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安うまチェーン☆「沙県小吃」大特集

蒸し餃子、ワンタン、チャーハンがイチ押し! 福建省発の庶民派食堂へ行ってみよう。

こんにちは、上海ナビです。
最近ナビが日本人旅行者の皆さんによく言われることといえば、「安くて庶民的な食事を楽しみたい!」「観光地やベタな場所に興味がない!」の二つ。「上海ナビって、高い店ばっかり載ってるよね」ということもたまに言われます。ということで今回は、中国の庶民派チェーン店の代表格「沙県小吃」を特集でご紹介。上海市内に500店舗以上あるのに、そのほとんどが観光地や主要繁華街からはずれた立地というのも旅人心をくすぐります。早速ご紹介していきましょう。

「沙県小吃」とは?

実は、チェーン系食堂としてはかなり異色の存在でもある「沙県小吃」。日本人的には、名前を聞いてもどんな料理が出てくるのかまったく想像がつきませんよね。いったいどんなお店なのでしょうか。
矢印の場所が沙県。上海より台湾に近いんです

矢印の場所が沙県。上海より台湾に近いんです

そもそも「沙県小吃」とは?
沙県は、福建省三明市内にある小さな街の地名です。小吃は軽食などの食べ物の意味。この地域では紀元前(周の時代)から小吃の文化が発展したといい、「沙県小吃」は“食べられる化石”とも言われているそう。客家料理の一つとしても知られています。黄河流域の中国史や福建省独特の文化、客家の文化も深く関わってきますが、ここでは尺がないため興味のある方はぜひ調べてみてください。
なぜ上海市内に数100店舗もの支店が?
「沙県小吃」は、上海市内だけでなく中国全土になんと約5万店舗(!)もあるそう。中国のどこの街に行ってもあるんですよ。しかも、フード系企業が展開しているのではなく、沙県出身者たちが店舗を出しているんです。
赤い横顔のロゴが目印

赤い横顔のロゴが目印

これも話が長くなるのでざっくり紹介しますが、お店が広がったきっかけは80年代末ごろから始まった沙県内の旧市街地の開発と、地元金融機関の破産。沙県にいられなくなった住民たちが中国全土に散らばったそう。沙県人は誰でも小吃を作ることができたため、移住先で食堂「沙県小吃」を開いたんです。その後、1997年に全国の「沙県小吃」をまとめる同業公会が設立され、2000年以降に沙県人が営む公認のお店のロゴなどができました。地方料理がこんなふうに全土に広がる例は日本にはないですよね。
市街地よりも郊外にたくさんあります

市街地よりも郊外にたくさんあります

「沙県小吃」のここが魅力!
「沙県小吃」は、経営者と同じような出稼ぎ労働者や貧しい層をターゲットに店づくりを行なっています。10元以内でお腹いっぱいになるメニューが多く、立地も古い住宅街や郊外の工業エリアに集中しているのはそのため。また、チェーン店のような管理はされていないため、お店によって味が違うのも魅力です。上海市内でも違いますし、四川省では辛口に、広東省では薄味になど、地域によっても違うそう。食べ比べも楽しめそうです。こんなふうに、経営者のさじ加減でうまくやっているのも大きな特徴。どの地方でも受ける、無敵のチェーン店だともいわれています。

「沙県小吃」に行ってみよう!

店内はたいていこんな感じ

店内はたいていこんな感じ

「沙県小吃」は、ご紹介したように経営者側も少ない資金で営業しています。そのため、店舗は居抜きの簡素なものばかり。サービスにも期待しないでくださいね。しかも、根っからの移住体質なのか2〜3年ごとに都市を移動している経営者もいるそう。ですので、『上海ナビ』では固定の記事登録をしていません。以下、旅行者も行きやすい「沙県小吃」の店舗をいくつかリストにしてみました。
※2017年8月現在の店舗です。通りに面していない、奥まった場所も多いのでご注意ください。

○人民広場エリア:漢口路665号(広西北路との交差点西側)
○淮海中路エリア:重慶北路132号(大沽路との交差点)
○文廟エリア:文廟路215号(文廟入り口付近)
○南京東路エリア:南京東路121号(アップルストア裏手)

このほか、観光地や繁華街ではない郊外の住宅地、商店街などで複数見つけることができます。経営者によって味などが変わるため、食事時に店舗を見て混み合っているお店を選ぶこともポイントになります。

「沙県小吃」でこれを食べよう!

「沙県小吃」は、入り口のレジで先に注文し、お金を払って席に着き、レシートを店員に渡すシステムが一般的。普通の食堂のように、テーブルでオーダーして食後に支払うお店もあります。メニューは掲示式、中国語のみなので、翻訳アプリと背伸びの指差しで。
レジで注文、支払いを済ませて、

レジで注文、支払いを済ませて、

レシートを店員に渡します

レシートを店員に渡します

各店で経営方針やメニューが異なるため、店舗によって扱っていない料理もあります。以下、基本的に代表料理とされるものを選んでみました。料理名、味付け、盛り付け、器なども各店バラバラなので、興味のある方は何軒かをまわってみてください。値段もまちまちなので、2017年現在の参考価格としてご覧ください。
今回3店舗をまわったナビ。全部のお店でメニューが違いました 今回3店舗をまわったナビ。全部のお店でメニューが違いました 今回3店舗をまわったナビ。全部のお店でメニューが違いました

今回3店舗をまわったナビ。全部のお店でメニューが違いました

沙県の名物といえばこの蒸し餃子。一口サイズです

沙県の名物といえばこの蒸し餃子。一口サイズです

特色蒸餃(8元)
福建省の餃子といえば、水餃子でも焼き餃子でもなくこれ。せいろで蒸した餃子です。しかもこの包み方は素人にはムリ。こういう技術が沙県では代々受け継がれているんですね。肉汁というよりも、ぎっしり入ったひき肉の食感を楽しむ感じの餃子です。
庶民派食堂の定食のおかずといえばこれが定番

庶民派食堂の定食のおかずといえばこれが定番

黄燜鶏米飯(22元)
骨付き鶏のぶつ切りとシイタケを煮込んだ料理です。醤油のような味噌のような、日本人の口にも馴染む味付け。これにご飯が付いてきます。ご飯付きの定食もいろいろありますが、ナビのイチ押しはこれ。ただし、扱っているお店は少なめです。
薄皮でつるつる

薄皮でつるつる

美味饂飩(6元)
カモがらスープ、ハトがらスープなどさまざまなスープのワンタンがある「沙県小吃」。初心者はオーソドックスな鶏がらスープワンタンを。皮が厚くてごろっとした上海式ワンタンに対し、福建省のワンタンは薄皮でつるつる。おかずのサイドにぴったりです。
ただ和えただけの素朴なおいしさ

ただ和えただけの素朴なおいしさ

麻辣葱油拌麺(8元)
「沙県小吃といえば麺料理!」という人もいるほど、麺の種類も豊富です。ナビがチョイスしたのは、おそらく上海風にアレンジされている和え麺。ネギ油とラー油を和えた辛口麺です。シンプルで飽きのこないおいしさ。ほかにスープ入りの麺、焼きそばもあります。
定番の卵チャーハン

定番の卵チャーハン

蛋炒飯(8元)
2017年現在、屋台のチャーハンでも相場は10元だというのに、店舗で食べられてこの安さ! 定番の卵チャーハンです。こういうメニューはハズレがありません。香ばしくて素朴な風味です。
花旗参烏鶏湯(12元)/老鴨湯(9元)
ご飯物のサイドに頼みたい煮込みスープ。左は烏骨鶏のスープ、右はカモのスープです。それぞれ「養顔(美容)」「清涼降火(火照りを抑える)」などの薬膳効果をメニューに付記しているお店もあるので、自分好みのスープを選んでみて。
骨までぐずぐずになるまで煮込まれた烏骨鶏のスープ

骨までぐずぐずになるまで煮込まれた烏骨鶏のスープ

骨付き鴨肉とキノコのスープ。体に良さそう

骨付き鴨肉とキノコのスープ。体に良さそう


いかがでしたか? 高級レストランが増える一方で、庶民の味方的な食堂もしっかり人気を得ている上海。旅先での食事って、ガイドブックを見て事前予約した高級店よりも、飛び込みで入ったそこらへんの食堂の味のほうが記憶に残ったりしますよね。皆さんも、「沙県小吃」のあの赤い顔のロゴを見つけたらぜひ覗いてみてください。
以上、上海ナビがお伝えしました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2017-09-14

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