1&2月の上海 【2023年】

兎年の上海最新情報! 寒いけど活気あふれる真冬の街歩きを楽しもう。

こんにちは、上海ナビです。
ニューイヤーシーズンの上海。今年の春節は1月22日です。街には干支飾りが増え始め、2月5日の元宵節までお正月モードが続きます。2022年の上海は本当にいろいろなことがあったので、今年は平穏な良い年になりますように……。それと、10年以上月1回アップしてきたこのコーナー(月ごとの上海情報)ですが、今年から2か月分をまとめてお送りすることにしました。理由は、続々と増えている紹介すべき新スポット、新しいお勧め店の更新が滞り過ぎているため。コロナ以降更新が減っている『上海ナビ』ですが、今年はパワーアップさせていきたいと思います。
新春の上海の風景です。
寒い日が続いています

寒い日が続いています

みかんの木

みかんの木

けん玉、流行ってる?

けん玉、流行ってる?

激辛熱々料理が食べたい季節

激辛熱々料理が食べたい季節

うさぎ年です

うさぎ年です

おしゃれな茶館、増えてます

おしゃれな茶館、増えてます

カレンダー編

1月1日(日) 元旦
中国は三連休になります。中国的には特別な行事はなく、カレンダーや手帳を新しくする日、という感じ。
1月22日(日) 春節
21日が除夕となり、合わせて7日間の連休になります。個人経営のレストランやショップも、一週間ほど休業することがあるのでご注意ください。
2月5日(日) 元宵節
日本でいう小正月。一家団欒を楽しみ、湯圓(餡入りの白玉団子のような軽食)を食べる日です。豫園では灯会(ランタン祭り)が開催されます。春節気分はこの日で終了。
2月14日(火) 情人節(バレンタインデー)
中国では、男性が女性に花束やプレゼントを贈る日です。

お天気・気候編

一年でもっとも寒い時期です。雪はたまに降る程度ですが、冷たい風が吹き、かなり寒く感じます。水道が凍り、つららができた年もありました。ダウンジャケット、ニット帽、手袋などでしっかり防寒を。2月下旬以降は春らしさを感じる日も増え、梅の花が咲き始めます。

<平均気温>
1月:初旬 6℃  中旬 5℃  下旬 5℃
2月:初旬 5℃  中旬 6℃  下旬 7℃
<最高気温—最低気温>
1月:初旬 3-9℃  中旬 2-8℃  下旬 2-8℃
2月:初旬 2-7℃  中旬 3-10℃  下旬 4-11℃
<平均降水量>
1月:初旬 1.6mm  中旬 2.2mm  下旬 2.5mm
2月:初旬 2.5mm  中旬 2.1mm  下旬 1.8mm

エンタメ情報

映画『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』(日本語音声/中国語字幕)
会場:市内の各映画館
上映開始:2023年1月6日
UNDER CURRENT:日本の現代アートの新未来
会場:宝龍美術館
日時:2023年1月29日まで
アルフォンス・ミュシャ展
会場:遇見博物館
日時:2023年2月19日まで
Ulay展
会場:昊美術館
日時:2023年3月12日まで
ジェームス・ジーン展
会場:藝倉美術館
日時:2023年3月12日まで
ジョジョの奇妙な冒険展
会場:大悦城
日時:2023年3月19日まで
アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック展
会場:震旦博物館
日時:2023年4月7日まで
アンドロ・ウェクア展
会場:油罐芸術中心
日時:2023年4月9日まで

上海最新情報

桃江路にオープンした「hAo mArket」の2号店

桃江路にオープンした「hAo mArket」の2号店

<最近話題の注目スポット>
ここ数年で、いいお店、おしゃれなスポットが増えたストリートといえば愚園路、延平路、武夷路あたりでしょうか。2023年以降は、東平路、桃江路界隈の人気が返り咲くかもしれません。この辺りは90年代末〜2000年代にかけていちばんおしゃれだった場所ですが、ここ数年空き店舗が増えていました。が、2022年末に「Aesop」「hAo mArket」などがオープン。衡山路側には「一尺花園」もオープン。岳陽路側突き当たりの工事中のビルも今後どうなるのか気になります。今年注目のエリアです。
今年下半期、話題店がちらほらオープン。まだ空き店舗が多いので、今後が気になります 今年下半期、話題店がちらほらオープン。まだ空き店舗が多いので、今後が気になります 今年下半期、話題店がちらほらオープン。まだ空き店舗が多いので、今後が気になります

今年下半期、話題店がちらほらオープン。まだ空き店舗が多いので、今後が気になります

選んで買いたいコーヒーです

選んで買いたいコーヒーです

<上海の流行りもの>
2022年以降支店が9店舗まで増え、コンセプトが浸透した感のあるカフェ「熊爪珈琲(HINICHIJO)」。最初、永康路に登場したときはナビも「奇をてらっただけのお店かな」と思っていました。というのも、壁に穴が一つ空いていて、そこから熊の手が出てきてコーヒーを渡してくれる、というなかなかに奇抜なシステムだったから。なのですが、実はなかで働いているのは視覚、聴覚に障害のあるバリスタさんたち。オーナーさんからアルバイトまで、何らかの障害を持つ方だけで運営しているカフェなのです。

彼らいわく、サポートや援助を受けるだけではサステナブルではない、とのこと。「コンペに入賞した実力のあるバリスタがおいしいコーヒーを淹れ、カフェとしてきちんと成功すること。その上で、自分たちが弱い立場の人をサポートできてこそサステナブル」なのだそう。ここのコーヒーを飲むことで、豆の産地である雲南省の障害のある子どもたちをサポートできたり、コロナの治療に関わる医療従事者にコーヒーを差し入れしたりすることもできます。通りがかりに熊の手を見かけたら、コーヒータイム、いかがでしょう。
壁から熊の手がコーヒーを出してくれます

壁から熊の手がコーヒーを出してくれます

デリバリーもできますよ

デリバリーもできますよ

以下、主な店舗のあるエリア、モールです。

ピックアップグルメ

北非蛋(シャクシュカ)
上海の地元女子に人気の飲食店のジャンルといえば、ブランチのお店。ナビのまわりにも、夜の飲み会より休日お昼のブランチ派が多い気がします。確かにそのほうが健康的だし、リラックスできてストレスも解消できそうです。そんなブランチ派女子の間で最近ブームなのが「北非蛋(シャクシュカ)」。北アフリカの卵料理だそうで、スパイシーなソースとまろやかな卵が融合したところをパンにつけて食べる、ブランチにぴったりの一品。ナビも上海で初めて食べたのですが、一気にハマってしまいました。熱々なので冬の寒い朝にもぴったりです。

いかがでしたか? ゼロコロナ政策が緩和された勢いで、今年はビザなしでの短期旅行、出張などができるようになるかも。ガイドブックを始め、多くの媒体が上海の情報を更新できていないと思いますが、『上海ナビ』は今年も普段のペースで上海の最新情報をアップしていきたいと思います。
以上、上海ナビがお伝えしました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2022-12-31

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