同得興 (蘇州)

トンダーシン同得兴

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蘇州で最も有名な小吃といえば、蘇州刺繍のように繊細な細麺が決め手の“蘇州麺”!紅、白スープの味覚の違いも楽しもう!

こんにちは、ナビです。
上海で “気軽で美味しく安くて有名” と言えば 「小籠包」。では、蘇州でこれに匹敵するものが何かと言うとズバリ、麺です、メン~!!! 蘇州の駅に降り立ったその時から、タクシー待ちの上海人サラリーマンから 「蘇州でウマいのはやっぱ蘇州麺だね」 と伝授されたナビ。その後、蘇州の本屋で買った 『食典 (=食の事典なるもの) 』でも、やはり蘇州はラーメン、中でも白湯スープはかなりイケるらしいとの知識を得たナビ…。
宋代の詩人、蘇東坡に習ってナビも一句。
「蘇州に遊びて麺を食せずは遺憾なりけり~」
じゃ、行ってきましょう!

~行く先は 「人民路 × 嘉餘坊」 を入ってスグ~

今回 “蘇州、麺達の道” ビギナーのナビが訪れたのは、蘇州で1番有名だと言われる蘇州麺の老舗店 「同得興 (トンダーシン)」。地元だけでなく、日本人の間でもすでに名の通ったお店だそうで、ナビの蘇州麺入門にも最適チョイス!
「同得興」 があるのは、蘇州市内の中心部を南北に走る人民路と嘉餘坊の交差点から西側に入ったところ。この嘉餘坊が小さい通りなので地図上では見つけにくいのですが、怡園の北側に位置する通りといえば分かりやすいかと思います。
人民路

人民路

ここが嘉餘坊でタクシーの先左手にお店があります

ここが嘉餘坊でタクシーの先左手にお店があります

お店は小さいながらも江南地方伝統の風格を思わせる外観。横額の飾られた入り口に奥には、蘇州の小吃店でよく見かける長椅子テーブル席が覗いています。

~店内をよく観察すると…~

店内はこの手の麺屋としては広く、混雑時を除けばテーブル数にも余裕が感じられます。混んできたら、地元人よろしくズンズン相席で麺をすすりましょう。
店内の雰囲気ですが、よく見るとどこかで見たことのあるような…。そう、庭園ですよ(笑)! 中国庭園で 「花窓」 と呼ばれる透かし彫りの窓までちゃんと付いているじゃないですか。さすが蘇州!

席を取ることも重要ですが、先払いで食券 (購入レシート) を自分で厨房に出さないと麺はやってきませんよ!

~オーダーと受け取りはセルフ式~

お店に入ってすぐ右手にレジがあるので、先にこちらでオーダーしたい商品名を伝えて代金を支払います。レジの背後に掲げられたメニューにある 「赤、青の札」 が主に麺、「黒い札」 は麺以外のメニューになっています。
★ステップ1: とにかくオーダー!
注文してお金を払ったら、レシートと箸を渡してくれます。混んでいる時はメニューの指差しも厳しいので、予め紙に書いたメニュー名を渡しましょう!
★ステップ2: 厨房の人にレシートを渡す
レシートを持って、写真にある厨房のカウンターへ行き、厨房の人にレシートを渡します。
カウンターは 「紅湯」 と 「白湯」 とでレーンが分かれていますが、何の違いかというと、これはスープの違いなんです。「紅湯」 のレーンで並ぶと醤油系のコッテリ系スープ、「白湯」 のレーンで並ぶと透明に近いサッパリ系スープを選ぶことができるそうです。
★ステップ3: セルフなので受け取りもコチラで
レシートを渡して暫くすると、厨房の人が出来上がった麺をプレートの上に乗せて出してくれます。食事時で並んでいる人が多い場合、自分が何をオーダーしたのか名前を覚えておくようにしましょうね。

~オススメ”紅・白ラーメン”1本対決~

初めて足を運んだ有名店ということで、ここは奇をてらわず人気の麺メニューを選ぶことにしました。ここはやはり、紅白のスープにそれぞれ相応しい人気の麺を1つずつオーダー! いよいよ、本場の蘇州麺をすする時がやってきた~っ!

★白湯/水晶担麺(16元)
まずはお友達からも美味しいと噂を聞いていた 「水晶担麺」 です。燜肉 (=脂身がタップリ乗った豚肉、もっと言うと分厚いチャーシュー) とチンゲンサイが入った、アッサリ系スープのとても食欲をそそられる麺ですね!スープは日本人にも好まれそうな昭和の香りを感じる(?!)塩味です。
麺は、ナビ好みの細麺! ソウメンと一緒か少し太いか?というサイズで、固すぎず柔らかすぎずの茹で加減がイイ。さらに、麺をすするとほのかに感じるニンニクの風味に味の広がりを感じます。それでも、スープ自体は全くニンニク臭くないんですよ。
トッピングとして付いてくるのがアヒルの肉ですが、食感と味は鶏肉に近いかも。ところで、ナビの正面に座った人は、このトッピングが無い麺を食べていたんですが、「白湯白燜肉麺(7元)」 を注文するとこのトッピング無しで先ほどの麺だけをオーダーできるそうなんです。
トッピングは燜肉があるうちから投入して、スープのコクを倍増させて食べるもよし!ナビの場合、何となく先にチャーシューを平らげちゃったので、程ほどに麺の量を減らした後で再度 「鴨肉麺 (→勝手に命名)」 としていただきました。

★紅湯/紅燜肉麺(6元)
さて、紅白がスープの種類、そして燜肉が何ぞや?が分かった今、一番名前から内容を想像しやすいのはこの 「紅燜肉麺」 ですよね。白湯とは対照的に、かなりコッテリ?に見えますが、食べると意外としつこくない美味しい仕上がり! こちらも麺をすするとニンニクの風味が香ってきます。そして、こちらも人気の麺だそう!
燜肉も、しっかり味が付いていて、何より柔らかくて美味しい~! このシンプルこそが麺達の極みか?! 肉の分量も、「もっと食べたいけど、ここにもう1枚入っているとシツコイんだろうな~」 と想像できるベストサイズ。

~見回すと、周囲は麺をすする人・人・人…!~

評判の人気店ということで、用意周到に混雑時を避けてお店に入ったんですが、11時半を過ぎるお昼時になると、お客さんも増える増える…。
気軽に入れて、安くて、美味しい! これぞ庶民の味方、蘇州麺! 気軽に入れて、安くて、美味しい! これぞ庶民の味方、蘇州麺! 気軽に入れて、安くて、美味しい! これぞ庶民の味方、蘇州麺!

気軽に入れて、安くて、美味しい! これぞ庶民の味方、蘇州麺!

余談ですが、麺屋で再び広げた 『食典』 には、紅より白のスープが人気になった昔話が書かれていました。長い話ですが、まとめると次のようなものです。
「その昔、蘇州に紅焼肉麺で一躍人気になった麺屋がありました。ある夏の日、紅焼肉麺を作るのに必要な材料を買いに出かけた店の旦那が、道すがらお金に困った人に出くわします(お金が無い理由は省略)。 旦那はまだ買物の途中であるにも関わらず、手持ちのお金をあげてしまいます。そんな訳で、材料の醤油を買うのを忘れたまま帰ってきちゃいました。そこで機転を利かせ、醤油を使わず白湯のラーメンを客にふるまってみたところ、これが夏の蘇州によく合う風味!たちまちこの白湯という新しい味覚が大衆に受け、今に続くそうな…。」

なるほど~。だから白湯が有名なのね!
さてさて、気になるその他の麺ですが、さすがに麺道ビギナーのナビにはまだまだ未知のもの多し!他の麺を注文するといったいどんな麺が出てくるのか、麺の名前に書かれた肉類や野菜類の名前で 「こんな感じ~?」 と数%の想像ができる程度です。
何はともあれ、引き続き新しい味覚にチャレンジ!麺道は長く続きそうです。
2007年末には “平江区の先進個人経営店!” として表彰されている 「同得興」。市内の中心部にあり、その他の観光と組み合わせても足を運びやすいロケーションなのも魅力ですよね。皆さんも観光の合間に、ぜひこの蘇州麺の美味しさを体感してみてください!

※ こちらのお店は朝6:00~13:00までの営業なので、朝食かランチの利用しかできないので注意!お店の人に「えーっつ、お昼までだけなの?」と尋ねたところ、十全街624号に新しくできたお店では朝8:00~13:15に加え、夕方17:00~19:00の時間も営業しているそうです。夕方食べたい人は十全街へ行ってみましょう!

記事登録日:2008-04-07

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2008-04-07

チェックイン日
宿泊数
部屋数 部屋1 大人 子供

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