ゆいころりんの杭州・上海旅行記- <前編>

杭州にいる友人てんてんを訪ねて、ソウル・杭州・上海をめぐる一人旅 (杭州・上海編) <前編>

はじめまして。ゆいころりんといいます。
アジアを旅するのが大好きな私は、今回杭州で働く友人のてんてんに会いに行くために、
ソウル・杭州・上海 を巡る一人旅にでかけました!
上海ナビでは、杭州・上海の旅についてレポートしたいと思います?

一日目はソウルにいました)
ソウルの仁川空港に着いたのは、ボーディングぎりぎり。。。
実はソウルで寝坊をしてしまったため、あわてた出発になりました。
汗を拭き拭き乗ったのは
アシアナ航空 OZ359便 ICN(仁川)→HGH(杭州)
ちょっと小さめの飛行機の機体を見ると、おお、スターアライアンスデザイン!めずらしい
(ここは飛行機マニアのみ驚いてください…)
しっかり写真に収めましたよ。
中に入るとほとんど人が居なくて、10%ほどしか埋まっていませんでした。 小さい飛行機でしたが、機内食もばっちり出たので楽しみながら食べて眠りに着きました。

おきてみると、もう外は杭州空港に到着。少し遅れて杭州につきました。
香港以外で考えて、初めての中国大陸の空港。
思ったよりもキレイな空港でした。トイレとかも綺麗でしたよ。
早速空港の売店では、店員さんとお客さんが大声で喧嘩をしており、パワフルさに圧倒されました。
そのわきでこそっとミネラルウォーターを買ったのですが、会計をする店員さんもほとんど私を見ず、料金だけ私に言ったあとは喧嘩に加わっていました^^;
ソウルではお金が足りなくなったため、失敗を繰り返さぬようにお金を多目に両替。相場が分からないため55000円ほど替えました。
 
早速エアポートリムジンに乗り込むと、結構混んでいました。
横に座ったおじさんが、なにやらたくさん話しかけてくれるのですが、
一応中国語で「すみません、私日本人なんでちょっと分かりません」
と情けないながらに答える。
ちょっとだけ分かったことは答える、くらいにしかなりませんでした。
大学で中国語専攻だった私は、ホントに四年間勉強してたのかな…と
ちょっと落ち込みました。
そのおじさんはとてもいい人で、私が寒そうにジャケットを身体にかけていたのをみて、
すぐに添乗員の人にクーラーを下げるように言ってくれました。

杭州駅を経由し、小一時間バスに乗ると目的地の民航前につきました。
待ち合わせ場所は「黄龍体育中心」。そこからタクシーを捕まえようと思ったのですが、
ほとんどのタクシーは人が乗っていて全然捕まりません。
初めて歩く杭州の街は、歩行者用、自転車用、車用の道があり、
当初は自転車用の道に入り込んで捕まえていいものか迷ったのですが、
現地の人々はそんなの関係なく捕まえていましたので、まねをしてみました。
必死にあいているタクシーを探して手を上げては、
中国人のパワフルさに負けてとられてしまう。
負けじと先をとっても、乗車拒否されたり…。
国慶節が近いからなのかもしれませんが、思ったより大変でした。

10分くらい粘って嫌になったので、目的地まで歩いていくことに決めました。
地図はスーツケースの中に入れてしまっていたのですが、
日本でみたとおり一本道でしたので、大体頭の中にあったとおりに歩いていくと、
40分ほどでようやく到着。 待ち合わせの「黄龍体育中心」につきました!
後に地図で調べると約2キロくらいだったみたいですが、使ったスーツケースの動きが軽快だったので、ソウルで食べた分を取り返す!位の気持ちでたやすく歩くことが出来ました。
あと、楽なサンダルを履いていったのも正解だったなぁ。
ちょうど歩いて着いた頃にてんてんに携帯で連絡。 上手く出会うことが出来ました!
歩いてきたことには些か驚かれましたが…。
久々に会ってもお互い全然変わってないから楽しい!
色々日本のものを買ってきた御礼にと、てんてんからお食事をごちそうになりました!
「外婆家」と言うところでした。杭州では有名なレストランだということ。
とてもオシャレな感じのレストランでした。
*「外婆家」 http://www.waipojia.com.cn/ *

ちょっと混んでいたので、少しだけ待つ事に。
ただ待ち時間に、他店舗の机と椅子に座って待っていいと言うのはびっくりしました。
実際いいとか悪いとかじゃなくて、皆さんアタリマエのように待ってるんです(爆)
杭州名物のトンポーローや龍井炒めエビを食べましたが、ほんとにおいしいっ!
エビが大好きな私にとってはパラダイスです。ほかに、エビの丸揚げもがっつり食しました。
はじめはたべられないやろと思っていたのですが、あれよあれよと言う間に胃の中に。
エビパラダイスでした☆ご馳走様。
また、トンポーローはみた目ほど脂っこくなく、ほどよく油が落ちていて、
何となくぶりの照り焼きを思い起こさせました。

ちなみに、かなりの量が出てきたのですがほとんどを食べきった私達。
てんてんいわく「日本人は残したがらないけど、
中国人は残すのが当たり前と思っているから、こんなに量が多い」 とのこと。
食べきると「足りない」という意味合いにつながるからでしょうか。
確かに日本では「残す」事が失礼に当たることもありますしね。 文化の違いです。
あと、中国では席に「お碗」と「皿」が置いているのですが、
何でもとり分けるときにはお碗を使うときかされました。
お皿はなにに使うかと言うと、骨とか肉のスジとかに当たった時に
食べクズをおくのだそうです。
そうなのか!日本だと何となく逆よなぁ。食べクズ見せたくないし。

本場の中華料理を堪能した後は歩いててんてんの家に向かいました。
途中スーパーで買い物をしましたが、白桃などの果物がものすごく安かったです。
マンゴスチンやドリアンなども売っていたので気付いたのですが、
杭州って、かなり南方なんですよね。
スーパーでは、てんてんオススメのお菓子と
のむヨーグルト二つを買いました。
ヨーグルトは激ウマでした!
右の袋に入ったタイプの物は、先っぽを切ってチューチューすってのみます。
真ん中は達能(ダノン)特濃のむヨーグルト。 もうこれがめちゃウマで!!!
日本にはない濃さでした。
この旅行中一日に一回はのむこととなりました。
ちなみに大体3元でうってたので。。。約45円か!
袋の方はもっと安かったです。日本円では30円とかそれくらい。

てんてんのお家は団地の五階。
団地の入り口ではおば様たちが「保安」と言う名の井戸端会議に花を咲かせていました。
エレベーターはなく、一緒に重いスーツケースを持って上がってくれました。
お家はシェアされていて、中国人の女の子と住んでいるということです。
何か、中国旅行で普通の家に泊まるって変な感じなのですが、
それはそれで普通の生活感がわかって楽しいですね。

あと、中国のアパートは殆どらしいですが、
トイレとシャワーが一緒で、バスタブがありません。
シャワーカーテンをつける部分がある程度です。
なので、水は全部トイレの方にも流れていきます。
これは日本人としては落ち着かないなぁ。

てんてんは(私もですが)根っからの日本人なので、床に座りたいらしく、
床に座るためにやすーいブロックマットを買ったということでした。
早速あけて敷き詰めてみると、中には何故か全然違う材質になる程の
失敗作が入っていたりして驚きでした。 ものすっごくガサガサ!
中国では10個買えば1個はおかしなものが入っていると思っても過言ではない!
とてんてん。
もちろん、それなりのお値段がかかるものであれば、そうではないのかもしれませんが。
一部だけ硬く変色したブロックマットは、日本では絶対出せないようなものでした(爆)
中国では偽札が多いということでしたので100円均一でブラックライトを買っていったのですが、 一枚もなかったです(爆)
いや、あっても困るんですけどね^^;
ちなみに、中国のお金はブラックライトを照らすと、その額面の数字が浮かび上がるんです。
はじめてみたけど、何か幻想的?!でした。
ベッドは客人の私にあけ渡してくれることになりました☆ 何から何までありがたいことです。
大きなベッドに寝転がり、ゆっくり寝させていただきました。

2日目9/30

3日目10/1

てんてんのベッドから窓の外を見るととってもいい天気。
日差しがちょっと暑いくらいでした。
そう言えば、東京、ソウルはもう長袖を着た方がよい感じだったのですが、杭州は半袖じゃないと、暑いと言う感じでした。
この日の予定は、茶館にいくこと!西湖にいくこと!
お茶を頼むと点心食べ放題の茶館が杭州にあると、旅行の一ヶ月前くらいに知り、てんてんに興奮気味に話すと、「そんなところばっかりやよ~」とのこと。
「青藤茶館」は杭州でも有名で人気のある茶館だと言う事で、今回はそこにいってみる事に。
てんてんがちゃんと予約をしておいてくれたおかげで、すんなりはいることができました。
* 「青藤茶館」 *
奥の方の個室に通され、早速お茶を注文。 私は黄金桂を頼みました。
頼み終わった後は、早速バイキングコーナーへ! 果物、点心、アイスクリーム、お菓子…。
なんでもあります!最近やけに食べたかったざくろもあってとってもうれしかったです~。
日本では一個400円とかするんですよね。たくさんとって席に着きました。
パクパクと食べていると、お茶がもっとのみたくなってきます。 そうすると、部屋の端っこの方にある土瓶の中からお湯を注いで、何度でものむことができるんですよ。

そんな感じで長い間楽しめるので、中国の人たちにとって茶館は、一日かけてゆったりするところのようです。
中ではマージャン、カードゲームなどを貸し出していてみんなゆったり遊んでいました。
私も時間があったら一日のんでは食べて、カードゲームして、を繰り返すのになぁ。
そんなことを話していると、突然ウェイターがフルーツボールをもってきました。
その中には、何と蓮の実が!
中をわって、緑の実を出し、さらにそれをわって
中の白いものを食べるんです。
この写真は、未だ途中。
さらに中を食べると言う事です。
味は、ビミョウに苦い。ナッツみたいな感じでした。慣れないと、正直あまりおいしいとは思えない…。でも、体にいいということでした。
上海に移動する列車の時間も迫っていたので、後ろ髪をひかれながら、2時間くらいで帰る事にしました。
せっかく杭州にきたのだから「西湖」を見ないといけないと思い、茶館からあるいて向かう事に。
それがまたすごい人で!さすが国慶節です。
湖は思った通りびっくりするほど大きく、
眺めもよかったです。
時間があればゆっくりみてもよかったのですが、他にもしたいことがあったので、ちょっとだけ写真を撮って退散する事にしました。
本気で見るなら一日かけないと、って感じでしたね。
一旦置いていた荷物をとりにてんてんの家に帰る事に。タクシーに乗ったのですが、中国のタクシーは必ず運転席が金の柵か、プラスチックの板で覆われているんですね。これは襲われないようにするためらしいです。安全第一だよなぁと思いながらも、金の柵の間からお金を差し入れるのが、何となく可笑しかったです。
でも、タクシーはほんとに運転が荒い!
平気で右に左に振ってくるし、三車線ウインカーなく一気に車線変更!
さらにその直後そのまま真ん中の車線に戻って、スピードが遅いバスを追い抜く、とか…。
しかもすごいスピードなんです。 私も揺れる揺れる!
たまには面白いです…事故らないと保障があれば、ですが(汗)
てんてんの家に着き、スーツケースを閉めて、早速上海に向かう事に。 今回はタクシーではなく、家の前からでていたバスに乗りました。
バスの運転も荒く…、ゆられながら私はダノンヨーグルトをのんでいました。道は混んでいましたが 1時間弱で杭州駅に到着。
私達が乗るのは動車組(新幹線)D678次 杭州→上海南駅ゆき。
新幹線は待合所があり、ちゃんと乗る列車によって待合室の場所もちがいます。
それにしても、待合所もすごい人で座ることすら出来ない状態でした。
ボーっと待っていると改札が始まりホームへ。
この新幹線、最近導入されたもので、
杭州から上海を約1時間半で結びます。
まだまだ新しいので、みんなホームに入る新幹線を
見入ったり、はしゃいだりと楽しそうでした。
ちなみに中国人は「新幹線」とは言わないらしいです。 「動車組」というそうな。 中身は日本の新幹線と全くかわらずキレイでした。
トイレはちょっと汚れてましたが、てんてんいわく「あんなのきれいなほう」らしい。 椅子は向かい合っていて、動かせないのが残念ですね。
少し寝ていると、あっという間に上海南駅到着。
今回の宿、東亜飯店は上海の中心大通り、南京東路にあります。
* 「東亜飯店」 *

駅は人民広場駅から近く、地下鉄で向かう事に。
地下鉄から降りてスーツケースを押そうとすると、なーーーーーーーーーーーーんじゃ
こりゃ!!!!!!と言うほどの人だかり!!

ディズニーランドとか、そう言うレベルじゃありません。もう完全に、お祭ですよ。または花火大会。 前の人にピッタリついていかないと動けないんです。その上、前の人を待つほどおとなしくない(爆)上海の人たちはドカドカあたりながら動くので、大変な事に。
途中、いっぱい光るカチューシャだの、
ビニール風船のおもちゃを売る人だのがいてごちゃごちゃ。
日本人なら、大人はそんなもの買わない、って感じなのですが、
中国人は、カップルも、夫婦も結構買ってました! もう、テーマパーク感覚?
おそらく国慶節で物凄い人出だって言うのもあったのでしょうが、
これが中国か、といった感じでした。 …でも嫌いじゃないんですよね、こういうの☆
一応スリに気をつけ、がっちゃがっちゃとスーツケースを押しながら、
ぶつかり、ぶつかられでようやくホテルに到着しました。
この時点で結構くたくた…。
着いてからすぐに行こうと決めていた「智慧盲人按摩中心」に行きました。
足ツボマッサージ60分、全身60分を受けたのですが本当にうまかった!
つぼを心得ている人と言う感じでした。
てんてんを担当したお姉さんもうまかったみたいです。
2時間で123元。2000円弱です。う~ん、めっちゃ安い!
中国ではそうでもないのかもしれないけど、日本人にとっては破格ですね。
すでにこの時点で22時過ぎ。遅い時間まであいているのも助かりました。
* 「智慧盲人按摩中心」 *

リラックスした私達は、このあと遅くまであいているとネットでかかれていた
国際飯店近くの「乾隆美食」と言うレストランに行く事に。
ここも夜中2時まであいていると言うレストランでした。

ここにきたのは、「せっかくだから上海蟹を食べてみたい!」と言う私の希望から。

当初食べたいと思っていた、かに味噌チャーハンはメニューになかったのですが、生上海蟹の醤油漬けを食べることができました!これがまたおいしかった!生カニなんてなかなか食べられないし。味噌もおいしかったし!

ほかにも大きな肉団子のようなものを食べたり、大好物の麻婆豆腐を食べたり。
夜中にご飯をパクパク食べ、満足のままホテルにあるいて帰りました。

この日も夜遅くまで遊びまわったので、シャワーを浴びてちゃっちゃと寝る事にしました。

シャワーの前にトイレを使い、シャワーを浴びると、
浴び終わっても未だトイレの、水が流れっぱなし。
なんでだ…?よく見るためにタンクをあけると、ストッパーが弱くなっていて、
水を流した後も、ストッパーがくっつきづらくなっていました。
これは、泊まっているあいだに毎回ストッパー確認しないといけないぞ…。
ま、これくらい私にとってはなんともないのですが、泊まったホテルで、
トイレのタンクを開け放しておかないといけないのは初めてでした^^;

ここのホテル、冷蔵庫がなかなかつかない、など色々トラブルがありました…。
やっぱ、安いホテルだからね~と言う事で。
(でも、電話で呼ぶとすぐ修理屋さんが来てくれました)
このホテル、とても古くからある、由緒あるホテルで、
上海で最も古いコンクリート建築物の1つだそうな。

マッサージを受けたため、体がポカポカしていたので、ゆっくり寝ることができました。

<後編>へと続く???

その他情報

名前 : ゆいころりん /年齢 : 27歳 /出身地 : 大阪 (いまは東京に住んでます) /在中歴 : 中国大陸への旅行は、香港を省けば初めてです /コメント : アジア旅行が大好き!ナビも大好き!ナビをつかって台北やバンコクにも行っています。 バンコクナビやソウルナビにも旅行記があります。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2007-12-06

ページTOPへ▲

その他の記事を見る