本場の激辛料理をフェミニンなインテリアの店内で。地元女子人気No. 1の四川料理店。
こんにちは、上海ナビです。
上海人に人気の中華料理のジャンルといえば四川料理。特に20〜30代の若い女性に人気のようで、彼女たちの好みに合わせたオシャレなレストランが2017年現在増えています。今日ご紹介する「孔雀皇朝」はその代表格。2017年夏にオープンした四川料理店で、上品且つゴージャスな雰囲気がいかにも上海の女性好み。本場四川の味にこだわりつつ、洗練された味に仕上げた次世代四川料理が話題なのだそう。早速出かけてみることにしました!
「孔雀皇朝」へ行こう!
「陜西南路」駅6、7号出口近くに地下売り場が直結しています
「孔雀皇朝」があるのは、淮海中路の人気モール「iapm」の6階です。地下鉄1、10、12号線「陜西南路」駅に直結したモールの中。行き方はこんな感じです。
エーエイプのところにあるエスカレーターで1階に上がり、
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1階のトッズのところにあるエスカレーターで6階まで上がるとすぐお店があります
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エントランス
お店はこんな感じ。ピンクを基調としたフェミニンなインテリアです。おじさんグループの宴会などではちょっと使いにくい雰囲気かも。お店の方いわく、「気兼ねなく若い女性に楽しんでもらえるお店にしたかった」とのこと。インテリアデザインやコンセプトなどの企画も現地の女性スタッフが手がけたそうです。
「孔雀皇朝」と同じ系列のレストラン「孔雀」は新天地などほかにもあります。メニューは少し変わりますが、以下のお店もお勧め♪
本場の激辛四川料理を堪能♪
「孔雀皇朝」の特徴は、お店の雰囲気やパッと見の印象とは真逆のやや土着的な四川料理を出しているところ。厨房で腕を振るっているのは四川省からやってきた料理人たちです。盛り付けもざくっとしていて豪快。空間はフェミニンだけど料理は男性好みかもしれません。今回ナビが頼んだお勧め料理はこちら!
青唐辛子の辛さにピータンのまろやかさがマッチ
広安皮蛋茄子(27元)
四川省広安市の地名がついた前菜。ナスとピータンの和えものです。見た目ではわからないけれど、一口で「うわっ」と思う辛さ! お店の方によると、使っている唐辛子によって全然味が変わるのだそう。「辛いの全然平気!」という方は、味わい分け、利き唐辛子に挑戦してみてください。
辛いのに甘い!?
重慶口水鶏(46元)
重慶風の蒸し鶏のラー油漬けです。真っ赤ですが、先ほどのナスを食べた後だと何だか甘い! コクのあるピーナッツの風味も食欲をそそります。一口に激辛といっても全然味が違うのだということ、二品目でちょっとわかってきました。
ちょっと休憩
鮮絞甜菜雪梨汁(95元/ピッチャー※4~5人用)
けっこうな辛さに「水だけでは無理」と思い、ジュースをオーダー。店員さんのお勧めという、ビーツとナシのフレッシュジュースです。看板ドリンクメニューだそうで、なぜかというと色が店内のインテリアとマッチするからなのだそう。自然な甘みで体によさそうです。
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楽山冷串串(53元)
四川ではお馴染みの串料理。串に刺した鶏肉、ホルモン、海鮮、野菜などを辛いつけダレに漬けた料理です。ごま油ベースのラー油に漬けてあるのでほんのり香ばしいのが特徴。
辛いのにやみつきに
三顧海鮮冒菜(178元)
冒菜といえば、野菜やホルモン、スパムなどを辛く煮込んだ庶民派四川料理ですが、「孔雀皇朝」の冒菜は具が海鮮。エビ、ナマコ、トコブシ、ムール貝などがざくざく入っています。あと、四川料理ではこういった煮込み料理は一般的に銅鍋入り。こんなところからも、本場にこだわっているということが伝わってきます。でも、ナビの感覚ではこれが今日イチの辛さ。山椒の刺激で口の感覚が……。
中の身はスライスされていて、骨もないので食べやすい!
重慶飄香豌豆桂花魚(238元)
2017年現在のいちばん人気メニューというのがこれ。桂魚(ケツギョ)の唐辛子蒸しです。上に乗っているのはカリカリに揚げたエンドウ豆。辛いけど、ちょっぴり味噌のような風味もあって箸が止まらないおいしさ。いちばん人気というのがうなづけます。大皿なので、4〜5人でどうぞ。
ローストダック×おこげ。みんなが好きな味
魚籽醤糯米樟茶鴨方(75元)
辛くない四川料理といえば、ローストダックの樟茶鴨が有名ですよね。こちらのお店では、もち米のおこげにその樟茶鴨を入れた料理を味わえます。香ばしくて主食がわりにもなって、辛いものからの口休めもできるのでぜひお勧め。上に乗っているのはなんとキャビアです。
隆昌酔氷粉(23元)/迷你甜焼白(18元)
激辛づくしだったので、デザートは二品頼んでみました。左は四川風の寒天デザート。黒蜜、酒粕、ゴマ入り湯圓(白玉風の団子)などが入った素朴なスイーツです。右は四川風のおはぎと説明すればわかりやすいでしょうか。ほんのり柑橘風味のもち米のデザートで、中に黒ごまが入っています。違和感のないおいしさ。和菓子でもこんな味のがありそう。
いかがでしたか? こちらの料理のもう一つの特徴は、食後に爽快感が残ることなのだとか。確かにもたれたりせず、すっきりデトックスしたような気分になれました。良い食材を使っているので薬膳効果もあるのかもしれません。今回は日本人旅行者の皆さんにも挑戦しやすい料理を選んでみましたが、ハトやカエルを使った野趣あふれる料理にチャレンジするのもお勧め。辛党の皆さんはぜひ試してみてください。
以上、上海ナビがお伝えしました。