「上海動物園」に行ってみよう!【2020年版】

新エリア「郷土動物区」が登場。新パンダも見逃せない動物園の最新情報。

こんにちは、上海ナビです。
「上海動物園」といえば、昔から上海の定番スポットの一つとしてお馴染みの場所です。が、ここ数年リニューアルが進み、「ガイドブックの説明とちょっと違ってた」「過去の口コミを読んだイメージと違った」という声が増えてきました。ということで今回は、進化中の「上海動物園」を大調査。パンダも、四川省から定期的に交替でやってくるので数年前とは違う子たちがいます。早速、最新の様子を見に行ってみましょう〜。
アクセス方法、動物園の概要など基本情報はこの記事を。
2020年5月現在の最新マップです

2020年5月現在の最新マップです

※2020年初夏現在、新型コロナウイルス感染拡大予防のため、入場時に検温、パスポートと随申碼の提示、マスクの着用が必要になっています。屋内施設、ふれあいコーナーなど一部が休止されています。

「郷土動物区」がオープン

2019年に中国の動物園初のエリアとしてオープンしたのが、上海やその周辺地域に住む動物を集めたエリア。3万平米の敷地内に21種類の動物がいて、それぞれの生息環境を再現した場所で生き生きと過ごす様子を見ることができます。
屋外に広いプールがあります。近い!

屋外に広いプールがあります。近い!

主役はやっぱりカワウソ。東南アジアのイメージがありますが、中国も生息地の一つだそう。バシャバシャ泳いで頭から魚を食べる、自然な姿を見ることができます。みんな元気すぎるほど元気で、動きまくりなので撮影がすごく難しいです……。
中国には3種のカワウソが生息

中国には3種のカワウソが生息

魚を捕まえて

魚を捕まえて

バクバク食べています

バクバク食べています

20世紀初めごろまで上海市内に多く生息していたというノロジカやキョン、野ウサギも。ほか、アナグマ、タヌキ、ヤマアラシなどがいます。
ノロジカ

ノロジカ

キョン

キョン

ウサギ

ウサギ

中国の動物括りで東北虎もいました。展示ゾーンは檻の真ん中を歩ける作りになっています。ガラス越しに飛びかかってきたりしたらスリル満点だけど、この日はのんびり就寝中。
トラの檻の中を歩けるガラス張り通路

トラの檻の中を歩けるガラス張り通路

くつろいでいました

くつろいでいました

新パンダに会いに行こう

2020年現在、「上海動物園」に在籍しているのは2019年に四川省からやってきた「星光」と「和風」。ともに2016年生まれの雄です。血縁関係はないよう。同居人という関係でしょうか。飼育エリアが分かれていないので、二頭でいっしょに遊んでいる様子を見ることも。二頭とも活発で温和な正確だそうです。
同い年の男同士の気ままな生活 同い年の男同士の気ままな生活

同い年の男同士の気ままな生活

耳が少し小さいほうが星光

耳が少し小さいほうが星光

つま先が少し白いほうが和風

つま先が少し白いほうが和風

いろいろな表情を見せてくれます

いろいろな表情を見せてくれます

和風(わふう)のプロフです

和風(わふう)のプロフです

それにしても、2019年春まで在籍していたパンダの名前は「星二」と「雅二」(ナビは“せいじ”“まさじ”と呼んでいました)。日本的な名前が多くて、いつも雄二匹なのが「上海動物園」の方針? 赤ちゃんパンダ(時期によります)や女の子パンダを見たい方は「上海野生動物園」へ。

2020年、ここが変わった!

もともと動物好きなので、最低でも年1回は「上海動物園」に来ているナビ。数年前と変わったことをまとめてみました。
まず気づくのは、見学ルートや檻、ベンチのあるエリアがきれいになっていること。現時点でも工事しているところが何か所かあるので、段階的にリニューアルが進んでいるようです。花壇や植木もきれいに整備されています。
細かいところがリニューアルしています 細かいところがリニューアルしています 細かいところがリニューアルしています

細かいところがリニューアルしています

微信のミニプログラムの投稿やライブ配信(新型コロナでの休業中はナビもよく見ていました)では、飼育員の生の声が聞ける企画が増加。園内にも「飼育員ノート」というパネルが設置されていました。それと、前からあったかも(?)ですが、動物たちの餌作り用のキッチンも見学できるようになっています。
飼育員の仕事が身近に感じられる工夫が 飼育員の仕事が身近に感じられる工夫が

飼育員の仕事が身近に感じられる工夫が

中高年カメラ愛好家が増加中

中高年カメラ愛好家が増加中

それと気になるのは、もともと客層は親子連れがメインだったのに、ここ数年巨大なカメラを持った中高年が増加中なこと。おじさんたちに動物写真ブームが到来中?
ホッグジカ

ホッグジカ

「上海動物園」は園の外に専門の繁殖研究所があり、いろいろな動物の赤ちゃんが生まれている動物園でもあります。赤ちゃんが生まれると微信のミニプログラムなどで報告があり、名前や公開時期が発表されます。2020年春現在、ナビが訪れた日に姿を見られたのはホッグジカ、セグロジャッカル、マントヒヒの赤ちゃんでした。
セグロジャッカル

セグロジャッカル

マントヒヒ

マントヒヒ

過去にはバクなども生まれています。赤ちゃんかどうかわからないほど大きいけど、キリンも最近生まれた子だそう。
バク

バク

キリン

キリン

サーバル

サーバル

2019年の秋生まれなのでもう大人と同じ大きさなのですが、サーバルの子も「上海動物園」生まれです。あとは、2020年にドイツの動物園からやってきたオオヤマネコが加入するなど、最近はネコ科に力を入れている模様。カラカルも人気です。
オオヤマネコ

オオヤマネコ

カラカル

カラカル

ブチハイエナ

ブチハイエナ

そのほかのナビお勧め動物は以下。個人的なイチオシはブチハイエナ。おっとりしていてかわいい顔で大好きです。カバは、現在いる母カバが4回も子供を産んでいるんですよ。名前が独特で、お母さんの名前が「小東西(多分、小さいころ動物園に来たのでしょう)」。子供は長男が「喜宝」、長女が「喜妹」、昨年生まれた次男が「喜糖」、そして生まれたばかりの子が現在名前募集中です(2020年4月末現在)。
カバ

カバ

ゾウ

ゾウ

ナマケモノ

ナマケモノ

ワオキツネザル

ワオキツネザル

アルパカ

アルパカ

ホワイトカンガルー

ホワイトカンガルー

レッサーパンダ

レッサーパンダ

アリクイ

アリクイ

フェネック

フェネック

ミーアキャット

ミーアキャット

マレーグマ

マレーグマ

ダチョウ

ダチョウ


いかがでしたか? リニューアルをしている一方で、社会主義的な古い建物をそのまま使っているゾウ舎やレトロな遊具コーナー、金魚廊などもまだ健在。古さと新しさが混在する「上海動物園」は今が行きどきかもしれません。行ったことがあるという方もたくさん再発見を楽しめると思います。
以上、上海ナビがお伝えしました。
関連タグ:上海動物園カワウソパンダ

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2020-05-14

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