クリスマスシーズンに突入! 年末も変化中の上海最新情報。
こんにちは、上海ナビです。
今年も残すところあと1ヵ月。上海は本格的な冬に突入します。今月の上海の話題といえば上海に初進出する「蔦屋書店」。オープン予定の「COLUMBIA CIRCLE」内では、来年3月まで限定でラズロ・ヒューデック設計の洋館「孫科住宅」が公開されています(要予約)。宴会も人混みも苦手、遠出も心配という方は、こんな場所でのんびり過ごすのがいいかも。ほかにも今月はお勧めのアート展がもりだくさんです。
冬の上海の風景です。
カレンダー編
12月24日(木)、25日(金) クリスマスイブ、クリスマスレストランやバーは、この日だけ予約制&特別メニュー制にしているところが多いので、お目当てのお店がある方は必ず事前に予約しましょう。クリスマスとは関係なく、忘年会などでレストランを貸し切りにするお店もあります。
12月31日(木) 大晦日中国は平日で通常出勤の日ですが、カウントダウンイベントなどで夜は繁華街やレストランが混み合うことも。無理に外出せず、のんびり過ごすのがお勧めです。
お天気・気候編
上海にも本格的な冬が到来。マスク、温感インナー、マフラー、ニット帽、手袋などでしっかり防寒してからお出かけを。
<平均気温>
初旬 11℃ 中旬 8℃ 下旬 6℃
<最高気温—最低気温>
初旬 8-14℃ 中旬 5-11℃ 下旬 3-9℃
<平均降水量>
初旬 1.6mm 中旬 1.4mm 下旬 1.6mm
12月のエンタメ情報
※チケットの当日販売がなく、完全予約制になっていることがあります。お出かけ前に必ずお問い合わせください。
映画『ポケットモンスター ミュウツーの逆襲EVOLUTION』(日本語音声/中国語字幕)
会場:市内の各映画館
封切り:2020年12月4日
映画『ドラえもん のび太の新恐竜』(日本語音声/中国語字幕)
会場:市内の各映画館
封切り:2020年12月11日
映画『崖の上のポニョ』(日本語音声/中国語字幕)
会場:市内の各映画館
封切り:2020年12月31日
2020CAFEEX(カフェ展)
会場:上海新国際博覧中心
日時:2020年12月26日〜28日
ムンクの版画と油絵展
会場:上海久事美術館(外灘27号6階)
日時:2021年1月3日まで
アンドレ・ブッツァー展
会場:余徳耀美術館
日時:2021年1月10日まで
「物語」関根伸夫芸術展
会場:宝龍美術館
日時:2021年1月10日まで
松山智一展
会場:龍美術館(西岸館)
日時:2021年1月24日まで
ジュリアン・オピー展
会場:上海&里森画廊(外灘源/虎丘路27号201室)
日時:2021年2月27日まで
第13回上海ビエンナーレ「水体」
会場:上海当代芸術博物館
日時:2021年5月9日まで
12月の上海最新情報
今いちばん話題のフードコート
<最近オープンの注目スポット>ここ1〜2年ずっと工事していた新天地の南側のビルがリニューアル! 映画館「UME影城」が入っているビルです。注目は、3階にある3,000平米のグルメフロア「南里食集(Foodie Social)」。監修したのはミシュラン2つ星店「Taian Table」のドイツ人シェフ、ステファン・スティラー氏だそう。おしゃれで心地いい空間に、選ばれし20のレストランとショップが入っています。ナビは早速気になっていたオールデイブランチの専門店「嵐山早餐公司(BREAKFAST COMPANEY)」へ行ってみました〜。
元「Sasha's」の建物です
そのほか、最近街を歩いていて見つけた工事中スポットをまとめてみました。ナビが気になったのは、宋家が住んでいたことで知られる元「Sasha’s」の建物。まるごと足場で囲まれていました。南京西路の「中信泰富」は新しいモールになるのかな。新天地もこの1年でかなり変わりました。出張ベースなどでよく来ていたという方も、今年は上海に来られなかったはず。街の風景も徐々に変わっています。
<上海の流行りもの>
一年の流行を総括する時期ですが、今回はちょっと主旨を変えてナビなりに上海の流行について考えてみました。今年、日本のネットニュースなどでたびたび「中国で『半沢直樹』が受けている」「中国で『鬼滅の刃』が人気」などの記事を見かけました。が、ナビのまわりにはなぜかどっちも見ている人がいない……。そう思った中国在住の方、いると思います。
上海市内のローソンでは鬼滅の刃キャンペーン実施中
理由としてまず思うのは、人口が多いため再生回数や動員数が日本に比べてとても多く見えてしまうということ。人口あたりの比率は日本より少ないことが多いです。たとえば、今年興行収入1位(11月末現在)の中国映画『八佰』の興行収入は、日本円で約500億円にもなります。それでも歴代ベスト10には入っていません。
二つ目は、日本人記者に「何が流行ってる?」と聞かれたら日本のコンテンツについて言うのではないか、と思う点。よく記事に、「本誌記者のまわりにも半沢直樹を見ている中国人は多い」などと書かれています。でも、日本人記者のまわりにいる中国人は、もともと日本語学習歴があったりして日本文化に興味を持っていると思うのです。たとえば韓国人記者のまわりにいる中国人に、「ドラマ、何見てる?」と聞いてみたら、果たしてどう答えるでしょうか。
日本のメディアの「中国で日本の○○が流行ってる」という記事、ナビはあまり鵜呑みしないようにしているのですが、皆さんはどう思いますか?
12月のピックアップグルメ
お勧めのメーカー「貴州習酒」
◎
貴州習酒宴会シーズンですね。中国の宴会といえば白酒です。白酒は、コーリャンなどを使ったアルコール度数50度以上の蒸留酒。「ストレート」で「乾杯(言われたら飲み干す)」しながら飲むお酒なのですが、最近は良質なものを少しずつ味わうスタイルになってきたよう。ナビがこの日参加したのは、隠れ家レストラン「瑞華樟園」での「貴州習酒」という白酒の利き酒大会。意外にぐいぐい飲めてしまったナビですが、食事として上海蟹が出てきたときは「紹興酒ほしいな〜」と思ってしまいました……。白酒のなかでは飲みやすい「貴州習酒」、お酒好きな方はぜひお試しを。
いかがでしたか? 2020年は結局ずっと上海にいたナビですが、本当にあっという間に過ぎ去ってしまった一年でした。来年の春節は2月12日とのことで、上海はまだ年末感がありませんが、2021年は笑顔で過ごせるいい年になりますように……。読者の皆様、よいお年を。
以上、上海ナビがお伝えしました。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2020-11-28