五月天(メイデイ)上海コンサート☆レポ!(2008年4月)

上海の八万人体育館で開催された、五月天“回到地球表面”コンサートに行ってきました。

こんにちは、ジェイ・チョウ迷 (ミィ=ファン) の千秋です。
明日から労働節休みという4月30日の夕方、上海人の友達から 「今夜の五月天、チケットあるんだけど見る~?」 との急なお誘い。「え~、行く行く!」 とふたつ返事したミーハーな私。でも人気があることは知っていても、実は彼らの曲どころか、どんな顔かすら分からない…。オフィスの中国人スタッフたちに 「五月天って、グループだよね?」 とか聞いてるレベル。これは会場に向かう前に、ネットで検索して予習しておかなくちゃ!
五月天 (メイデイ) ってどんなグループ?
1997年に誕生した台湾のロックグループ5人組。ティーンを中心に爆発的な人気を獲得、日本のGLAYとの共演でも話題に。2001年にメンバーが兵役に就くため活動休止するもその人気は衰えず、2003年に復帰を果たし今もアジア全土で活躍中…なんだそう。ふむふむ。

★アシン(阿信)  ヴォーカル
★シートウ(石頭)  ギター
★モンスター(怪獣)  ギター
★マサ(瑪莎)  ベース
★ミン(冠佑) ドラム
日本でも2006年1月に大阪で、そして2007年10月には東京でもライブを行っているのね。五月天に関する詳しい情報はコチラ↓
日本公式サイト www.rockrecords.co.jp/asia/mayday

■ コンサート会場へGO!
17:45 静安寺発 ⇒ 徐家匯へ
タクシーで徐家匯エリアにある会場へ。写真の右の建物が上海大舞台 (旧称・上海体育館)、左が八万人体育館 (正式名称・上海体育場)、この2箇所では海外の有名アーティストのコンサートもよく行われるんですよ。イベントのある日は、開演前になると付近の道路がひどい渋滞で動けなくなります。以前、リーホン(王力宏)の上海大舞台コンサートに遅刻しオープニングを見逃したことを思い出し、今日は余裕を持って、開演時間より1時間以上前に着くよう早めに行動。

■ コチラが八万人体育場(上海体育館)です
18:20 会場到着
本日の会場、八万人体育館に到着しました。こちらの施設には、4つ星ホテルの富豪東亜酒店 や多数の飲食店が併設されているんですよ。ホテル内には、スタジアム内が見える客室もあるんですって。ここに泊まればタダでコンサートが見られる~! でも窓は防音なので、音は聞こえないんだそう。
今年8月の北京五輪では、サッカーなど一部の試合がこちらのスタジアムで行われます。
コンサートにつきものの物売りがたくさんいます。光るスティックや角 (つの) 付きカチューシャなど、なぜか売られているのは青色に発光するものばかり。

五月天のグッズもたくさん売ってます。正規品じゃないと思われるポスター、うちわ、バッジなど、通り道に布を敷いて並べてあるので、歩きにくい事この上なし。
オフィシャルの上海コンサート限定Tシャツの売り場には、長い行列が。
スポンサーの飲料メーカーが、こんなものを配布してました。「握住你的純真・五月天」と書かれた、応援用スティック。空気を入れてふくらませ、2本をバシバシ打ち合わせます。私もなんとなく4セットももらっちゃった…(結局使いませんでしたが)。もし欲しいという方がいらっしゃいましたら、上海ナビまでご連絡を。
ゲート前で記念写真を撮るファンの子たち。いや~、年齢層が若い! ほとんどが20歳前後なのでは?もしかして私、浮きまくってる?! いえいえ、そんなコト誰も気にしないのが、この国のよいところ。
19:20 会場内へ
だんだん辺りが暗くなり、開演時間が近付いてきたので、ゲートへと向かいます。
チケットのチェックは2回あったけれど、手荷物検査は全くなし。カメラの持ち込みもOKのようです。やった~、撮影可能だ♪ でも、スタンド席だから望遠レンズでもちょっと厳しいかも?

スタンド内へ一歩足を踏み入れてビックリ! 客席のファンたちが持っているスティックのカラーがブルーに統一されていて、まるで夜空に星を散りばめたようにキレイ!! これって五月天のファン・ルール? だから会場の外で青いスティックばかり売ってたんだ~。
昨年 「離開地球表面 (地球表面から離れよう=ジャンプ!)」 上海コンサートを成功させ、ファンの熱い要望に応えて実現されたという今回の追加コンサートは、その名も 「回到地球表面 (地球表面に帰ろう)」。彼らにとってこれが大陸での、今年最後のコンサートなんだそう。ちなみに八万人体育館はこのコンサートを最後に、北京オリンピック準備のため封鎖されます。

「内場 (アリーナ席) は1000元 (約1万6千円) 以上もするらしいよ。」 と友人。スタジアムが大きすぎるためなのか、スタンドもアリーナも、ステージから遠い部分は席が設定されていない様でした。スタンド席では空席がかなり目立ったので、この日のお客さんの総数はざっと見て3万人くらい?
19:50 開演
予定よりちょっと遅れて、いよいよコンサートがスタート。
ステージを覆ったスクリーン上にメンバー出演のショートムービーが映し出され、客席のファンからはキャー!!と一斉に黄色い声が。そしてスクリーンが取り払われ、ステージに五月天のメンバー達が登場!
曲が始まると、リズムに合わせてスティックを振りながら歌うファンたち。アリーナ席はさすがに熱心なファンたちが多いのか、スティックの動きも大きく、ステージと一体化してるわ~。スタンド席でも歌いながら踊ってる子が多くて、みんな楽しそう。ん~、私も一緒に歌いたいけど、歌詞がわからない~!

五月天に相当疎い私でも、なんとなく聴き当てられた曲(たぶん)は以下。
「為愛而生」 「離開地球表面」 「天使」
「我又初恋了」 「知足」 「温柔」
息をつかせぬ勢いで、次から次へと曲をつないでいきます。時折、花火なども打ち上げられて迫力満点。
曲の合間に入るMCは、とっても上手なんだけど、やたら格好つけたクサイ語り口でツッコミどころ満載。でも具体的に何て言ってたかは、スミマセン覚えてません…。
今まで五月天はお子ちゃま限定だと思っていたけれど、元気になる曲やしっとり聴かせる曲、台湾語の歌詞などバラエティーに富んでいて、なかなか面白いということを発見。
なによりも私が気に入ったのは、たぶん全曲?真唱 (その場で本当に歌う) だった点。中華の明星(スター)たちのコンサートは、ほんとに假唱 (口パク) が多いんです。ライブの醍醐味はやっぱり臨場感! 多少音を外すくらいでOK! 歌唱力も、これで真唱だったらなかなかのもんです。
途中で、マレーシア出身の男子デュオ 「無印良品」 の品冠 (ヴィクター・ウォン) 登場! 中央のスクリーンに、メガネをかけた彼のアップが映ってるの、わかりますか? アシン(阿信)との息のあったトーク後、曲を披露。「ラブソングの王子」 と呼ばれるだけあって、さすがに歌が上手い! 品冠と五月天とは、阿信が品冠のアルバム製作総指揮を担当したり、五月天の他メンバーたちがまた別のアルバムにゲスト出演したりと、長いお付き合いがあるんだとか。

他のメンバーがステージ上に戻ってきて、「まだまだ続くよ~!」 と次々にヒット・ナンバーを繰り出します。いったい何曲やるつもりなの? 彼らに負けじと声を合わせて歌い、スティックを振るファンたち。それとは反対に、ちょっと疲れが見えてきた私たち…。
あ、私でも歌えるくらいの大大ヒット曲 「恋愛ing」 だ~! 曲の途中で会場内を、右スタンド・中央アリーナ・左スタンドの3チームにわけて、L・O・V・Eのコール合戦。ファンの子たちが振りつきで 「エル!」 「オー!」 とやってるのを見て、「ワーイエムシーエー(YMCA)!」 を思い出した私。
ラストの曲は、風車のような回る花火で彩られ終了。この時すでに夜11時近く、すでに3時間もの長丁場。にわかファンの私たちにとっては、もう充分満腹デス! 帰りの足が心配なので (終了後の会場周辺はタクシーの争奪戦、バスも長蛇の列)、アンコールを待たずに会場を後にしたのでした。いや~、でも予想してたよりもずっと楽しめました! 謝謝、五月天!

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2008-05-05

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