「Sh Contemporary 09」に行ってきました!

アジアトップレベルのコンテンポラリーアート博覧会開催! 市内各地のアートイベントで芸術の秋を満喫しました。

こんにちは、上海ナビです。
今年も「Sh Contemporary(上海芸術博覧会国際現代アート展)」(9/10〜13)の季節がやってきました。上海ビエンナーレ同様、毎回各国のアートファンの注目を集めるこの博覧会ですが、なんと今年はナビ、VIPカードを入手してしまったのです! キュレーターやアーティスト、コレクターなどの関係者や招待客に配られるこのカードは、開幕前のプレビューやオープニングイベント、パーティーなどに参加できるほか、会期中は何度でも会場を見学することができるんです。今日は、見に行ったよという方、今年は行けなかったという方、そんなイベントがあったの?という方々のために、ナビの潜入レポートをお届けします!
メイン会場は、ポートマン・リッツ・カールトンホテルの向かいにあるゴージャスな建物「上海展覧中心」。てっぺんに星がついている、あの建物です。こういう展示会がないと、入れない場所なんですよね〜。

最新の現代アートがずらり

まずは開幕前のプレビューから。今回は、各国から300人のアーティスト、75のギャラリーが参展しました。「アジアトップの国際現代アート博覧会」の名にふさわしい、最新のアート作品がずらり。地元上海、北京、香港、台湾などの中華圏はもちろん、韓国、イタリア、オーストラリアなどから、最新の作品が上海に集結しました。会場は各国語が飛び交う不思議空間。特に日本人、韓国人のアート関係者が目立ちました。ナビが気になった作品はこちら!
もちろん、日本人アーティストの作品も目立ってましたよ〜。
金氏徹平

金氏徹平

岩崎貴宏

岩崎貴宏

東恩納裕一

東恩納裕一

草間彌生

草間彌生

富永愛子

富永愛子

澤田知子

澤田知子

ナビが釘付けになってしまったのは大巻伸嗣の作品です。なんと、会場のレッドカーペットの上に白い砂(?)で模様を描いてるんです。人が歩くとくずれて消えてしまうんですよ。
参加作品すべてをお見せできないのが残念……。でも、彼らは日本からの参展です。今ごろ日本の各ギャラリーに戻っているはず。気になる作品があった方は、ぜひ見に行ってみて下さい。
著名なアーティスト、話題作の周りには常に人だかりが。各国のプレスも取材対象を求めて駆け回っていました。

「M50」ではナイトイベント開催

お馴染みのアートスポット「M50」では、「Sh Contemporary」に参加したギャラリーがこの期間だけ夜もオープンしていると聞いたナビ。早速夕暮れ時に出かけてみました。
エントランスを入るとなにやら人だかりが……。なんと、バーベキューでした。アート関係者というよりも、参加者はその辺の近所のおばさんや子どもたちの方が多いかも。お肉や野菜の焼けるいいにおいがギャラリー街に充満。
限定夜オープンのギャラリーはこちら。上海を代表するギャラリーと言ってもよいですよね、「香格納画廊」です。普段は地元の若手アーティストの作品を扱っているこちらですが、今日は国際アート展にふさわしく中東の現代アートを展示していました。中東のアート? ピラミッド? と、乏しい知識しかないナビの先入観をぶちこわしてくれるような、不思議で興味深い作品が広い空間に置かれています。こちらは10月10日まで見学可能(通常18時まで。月曜休館)。

その他のイベント

関係者や招待客のパーティー会場として使われたのは「外灘18号」4階の「Lounge18」。最近内装が変わって、より居心地のよい空間になりましたよね。
併設の「18画廊」では、フランス、イタリアなどの映像作家の作品が展示されていました。こちらの画廊は通常も夜12時までオープン。食事の後の外灘歩きやバーに立ち寄るついでに、ぜひ訪れてみて下さい。
いかがでしたか? 期間中の3日間、ナビが参加できたイベントは以上。ほんのわずかでした。他にも淮海西路のアートスポット「紅坊」や、テレビ塔でもアート関連のイベントが開かれていたんですよ。まさに、街をあげてのアート博覧会なのです。現代アートというと、日本ではちょっぴり敷居の高い世界かもしれません。でも上海では、国際的なアートイベントにさまざまな人が集まって、自由に語り合ったり、お酒を飲んだりしながら鑑賞を楽しめるんです。皆さんも、上海に来た際はぜひギャラリー情報をチェックしてみて下さいね。
以上、上海ナビがお伝えしました。


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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2009-09-18

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