上海人Tina的☆お正月の過ごし方

上海人は春節をどう過ごすの?上海っ子のTinaが我が家のお正月を大公開しちゃいます!

ノンホー(上海語でこんにちは)!
生まれも育ちも上海、生粋の上海っ子Tinaです。
みなさん、上海ではどのように新年をお祝いするか、見てみたいと思いませんか?そこで私の家ではどのように今年のお正月を迎えたか、ご紹介したいと思います!

~大晦日~

私たちにとって、旧暦の大晦日はとても重要。新年を祝う行事の中でも、クライマックスは除夜に一家団欒で食べる “年夜飯” (年越しの晩餐)なんですよ。
必ず食卓にのぼるのは春巻。春巻には、新春を迎えるという意味があるんです。一年の計は春(元旦)にあり。だから旧暦新年を過ぎる時、どの家でも春巻を食べます。 こうやって皮から自分で作るんですよ。おいしそうでしょ?
待ちに待った除夜の晩餐の準備がついに整いました。来たる年の身体健康、歳歳平安を祈ります!さぁ、乾杯しよう~!
では、いただきま~す!!
左下の料理は 「鰻香」 で、右下のは 「紅焼鲳魚」 。魚もお正月を迎える時に不可欠な主菜です。なぜだと思いますか?それは中国語で 「年年有余 (余=魚) 」 という、毎年の豊穣を意味するおめでたい言葉にかけているからなんですよ。
左下が「什錦烤夫」で、右下は「絲笋焼肉」です。この2つは私の家で祝日を祝うお決まりの料理なんです。どちらも作る前に、烤夫(グルテン)と竹の子を必ず水でもどしておかなければなりません。戻す(発)という字は中国語では盛ん(旺)を表し、弁舌の才を高めるといわれているんですよ。だからこの料理を食べれば、新年は身体が健康であって、事業が盛んであって、何でも盛んになるというわけ。
他の料理にも、いろんな意味があります。
「地三鮮」・・・三陽開泰 (春が来て、万物の生気が満ち溢れる)
「青菜頭」・・・有好彩頭 (商売や勝負事など吉兆が現れる)
「八宝飯」・・・八宝進財 (お金や子宝などに恵まれる)
また除夜には、友達みんなから携帯電話で祝福のショートメッセージを受け取って、同時に自分も他の人に祝福を送ります。忙しいね!

夜12時ぐらいになると、一斉に爆竹を鳴らして新年を迎えます。
翌日の朝、外は爆竹の残骸だらけ。火薬が包まれていた赤い紙があちこち散乱しています。

~旧暦1月1日~

旧暦の元旦は、親戚一同が集まって年始のあいさつ。子供達はお年玉をもらえます。
テーブルに並んだ 金柑、甘橘(小ぶりで甘いミカン)、ピーナッツ、開心果(ピスタチオ)、胡桃など。これらはおやつですが、お正用には不可欠なものなんです。
お正月は何をして遊ぶかというと、大人達はトランプや麻雀をします。子供達はコンピュータゲームをしたり、テレビを見たり。
晩ご飯の後で、家族みんなでいっしょに花火をします。きれいでしょう!

~旧暦1月3日

そろそろ家にいるのも飽きてきたので、友達とカラオケに出かけました。3人で4時間も歌って、楽しかったです!春節期間はカラオケ店はとても混むので、事前に予約しておいたほうがいいですよ。

~旧暦1月5日~

旧暦新年で2度目の爆竹を鳴らして、財神(商売、金運の神様)を迎えます。
(旧暦1月4日から5日に変わる瞬間か、5日の朝に鳴らすことができます。)
商売をしている人は、この日は必ずお店を開けて少しでもよいから取引をすると、その一年の商売が繁盛するといわれているんですよ。

~その他~

新年の前には、干支や「福」の字などのお正月飾りを買って、楽しい雰囲気をさらに盛り上げます。 新年の前には、干支や「福」の字などのお正月飾りを買って、楽しい雰囲気をさらに盛り上げます。

新年の前には、干支や「福」の字などのお正月飾りを買って、楽しい雰囲気をさらに盛り上げます。

これは 「奥運五福娃」 (北京オリンピックのマスコット)。かわいいでしょう?私のおばさんが自分でビーズで作ったんですよ。今年らしい装飾品になって、いいですよね!

上海家庭のお正月の様子、いかがでしたか?
今年も日本のみなさんにとってよい年でありますように!新年快楽(シンニークワロッ)~!!

その他情報

レポーター: Tina  年齢: 21歳 出身地: 上海 滞在歴: 生まれてからずっと コメント: 今年の目標は、日本語がもっとうまくなること!! シリーズ名: 上海人的上海指南 

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2008-02-14

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