています。世界一大きな淡水魚もいるんですよ!
オーストラリアゾーンではまずクロハクチョウが優雅に泳ぐ大きな水槽の中にダイブしましょう!というのは嘘です。水槽の下をくぐるエスカレーターで2階へと進みましょう。
まるで絵の具を水に散らしたように綺麗な淡水魚ですね。

まるで絵の具を水に散らしたように綺麗な淡水魚ですね。

サービス精神旺盛なノコギリザメです。

サービス精神旺盛なノコギリザメです。

<アフリカゾーン>

アフリカに水の生物なんているの?って思った皆さん、アフリカは実は水資源のとても豊富な地域。ナイル川やコンゴ河などの大河やビクトリア湖には色彩豊かな魚がたくさんいます。特に東アフリカには群れを作って生活する小さな魚がいっぱいいるんですよ。

<東南アジアゾーン>

東南アジアの熱帯雨林には生息する水中生物は種類がとても豊富です。
これはChinese Water Dragonという肉食の爬虫類の一種。まるでナビロンのお友達のような名前ですね。ペットとしても人気があります。
こちらは日本でもよく見かける闘魚「ベタ」です。ちなみに英語名はSiamese Fighting Fish。ベタのオスは繁殖のために戦う性質があり、同じ水槽にオス同士を入れると片方が死ぬまで戦い続けます。タイや中国ではベタの戦闘コンテストもあるんですよ。
なんとスケルトンの魚!珍しいですね。ナマズの一種で黒い細胞が少ないため透明の体を持っているそうです。

<北極ゾーン>

北極ゾーンでは可愛らしいアザラシが迎えてくれます。子供たちはみんなアザラシに夢中。気持ちよさそうに泳ぐアザラシを追いかけたり、ガラス越しに手で撫でたりしています。こちらのアザラシは、人間が来ると手を振る素振りを見せたり、カメラを向けるとポーズを決めたりと、サービス精神旺盛!ぜひいっしょに遊んであげてくださいね。

<南極ゾーン>

南極ゾーンに向かって歩いていくと、ヒュウヒュウという風の音が聞こえてきます。雪の写真などを見ているとなんだか寒くなってきませんか?温かいコーヒーでも飲んで一休みしたくなりますが、南極ゾーンでかわいいペンギンが元気いっぱいに泳いでいるのを見て復活です!ペンギンは水中に勢いよく飛び込んだり陸で毛づくろいしたりと、休むことなく動いていました。ナビも一生懸命カメラで追ったのですが、ペンギンの活発さにはかなわず写真を撮ることができませんでした。ごめんなさい。

<海・岸ゾーン>

ここでは世界の海や岸に住むさらに多様な生物を展示しています。人工的に繁殖させたタツノオトシゴの赤ちゃん、生きた化石として有名なカブトガニ、ゆっくりと水中を泳ぐクラゲなど、見所満載ですよ!
ここからはいよいよ155メートルのトンネル水槽へと出発です。エレベーターで「海底」へと降りて行きましょう。

<深海ゾーン>

着いた先は深い深い「海の中」。暗く静かな空間の深海にはどんな生き物がいるんでしょう?
大きな水槽の中にはいろいろな種類のエイが優雅に泳いでいます。深海6000メートルで生息しているエイをこんなに間近で見られるなんてとても貴重ですね。
奥に進むと世界で最も長い「海底トンネル」を発見!全長155mという長さには本当に驚きです。

トンネルに入ってまず見えるのはシロワニというオーストラリアやニュージーランドに生息するサメ。サメなのに「ワニ」だなんて面白いですね。シロワニは気性が荒く、世界の水族館でも展示しているところは少ないそうです。
気性が荒いシロワニでも、水族館の館員さんとはとっても仲良し。ダイバーの体に擦り寄ったり追いかけっこをしたりと、とても無邪気です。

こちらは海底に広がる珊瑚の群れ。珊瑚の中にはいろんな生物が身を潜めています。よく見てくださいね!水中をゆっくりと泳ぐカメも素敵です。

深海魚の体はほとんどがシルバー、群れの中の1匹が向きを変えると群れ全体がまるでライトを当てたかのような光を放ちながら同じ方向に泳いでいきます。ちょっと見ていたらなんだかお腹が減ってきちゃいそうですね!

岸近くの珊瑚です。海底の珊瑚とは違い色がとても鮮やかで、小さな魚が多く身を潜めていますよ。まるで珊瑚礁のトンネルをくぐっているかのようでワクワクしちゃいました。

珊瑚礁のトンネルを抜けたら、地上へ戻る準備をしてください!

このエレベーターを上ると1階のフロアに到着です。今まで見てきた可愛い水中の生き物たちが見送ってくれます。

海洋の旅の出口はお土産ショップ。こちらのお土産ショップも500平方mと水槽トンネルに負けず劣らずとても広く、上海の特産品なども内容も充実しています。可愛らしいぬいぐるみや文房具など、どれも欲しくなっちゃいますね。今日見た中で一番気に入った生き物のグッズをお土産にしちゃいましょう!
お疲れ様でした。
いかがでしたか?総面積20,538平方m、300種類10,000匹以上の水中生物を見ることができる水族館は、ゆっくり見たら1日はかかってしまいそう。300人収容の水族館レストランもありますので海底の旅に疲れても安心です。世界一長い水槽トンネルを体験して、友達に自慢しちゃいましょう!以上、上海ナビがアジアでも最大級を誇る水族館「上海海洋水族館」をご紹介しました~。

記事登録日:2006-12-13

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2006-12-13

利用日
女性 男性