田子坊を歩こう!【2011年版】

見どころぎっしりの散策スポットで上海の流行をキャッチ! 進化する路地裏の迷宮を探検しよう。

こんにちは、上海ナビです。
上海の路地裏の雰囲気とアート、ショッピング、グルメが楽しめる人気スポット「田子坊」。ショップの入れ替わりも激しく、行くたびに新しいお店がオープンしているとあって、このエリアの散策を楽しみに上海へ行くというリピーターさんも多いのではないでしょうか。特に2010年後半以降は、地下鉄9号線「打浦路」駅の開通や大型ショッピングモール「日月光中心広場」のオープンで周辺は様変わりしています。今回は、そんな「田子坊」の2011年版楽しみ方をご紹介したいと思います。
最近の様子です(2011年2月現在)。
ペット連れが目立つようになりました。 ペット連れが目立つようになりました。 ペット連れが目立つようになりました。

ペット連れが目立つようになりました。

昔ながらの風景もまだまだ残っています。 昔ながらの風景もまだまだ残っています。 昔ながらの風景もまだまだ残っています。

昔ながらの風景もまだまだ残っています。

「打浦路」駅を攻略しよう

「田子坊」の最寄り駅は地下鉄9号線「打浦路」駅。2010年に開通したばかりとあって、駅構内はピカピカです。この駅に直結しているのがショッピングモール「日月光中心広場」。改札を出るとすぐ地下のフードコートがあります。
地下フードコートの様子。 地下フードコートの様子。 地下フードコートの様子。

地下フードコートの様子。

「日月光中心広場」のなかを通って1階に出るもよし、1号出口からそのまま泰康路へアクセスするもよし。ただ、「日月光中心広場」は徐家匯路にも面しているほど敷地面積が広いので、確実に田子坊側を目指すなら1号出口の場所を確認しておきましょう。
1号出口。

1号出口。

「日月光中心広場」の泰康路側外観。

「日月光中心広場」の泰康路側外観。

2011年版! 田子坊内のブームをチェック!

ここ1〜2年で増えているお店のジャンル、よく売られているものをご紹介します。意外やカフェ、バー、シノワズリグッズではないんですよ。でも、田子坊のブームは上海の街全体のブームと言ってもよいかも。
1、 東南アジア料理
田子坊内には現在なんと6軒もの東南アジア料理店があります(2011年2月現在)。ぐるりと一周すればタイ料理、インドネシア料理などの看板を2、3度は目にするはず。このうち1軒のとあるお店のオーナーさんいわく、「東南アジア料理好きが集まる場所になればいいですよね。今後もお店は増えそうな気がします」とのこと。楽しみです。
路地裏にスパイスの香りが。 路地裏にスパイスの香りが。

路地裏にスパイスの香りが。

2、各国料理
ぽつんぽつんとではありますが、看板を見て思わず引き返してしまうようなめずらしい料理を出すお店も増えてきました。本場スイスのチーズフォンデュ専門店、ブルガリア料理店、チベット料理店などなど。今後も日本でも食べられないようなめずらしい国のレストランがどんどん増えそうです。散歩やお土産調達だけでなく、食事をする場所候補として旅の計画を立ててみて下さい。
チベット料理店。

チベット料理店。

ブルガリア料理店。

ブルガリア料理店。

チーズフォンデュ専門店。

チーズフォンデュ専門店。

3、プロパガンダ&中国パロディグッズ
文革時代のスローガンをもじった言葉入りグッズ、中国の古い書物を模したノートやポーチなど、中国パロディグッズが今、田子坊内にあふれています。「革命基金」「為美女服務」など、中国語がわからなくても笑いどころはなんとなくわかるスローガン入りグッズも。欧米人観光客にも人気だそうです。
10元前後〜。バラまき土産にもいいかも。 10元前後〜。バラまき土産にもいいかも。 10元前後〜。バラまき土産にもいいかも。

10元前後〜。バラまき土産にもいいかも。

4、フォークロアな写真
こちらも田子坊内をざっと歩けば何回も目にするはず。上海郊外やチベット、雲南省などの田舎で撮った写真作品です。フレーム入りの作品はもちろん、気軽に買えるポストカード、写真集などもいっぱい。モノクロ写真に鮮やかな色を入れて加工したものなども。ギャラリー感覚で作品を鑑賞できるお店が数店舗あります。
写真ギャラリーも増えました。 写真ギャラリーも増えました。 写真ギャラリーも増えました。

写真ギャラリーも増えました。

話題のお店をチェック!

老相機製造坊

入り口に立っている2体の文革人形に思わず足を止めてしまうカメラ専門店。知る人ぞ知る上海のカメラメーカー「海鴎」のカメラを主に扱っています。「カメラのことはわからない」という方でも、店内のショーケースに並ぶクラシックなフィルムカメラの数々を眺めていると、思わず「写真、始めようかな」という気分になってしまうはず。古い写真を表紙にしたノートや写真集なども扱っています。専門家もそうでない人も楽しめるお店ですよ。
上海では若い人に古いカメラが人気。 上海では若い人に古いカメラが人気。

上海では若い人に古いカメラが人気。

根源上海

ちょっとしたお土産にぴったりのノートやメモ帳を扱うお店。プロパガンダパロディノートから、青花陶器の模様を表紙にプリントしたエレガントなデザインのものまで、さまざまなタイプの商品が揃います。ほうろうのカップや毛沢東バッジ、文革スローガン入りエコバッグなど、チープな中国をテーマにした商品も。中国らしいレトロな門構えにも思わず引き寄せられてしまいます。
ノートは1冊10元〜。 ノートは1冊10元〜。

ノートは1冊10元〜。

Alley

田子坊にある典型的レストランの代表としてご紹介。いつからなのか、東南アジア料理とパスタなどのイタリアンが両方楽しめて、カフェやバーとしても使えるレストランが田子坊の飲食店の主流になっています。2010〜2011年の冬は、「ホットワインが飲める店」もブームに。こちらのお店は気軽に利用できる外席が人気です。タイ風料理とイタリアン、お酒、コーヒーが楽しめます。
老房子でイタリアン。 老房子でイタリアン。

老房子でイタリアン。

上海琉璃芸術博物館

田子坊の泰康路側入り口の向かいにオープンした瑠璃ガラスミュージアム。台湾人アーティスト、楊恵姗の作品をメインに、国内外の瑠璃ガラス作品を展示しています。1階にはミュージアムショップと台湾料理やスイーツが楽しめるレストランがあり、見学客でなくても気軽に入ることができます。かわいいアヒルのオブジェが目印。
お土産調達にもぜひ。 お土産調達にもぜひ。

お土産調達にもぜひ。

オープン2年で老舗?

ショップの入れ替わりが激しい田子坊は、オープン2〜3年で老舗と呼ばれることも。ナビでご紹介済の人気店はこちらです。ぜひチェックしてみて下さいね。
いかがでしたか? 田子坊は上海のほかの観光地とは異なり、上海に住んでいる人たちの普段の生活にも溶け込んでいる場所です。それは、行くたびに新しいものを見せてくれる場所だからかもしれません。皆さんも上海人に混じって、素敵なレストランやショップ探しを楽しんでみて下さい。
以上、上海ナビがお伝えしました。





関連タグ:田子坊泰康路打浦路駅

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2011-03-31

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