万博を終えて上海はどう変わった? オープンしたての最新スポット&最新交通事情と流行のキーワードを出発前にチェックしよう。
こんにちは、上海ナビです。
万博イヤーを終え、2011年を迎えた上海は少しずつ街が洗練されてきたような気がします。地下鉄や新幹線などの交通インフラが整い、ラグジュアリースポットや今まで日本にしかなかったお店も続々登場した2010年。今回は、間もなくオープンする新しいスポットをおさえながら2011年の上海旅行のオススメスタイルをどのガイドブックよりも早くお伝えしたいと思います!
カレンダー編
先ごろ発表された2011年の上海の祝祭日と連休の日程です。毎年変わるのでご注意を。祝日の前後は土日でも出勤、登校になることがあるため、ビジネスで上海を訪れる方、上海で働いている人や学生さんに会いに行くという方は事前にチェックを。また、連休中は中国国内の移動、中国から国外への移動が困難になります。
<春節(旧正月)>連休:2月3日(木)〜8日(火)
※1月30日(日)、2月12(土)は振替出勤日となり、平日扱いになります。
<清明節>連休:4月3日(日)〜5日(火)
※ 4月2日(土)は振替出勤日となります。
<労働節>連休:4月30日(土)〜5月2日(月)
<端午節>連休:6月4日(土)〜6日(月)
<中秋節>連休:9月10日(土)〜12日(月)
<国慶節>連休:10月1日(土)〜7日(金)
※10月8日(土)、9日(日)は振替出勤日となります。
2011年の注目イベント
2009年の会場の様子です。
上海モーターショー4月21日〜28日
会場:上海新国際博覧中心
国内外から多数の車ファンやビジネスマンが集まる恒例イベント。日本では車が売れないという現状を見越した日本の車メーカーが、どう中国市場に参戦しているのかも見どころ。セクシーなコンパニオンたちも毎年話題になります。
2011年世界水泳選手権
7月16日〜31日
会場:東方体育センター
世界のトップランク選手たちが出場する「世界水泳」が上海で開幕! 現在工事中の新しいスタジアム「東方体育センター」のこけら落としイベントとしても注目が集まっています。2001年の福岡大会以来となるアジアでの開催、ぜひ見にきて下さいね。
今年上海に行くならココをチェック!
<できたてスポット>
思南公館復興中路と思南路の交差点に位置するホテル&サービスマンション付きグルメスポット。まだお店は揃っていませんが(2011年1月現在)、雰囲気は充分楽しめます。サービスマンションの家賃は、なんと月数10万元だそう。どんな人が住んでいるのでしょうか。
上海日月光中心泰康路の「田子坊」南側に昨秋オープンしたばかりのショッピングモール。「がってん寿司」の2号店や、すかいらーく系列のファミレスが入っていることで在住日本人には既にお馴染みの存在となっています。田子坊の喧噪に疲れたら立ち寄ってみて。
新天地時尚新天地の南側に位置するショッピングモール。レッグウエアの「tutuannna」、下着店「ピーチジョン」、メガネ店「ゾフ」、雑貨店「フランフラン」など、日本人旅行者にとっても旅先で役立ちそうなお店も入っています。地下鉄10号線「馬当路」駅に直結しているのも便利。
ウォルドルフ・アストリア上海別名「外灘2号」。NYのマンハッタンに位置する超高級ホテルがアジア初進出の地に選んだのは上海の外灘でした。1階のティールームやロングバーなどは、宿泊客以外でも利用できるのでぜひ。上海最古のエレベーターなど、館内には文化遺産も多数残っています。
<もうすぐオープン>
十六舖
オープン時期:春頃
外灘の南に位置する船着き場がショッピング&グルメスポットに生まれ変わるそう。夜景も素敵なハズ。レストランも、スパニッシュやカフェなどオシャレなお店が勢揃いするそうです。
スウォッチ・アート・ピース・ホテル
オープン時期:春頃
「和平飯店」の南楼がアーティストのためのホテルに生まれ変わるそう。画家たちのアトリエを見学することもできるらしいですよ。残念ながら一般観光客は宿泊できないとのことでした。
上海環貿広場
オープン時期:夏(?)
かつて旅行者にいちばん有名だった淮海中路沿いの市場「襄陽服飾市場」が大型ショッピングモールに変身中。着々と工事が進んでいます。
上海外灘美術館
オープン時期:5月
「ザ・ペニンシュラ上海」の裏手に位置する現代アート美術館が、今年1月より改装工事を行っています。完成は5月だそう。どんな風にリニューアルするのか、ナビも今から楽しみです。
東方体育センター
オープン時期:7月
浦東の万博跡地付近に建設中の大型スタジアム。7月に開催される世界水泳の会場でもあります。今後も世界レベルの試合が多数開催されそう。スポーツファンは要チェックです。
<閉店しました>
え!? あのお店が? と、ナビもびっくりしてしまうような人気店がいくつか閉店、移転しています。主要ガイドブックにはまだ載っているはず。お出かけの際はご注意下さい。
2011年の流行とキーワード
中国館は5月まで見学できます。
万博跡地昨年末より今年の5月まで、中国館が再オープンしています。入場料は20元とのこと。ただ、現時点で連日大行列になっているそう。万博は見逃したけど雰囲気を感じたいという方にはオススメです。また、メルセデス・ベンツ・アリーナ(万博センター)では、3月に開催予定のイーグルスのライブをはじめ今年も大規模なコンサートが多数予定されています。中華ポップだけでなく、洋楽ファン、クラシックファンの方も会場の場所はチェックしておいてくださいね。
大人気だったたこ焼き。
各国グルメ万博で世界各国のグルメを楽しんだ上海人たち。「あの味が忘れられない!」という彼らのために、万博に出店していたお店の路面店が市内に続々登場しています。連日大行列を作ったたこ焼きの「くくる」、フードコート内で人気だったベトナム料理屋さんを始め、アフリカ館のレストランをプロデュースしていたタレントのアドゴニー・ロロさんが、アフリカ料理店を出す予定だという情報も。上海で上海料理だけを味わう時代はもう終わった!?
上海に来たのだから北京旅行もいかが。
新幹線上海—南京間、上海—杭州間の新幹線開通に続き、2011年6月にはいよいよ上海—北京間の新幹線が開通します! 全長1318kmという世界最長の高速鉄道となるこの新幹線、なんと最速4時間で北京に到着できちゃうんです。上海旅行の合間に北京への一泊旅行なんていうのも可能。万里の長城、北京ダック、オリンピックスタジアム、天安門……。ナビも週末北京旅行に出かけようかな。
郊外にも巨大駅が登場。こちらは「南翔駅」。
地下鉄韓国グルメスポットの龍柏、郊外型リゾートホテルや天文台のある佘山、小籠包発祥の地・南翔など、今までバスやチャーター車で一日がかり圏内だった郊外スポットが、市内から地下鉄で気軽にリーズナブルに行けるようになりました。豫園や外灘などの定番観光地では物足りないという方、郊外の街並が見てみたいという方はぜひ出かけてみて下さい。
2014年の完成を待つRockbund。
2014年オリンピックイヤー、万博イヤーなど、次なる目標年を決めて突き進むのが中国の発展スタイル。上海は今、2014年に向けて突き進んでいます。2014年は、皆さんもご存知のとおり上海ディズニーランドがオープン。世界最高層ホテルが入る「上海センター」は2014年末のオープンを予定していますし、裏外灘のリノベーションスポット「Rockbund」も2014年の完成を目標にしているそうです。今年よりも数年先の目標。このポジティブさが上海のパワーなのかも。
日本発のショップが大人気。
日本昨年秋ごろから、日本のファッションブランド、ショップ、レストランチェーンなどのオープンラッシュが続いた上海。その代表的な地下モール「五番街」は、休日ともなれば大混雑しています。また、春節の連休も「日本へのツアーは人気でもう予約できなかった。仕方ないからマレーシアにしたんだけど……」という友人がいたほど日本旅行が大人気。日中関係がどうなろうとも、日本ブランドの良さは上海でしっかり定着しつつあります。
いかがでしたか? 2011年もいろいろな変化がありそうな上海。今年もナビでは最新情報をお届けして行きたいと思います。
以上、上海ナビがお伝えしました。
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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2011-01-24