宋芳茶館

SONG FANG宋芳茶馆

閉店・移転、情報の修正などの報告

いつか日本でも目にするかもしれない注目のティーハウスで、想像力をかき立てるお茶の世界に心酔!

こんにちは、上海ナビです。 ダウンタウン中心部にあたる淮海中路の賑やかな大通りを南に少し入って行くと、街並のどこかにノスタルジックな何かを感じる方もいるのでは?この辺りは、旧フランス租界時代の名残である欧風建築の一軒家が点在し、南京東路や外灘などとはまた違った上海の魅力を私たちに教えてくれるエリアなんです。
そんな昔からの愛らしい洋館が残るストリートに、突然大胆な姿で登場したのが、今回ご紹介する専門ティーショップ&カフェ「宋芳茶館」。従来の茶館や中国茶専門店のイメージを覆しつつも、この旧フランス租界地だからこそ見事にフィットしたこの “ニュースタイル茶館” をみなさんにご案内しましょう!
■ ショップを彩る愛らしいお茶と雑貨たち
陜西南路と永嘉路の交差点を西に入ると左手に見える、白壁にスカイブルーのフラッグがお店の目印。1階部分では中国茶と輸入茶、そして茶器や茶缶などが販売されています。
お店の中に入ると、スカイブルーの可愛い缶がズラリ!ここに約60種類ほどの中国茶と輸入茶が並べられています。
階段傍にはアンティークのブリキ缶がこんなに!
■ 中国茶1つも、厳選のものを
個性が光る「宋芳茶館」、オーナーはなるほど納得のフランス人女性。上海在住歴7年になるフローレンスさんは、クリスチャン・ディオールで4年間パリとロシアを往復する日々を送った後、ハーバード・ビジネススクールに入学。卒業後上海に渡り、再びディオールや有名なシャンパン会社でブランドマネジャーなどキャリアを重ねた後、今回、大好きな中国茶で自分のブランド「宋芳」を立ち上げるに至ったんだそう。洗練された雰囲気でありながら、相手を和ませてくれる空気を持った本当にステキな女性なんです。
こだわりのお店では、約40種の中国茶と約20種の輸入茶を販売。中国茶はポピュラーなものから一般的なお店で見つけにくいレアな品種を取り揃え、フランスから輸入されたフレーバーティーの茶葉にも中国産のものが使用されているんですよ。では、ここでその一部をご紹介しましょう。

★ 中国茶(価格は全て50g単位の売価)

「龍井茶」
中国で最もポピュラーな緑茶の中でも有名なのは、杭州の西湖を産地とする「龍井茶」。品質の違いで細かく等級分けされています。
(右から)1級/180元、2級/100元

「太平猴魁」、「安吉白茶」、「黄山毛峰」
緑茶の中でも高級品の「太平猴魁」(写真下の右/250元)と健康に良い「安吉白茶」(写真下の左/200元)。「太平猴魁」は1915年のパナマ万博で金賞を受賞し、世界中で有名に。「黄山毛峰」(写真上/80元)は最も一般的な緑茶ですが、清香高く甘みのある味わいで広く知られています。

「鉄観音」
日本人にとっての“中国茶イメージ”といえば烏龍茶や鉄観音。これらは半発酵の青茶と呼ばれています。“香り高い観音様のお恵み”の「鉄観音」はカテキン含有量が多く食後に最適。
(右から)1級/280元、2級/130元、3級/80元

「人参烏龍」、「奶香烏龍」
烏龍茶にアロマ効果を加えた「人参烏龍」や「奶香烏龍」なども、香りによるリラクゼーション効果があるおススメのお茶。人参烏龍は飲んだ後に身体が暖まる効果があり、奶香烏龍はほんのりミルクの香りが心を落着かせます。
(左)人参烏龍/70元、(右)奶香烏龍/80元

他にも普洱(プーアール)茶や茉莉花茶、中国紅茶でも“紅茶のシャンパン”と呼ばれる祁門(キーマン)特級や正山小種(ラプサンスーチョン)など豊富に揃うので、ぜひショップスタッフにお尋ねください。

★ フランス輸入茶(価格は全て50g単位の売価)

さらに、こちらのお店で注目して欲しいのが輸入茶。これらの茶葉は中国産のものを使用し、フランスでフレーバーティーへのプロセスを経た後、再び中国へと輸入されたものなんです。立派なマドモワゼルに変身して戻ってきた中国茶葉のフレーバーティーをここで一部ご紹介しましょう。

「アールグレイ・ブルー」
アールグレイ・ブルーは、通常のもの(左)とオーガニック(右)の2タイプ。青い花はわすれな草で、キレイな色合いが目も楽しませてくれます。エレガントな香りが広がり、ついつい飲みたくなるお茶の1つ。いずれも80元。

「ETNA」
こちら「ETNA」はベルガモット系アールグレイに松のチップで燻して香りづけしたスモークティー。中国紅茶の「正山小種」に近いフレーバーです。ドライな状態では強いスモーク香がしますが、淹れるとほどよく押さえられ、大人な味わい。和菓子などとも合いそうです。80元。

「西蔵之秘(チベットの秘密)」、「ラサ」
エキゾチックな名前の「西蔵之秘(チベットの秘密)」は紅茶と緑茶をブレンドしたもの(左/90元)。香り高い割に、クセが無く飲みやすい仕上がりなんです。また、紅茶と烏龍茶をブレンドしてわすれな草を加えた「ラサ」(右/100元)も、甘くスモーキーで複雑な香りが魅力的。

「Pomme d’amour(リンゴの愛)」、「香料(SPICES)」
(左)リンゴにキャラメルを加えた「Pomme d’amour(リンゴの愛)」は、見た目もキュートで、甘い香りが幸せな気分にしてくれるおススメの1品。(右)「香料(SPICES)」はブラックティーにスパイスフレーバーを加えたもので、清涼感のある個性的な香りです。いずれも80元。

「上海之夢(上海ドリーム)」
濃厚で甘いチェリーフレーバーが女の子の心を一瞬で掴みそうなのが「上海ドリーム」。茶葉に初対面した時の弾けるように強い香りとは対照的なほど、飲むとまろやかで深みがある味わいは、まさに“上海的”かも。価格/80元

「東京之春(東京の春)」
実は日本への交換留学経験もあるオーナー、日本文化への造詣も深いんです。こちら「東京之春(東京の春)」は緑茶にレモン、キンカンをブレンドした爽やかなフレーバーで朝の一杯に最適。

その他、ロシアやチュニジアなどをフィーチャーしたものなど、個性的な品揃え。ぜひカウンターでさまざまな香りを楽しみ、お気に入りのフレーバーティーを見つけてくださいね。

■ お茶だけでなく、茶器や茶葉の保存グッズまで!

茶器やプレートはお店のロゴと同じ「宋芳」ブランドのもの、ほんわりした農民画が描かれたタイプ、そして正統派中国茶器までが揃えられているんです。

★「宋芳」シリーズ
お茶を買うならぜひ保存用の缶も一緒に!こちらとても密封性の高い容器で、お茶の保存には最適。三段タイプは複数の茶葉を一緒に保存できる優れモノです。
(左)58元、(右)88元
ホワイトとスカイブルーの2タイプから選べるファイン ボーン チャイナのティーセット。
ティーカップ/138元、ポット/398元、プレート/118元、ポットカバー/168元

★「農民画」シリーズ
中国人がよくしているみたいに、茶葉を直接カップに入れて飲むのも楽。このカップなら蓋が付いているので茶葉を蒸らす時にも困りませんね。 蓋つきマグカップ/166元
農民画シリーズはカップやポットの種類(サイズ)がいつくかあるので、自分にとって使いやすいものをぜひ選んでみてください。
ポット/436元、小皿/56元、茶葉保存器/696元

★アンティーク茶器
こちらは一昔前の上海家庭で使われていた茶器たち。近頃では本当に見ることも少ないのですが、今だからこそ味のあるスタイルがいい!値札はありませんが、販売してくれるそうですよ。

★中国茶器
中国茶器も専門店ほどの品揃えではありませんが茶壷、茶杯、聞香杯などいろいろ購入可能です。茶壷は380元、480元、620元、830元、1,280元と5クラスの価格帯で販売されています。 右下の写真の茶壷は480元。

■ カフェスペースもこんなに爽やか

2、3階はここでのんびりティータイムを過ごせるカフェスペース。
2階のカウンターには、1階で販売されているものと同じお茶が、ミニチュア版の缶に入って並べられています。
鳥かごをモチーフにした竹細工の照明がとってもキュート!椅子も竹製のものが使われ、中国の農村をイメージしたという空間は、どことなくフレンチな気分でとても居心地いいんです。
こちらでは、お茶の種類によって中国茶器や「宋芳」オリジナル茶器を使い分け、それぞれのスタイルでティータイムを楽しめます。
3階も、スタイルは2階と同じ。ちなみにウォッシュルームは2階の階段脇にあります。
天気がいい日は、窓からの景色もこんなに穏やか!時々うるさくて嫌になっちゃう通りの喧噪も、ここにいるとむしろ温かい和みの音に聞こえてしまうのが不思議。

■ 最後にちょっとティータイム

普通の中国茶は無意識のうちに日常からいろんな種類のものを飲んでいるナビ、今回は上海に来て以来、飲む機会が少なくなったフレーバーティーを試してみることに!
※メニュー中の「Black Tea」とは、英語で紅茶の意味です。(中国語の黒茶=プーアールではありません。)
まず気になった中国茶が「奶香烏龍」。コンデンスミルク好きにはたまらないミルキーで甘いフレーバーティーです。こうしてお湯を注がれると、通常の烏龍茶よりもまろやか、ミルクフレーバーも控えめで上品な仕上がり。(48元)
さらに「上海ドリーム」(48元)とスイーツを一緒にいただくことに!お茶は甘くて芳醇なフレーバーがリッチな気分。お好みでミルクと砂糖を加えてくださいね。ポットには4~5杯分くらいのお湯が入っているので、お友達とシェアするととってもお得。
4種のクッキーが楽しめる「クッキーアソート」(30元)と「アールグレイのフィナンシェ」(40元/2個)は、新天地のカフェ「VISAGE」のパティシエの手によるもので、オーナーのお墨付き。アールグレイの風味がほんのり漂います。他にマカロン(40元/4個)もありますよ。
また、「宋芳チョコレートケーキ」(40元、土日限定)はオーナー自身が焼き上げるケーキで、チョコとバターと卵のみで焼き上げた口あたりはケーキとムースの中間でしっとり柔らか。色と質感がどことなく日本の羊羹のようで、そんな風に考えるとなかなか粋かも!オーナーも「なるほど、確かに羊羹みたいだわ」と納得してくれました(笑)。
勢いに乗ったナビ、「アイスクリーム」(40元)まで頂いちゃいました。ジャスミンティーとアールグレイから選べますが、今回はフィナンシェも食べていたのでジャスミンティーをセレクトしてみました。普通のアイスクリームより粘性が高く、コクのある贅沢な食感です。
静かな住宅街に突然登場したお店は、透明感があるシンプルな佇まいのせいもあって注意していないと見落としそう!しかし、8月8日にオープンして約2週間で、早くも週末には男女年代を問わず、地元の人々や欧米人が集まって語らうサロンになりつつある様子。いつもは香水を身にまとっている方も、今日は香水オフでぜひステキなお茶の香りに包まれてきてくださいね。
京都が大好きで、日本での出店も考えているというオーナーさん、いつか日本でこちらのお店を目にする日が来るかもしれません。
以上、上海ナビがお届けしました。

記事登録日:2007-08-28

ページTOPへ▲

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2007-08-28

チェックイン日
宿泊数
部屋数 部屋1 大人 子供

関連記事

中国茶★特集、その1(茶葉編)

中国茶★特集、その1(茶葉編)

知れば知るほどもっと飲みたくなる!美味しいだけじゃなくカラダに良い効果も併せ持つ魅惑の中国茶ワールドへようこそ!