上海環球金融中心 (森ビル)

Shanghai World Financial Center(SWFCビル)上海环球金融中心

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2008年8月末にオープンした上海の新名所、標高472mの100階展望台から上海市内を鳥瞰!

こんにちは、上海ナビです。“ 六本木ヒルズの森ビルグループが上海にもヒルズを建てるぞ! ”と、国内外からの注目と期待を集めていた 「上海環球金融中心 (通称 上海ヒルズ)」 が、2008年8月30日にとうとうオープンしました!場所は、上海のウォールストリート、浦東・陸家嘴。グランドハイアットの入っている金茂大廈(ジンマオタワー)のお隣りです。今話題の超高層ビル、特に世界一高い場所にあるという100階の展望台はいったいどんな風になっているのか、興味しんしん!という方も多いのではないでしょうか?それでは、さっそくご紹介しましょう!
地上101階 (地下3階)、高さ492mの超高層ビルは 「垂直の複合都市」。国際金融センターとしての機能だけでなく、商業施設、オフィス施設、会議&イベント施設などが入ります。また79階~93階には、“ 世界一高い場所にあるホテル ” の記録を塗り替えた最高級ホテル 「パークハイアット」 が、さらにその栓抜き型デザインのトップに君臨するのが世界一高い展望台 (2008年9月末現在) …。 とにかく、驚愕の世界一レベルが集積する高層都市がここに見事完成したわけです。

上海環球金融中心−全フロア構成

97-100階 展望台
94階 スカイアリーナ(展望台)
79-93階 パークハイアット上海
52-53階 スカイロビー
07-77階 オフィス
28-29階 SWFCメディアセンター
03-05階 フォーラム (会議施設)
B2-03階 ショップ&レストラン
B3-B1階 駐車場

~ いきなりですが、観光目玉となる展望台へ ~

上海ナビをご覧の皆さんが最も注目しているのは、やはり世界一の場所に位置する展望台ではないでしょうか? 上海でこれまで展望のメッカだった、東方明珠塔や金茂88層観光庁をも眼下に見下ろせるだけでなく、地上474mの位置にある100階展望台の足元の一部はなんとガラス張り! これは体験しなきゃ!!!
<巨大施設だから、入り口もちゃんとチェック!>
「上海環球金融中心 (以下、上海ヒルズ)」 は世紀大道沿いと東泰路沿いにそれぞれ入り口があり、商業施設やオフィス施設へは世紀大道沿いから、展望台とフォーラム、ホテルへは東泰路沿いに入り口があります。写真は展望台とフォーラムの入り口で、東泰路と花園石橋路の交差点にありますよ。
下から見上げると、グーンと天空まで延びていく様子がすごい! 外壁には複層ガラスのカーテンウォールが使われていますが、これで冷暖房効果が飛躍的に高まり、省エネや地球温暖化防止にも一役買っているそうなんです。

★まずはチケットを購入
展望台へ行くにはまずチケットの購入が必要ですが、チケットブースへはこのドアから入り、エスカレーターでB1階へと降ります。
エスカレーターを降りると右手にチケットブースがありました。チケット料金一律ではなく、94階/97階/100階のどの展望フロアまで上がるかによって変わるシステム。なお、どの階のチケットもそれより下の階にある展望フロアへ行くことができますよ。
展望台ツアーのスタート地点となるB1階エレベーター前には “ 進化した鳥 ” をイメージした展望台のキャラクター 「小天天 シャオティェンティェン」 が待っています。こちらは日本人メディアアーティスト・岩井俊雄氏が生み出したキャラクターの1つで、キャラクターだけでなくチケットブースから展望台までの刺激的な視覚イリュージョン演出も全て手がけられたんだそう。エレベーター内もまるで宇宙船みたい!
未来的イメージの光と音の演出がある不思議な浮遊空間のエレベーターは、95階までたったの66秒で到達しちゃう早さ! 地下1階から地上400m以上のポイントまでノンストップという超高速エレベーター体験を、ぜひお楽しみください!
最初にエレベーターを降りるのは、スカイアリーナのある94階。ここのデザインもなかなか未来的! ここからさらにエスカレーターで97階の展望フロアへと上がります。
95、96階部分をスルーするエスカレーターがまた長い。その先が次第に明るくなり、いよいよ来た!という期待でワクワクしてきますよ~!

★97階 展望台
まずは97階の展望フロアから外の景色を見学です。側面だけでなく天井もガラス張りで、朝の陽射しがまぶしい~! 実はこの天井部分のガラスも開閉可能なんだそうですが、本日は気象条件をクリアしていないため閉まっているんだとか。一体どんな条件なのかよくわかりませんが、開いている日に来た人はラッキー!
とにかくこの空間が白いロケットのように21世紀的な眩しさで、それだけでも十分天空気分! 意外だったのが、今日の天気は晴れなのに、この高さまで上ってしまうとさすがにガスがかかっていて、思ったよりもクリアな風景が撮れないこと…。まぁ、あまり遠くまでは見渡せないけど、今までその高さ上海1位を誇っていた東方明珠塔 (高さ468m) だって、足元だもんね!
一通り満喫したところで、次は100階展望台までエレベーターでGO! そうそう、エレベーターやエスカレーター前では、係りのお姉さんからのチケットチェックが入るので、くれぐれもなくさないようにしましょう。

★100階 展望台
とうとう、上海環球金融中心の “ 栓抜き ” の上の部分までやってきました! 天井部分はシルバーでピカピカのツルツル空間。頭上にも人の姿が泳ぐ視覚効果は、未来系映画で超合金が溶けるシーンみたいです。と、それはさておき。みなさん足元がどうやら気になるみたいですが…?!
100階展望台の床面は、なんと一部がガラス張りになっているんですよ!!! 8月30日の展望台プレオープン当初はすりガラスだったそうなんですが、9月18日の正式オープン時に現在の透明ガラスに付け替えられたそう。よく見ると、数百m下の道路まで見えちゃってる!
展望窓の足元にも透明ガラスが使われているんですが、足元に注目しながらこの窓に近づいて行く際に一瞬だけ 「うぉ~」 っと思う瞬間がありますよ。これは言葉では表現できないので、ぜひお試しを。あらあら、お隣の88階建て金茂大厦がこんな足元に見えますよ!
普段は対岸の外灘 (ワイタン) 側から見ている浦東高層ビル群の姿を、その背後から眺めているナビ。今、上海で一番高い場所に立っているんですね! いや、立ち位置としては世界で一番高いところに立っているんですよね!
金茂大厦は根元から見えますよ。かつて映画 『M-I-Ⅲ』 でトム クルーズがスパイダーマンのように舞っていた中国銀行のビル (金茂大厦の右手に見える上部が円筒形の建物)も、小さ~~~い!

なお、こちらは反対側のショットです。浦東高層ビル群の裏側には、こーんな整然と並ぶ団地のような住宅街 (?) があったんですね! ホテルらしきビルも見えるけど、もうどんな建物も低層ビルにしかみえません。
観光客の皆さんも、写真撮影に熱中!
100階の展望台を心ゆくまで堪能した後は、エスカレーターで94階展望台 「スカイアリーナ」 へと向かいます。

★94階 展望台 「スカイアリーナ」
こちら 「スカイアリーナ」 では、ナビが訪れるちょっと前に高級ブランド 「エルメス」 のパーティーが行われたばかり。また、某自動車メーカーも展望台の3フロアを全て貸しきってパーティーを開催したのだとか。
ちなみに、展望台1フロアの使用料を聞いてみたところ、1日約60万元なり! 万円じゃないですよ、万元ですよ。ケタが違います! このような貸切パーティーの当日は、そのフロアは参観できなくなるのですが、事前に上海ヒルズのホームページで休館かどうかがチェックできるようになっています(そんなにしょっちゅうパーティーは無いと思いますが)。
望遠鏡でつぶさに景色を見つめる欲張りさんも。しかし、肉眼でも外灘両岸の景色が確認できますよ。
フロアの一角にはドリンクコーナーもありました。販売されているのは普通のペットボトルや缶のドリンク類ですが、当然ながら地上価格に比べると割高。コーラやスプライトの缶や烏龍茶のペットボトルが10元、ミネラルウォーターは5元と15元のものがあるようです。

<ご当地土産を買っちゃいました>

フロア内のブースでは、上海の有名シノワズリブランド雑貨や、この展望台オリジナルのお土産がたくさん販売されていました。もちろん、ナビもバッチリ購入! ちなみに、どんなものかと言うと…。

上海ヒルズの絵が可愛いノート(各20元)&ポストカード(各5元)。他の色もありました
ロボットタウンのようなバージョンのカードや、ガーリーテイストのポストカード&ノートも発見! ちなみに、白いポストカードは豫園にある茶館「湖心亭」と上海ヒルズのカップリングですが、実際に豫園のこの場所から上海ヒルズの姿が見えるんですよ (ポストカードは各8元、ノートは25元)。
もちろん、展望台のマスコットキャラクターたちのグッズやキーホルダーなどもありました。お値段もどれもお手頃価格で種類もイッパイなので、ぜひお土産にどうぞ!

さて、この 「スカイアリーナ」 で上海をぐぐっと見下ろすツアーは終了です。皆さん心残りないですか? 大丈夫!という方は係りのお姉さんの立つ出口 (Exit) から順にエレベーターに乗って、下へ降りていきますよ。いったん出てしまうと、再び中に戻ることはできないので注意しましょう!
エレベーターで3階まで降り、そこからエスカレーターで地上階へと戻っていきます。この3階部分はちょうどフォーラム (会議施設) の一部になっていて、展望台の参観が終了して建物から出る時には、このフォーラムと同じ出入り口を使用するようになっています。

~ フォーラム(会議施設)もチラリとご紹介 ~

さて、こちらは展望台の出口でもあり、フォーラムの玄関口とも言えるスペースです。
3~5階に位置するフォーラム内には、様々な最新設備が整うだけでなく、環境へもとことん配慮された超5つ★クラスの施設に仕上がっているんですよ。
会議室は2部屋以上を連結させて広く利用することも可能。会議用デスクには日本のコクヨ、椅子には人体工学に基づいたデザインで疲れにくいアメリカのハワース社とドイツのクッシュ社のものが採用されています。
ボールルームは国際会議にも使用できるよう同時通訳ルームを併設、その隣のイベントスペースには自動車をそのまま運び込めるエレベーターまで備えられているんですよ。
なお、各階に用意されるウォッシュルームが非常に清潔でした! 全個室にウォシュレットが用意されているほか、身体障害者用トイレも各階に備わっています。
このように、環境配慮だけでなく利用者にとって便利かつ快適に使用できるフロア設計になっているんですよ。詳しくは後日、別記事にて詳しくご紹介しますので、ビジネスで利用されたい方はチェックしてくださいね!
“ 都市の中の都市 ” を標榜する上海ヒルズの延べ床面積は約381,600平方m。おおお~っ、世界最大の広場と呼ばれる 「天安門広場」 まで、あとほんの少しというところで敗れてしまいました (天安門は約400,000平方m)! が、やっぱりこの規模は並ではありません。
なお、現在ビル全体の高さでは台湾にある 「台北101」 の方が高いのですが (509m)、実はそれは先っちょの避雷針のような部分を入れての話。展望台の位置で言えば上海ヒルズの方が高いんですよ~! と、思わずムキになってしまったナビ。

最後になりましたが、この上海ヒルズの建築事業が決定したのは1994年のこと。写真は1990年の浦東地区と2008年の同じ場所なんですが、たった十数年でこんなにも変わったなんて、凄いと思いませんか? しかも、1994年といえば、このなーんにも無い浦東の時代です。その時代に、こんな凄い建物を建築する構想を練るなんて…。世の成功者たちの発想がいかに凄いかを、アリアリと感じた本日のナビでした。

ということで!
皆さんも、上海に来たからには一度は 「のぼってみよう、上海ヒルズ!」
太っ腹な方はぜひ、東方明珠塔と金茂88観光庁とのあわせ技もどうぞ!
1990年

1990年

2008年

2008年

記事登録日:2008-09-25

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2008-09-25

利用日
女性 男性

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