久久滴水洞　茂名南路店

上海旅行初日の夕食は花園飯店から比較的近い「葡萄園」というレストランで安価な上海蟹を食べることを目論んでいて、７時ころ訪問したのですが売り切れたのか「ない」とのこと。そこで、予定を急遽変更。翌日行く予定だったこの「滴水洞湘采館」に来ました。もともと、このサイト（上海ナビ）に掲載されていた滴水洞のメニューの写真や説明をプリントアウトして、持参しようと準備していたのですが、それはホテルに置いていたため、何も持たずに入店してしまいました。しかし、写真付きのメニューだったため、苦労なく注文できました。そんなことより、入店して驚いたのは上海蟹があったこと。その日は食べられないと諦めていたのですが、もちろん人数分蒸してもらいました。

店内はブルーのチェックのテーブルクロスが、明るく清潔なイメージでした。また、欧米人が多いことも、上海ナビの情報通りでした。彼らは安くて、旨く、きれいなところには必ずいるという感じ。日本人も同じか。

この湖南料理はとても辛いですが、日本人の口に合います。おかげで、私は青島ビールを何本も飲むはめに。注文したのは次の通り。春雨の辛い前菜（スパイシー冷麺）、豆と挽肉の炒め、海老の串焼き、鶏のスープ、ナスの炒め、上海蟹、白ご飯。

どれもおいしかったのですが、特筆すべきは「ナスの炒め」。ちょっと麻婆茄子っぽいこの料理は、春雨の前菜より辛さが抑えられ、とても良い味でした。鶏のスープはさっぱり味でおいしく、辛さからの休憩のため、なくてはならないアイテムです。

私がほんの少し中国語を片言でできるためなのかもしれませんが、女性店員の態度は良かったです。その日のお昼に行った豫園の小籠包の某有名店とは雲泥の差でした。これだけ内容が良いのに、料金はエコノミーなのですから、お客さんが多いのは理解できます。また、上海を訪れるなら、ぜひもう一度行ってみたいお店です。