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1880年代に建てられた公共会議施設を擁する古い住宅地。上海の古き良き路地裏コミュニティをのぞいてみよう。

こんにちは、上海ナビです。
新しいマンションやオフィスビルの建設、地下鉄工事などで、古い住宅街がどんどん減っている上海。そんな中、意外に昔ながらの石庫門住宅(戦前に建てられた上海ならではの住宅洋式)が多く残っているのが南京西路、静安寺エリアです。高級ホテルやオフィスビルが並ぶイメージが強い同エリアですが、一本路地を入ると別世界の街並が広がっているんですよ。今日ご紹介するのは、そんな場所の一つ「張園」です。

「張園」に行こう!

「張園」の最寄り駅は、地下鉄2、12、13号線「南京西路」駅。駅からの行き方を見てみましょう。
①「南京西路」駅4号出口を出て、

①「南京西路」駅4号出口を出て、

②呉江路を右へ進みます

②呉江路を右へ進みます

③一本目の泰興路を右折

③一本目の泰興路を右折

④そのまま進むと、

④そのまま進むと、

⑤突き当たりに入り口の門が

⑤突き当たりに入り口の門が

周辺には旅行者の皆さんも訪れる率の高い主要スポット、ホテルがいっぱい。お散歩気分で気軽に訪れることができます。

「張園」とは?
1870年代、もともと田畑が広がっていたこの一帯にイギリス人が庭園を造ったのが始まりだそう。地名は、その後庭園を買い上げた商人の名前・張叔和から取られています。今はとても地味な印象ですが、当時は上海一の高さを誇った建築物「アルカディアホール」や1000人以上を収容できる会議場などがあり、孫文が演説会を行なったこともあるそう。当時めずらしかった西洋風の庭園や劇場が一般市民にも親しまれていたといいます。
その後1918年に各施設が閉鎖。戦後は一部政府の施設として使われ、現在は住宅として当時の面影を残しています。
建物の歴史や順路などが掲示されています

建物の歴史や順路などが掲示されています

洋風の集合住宅

洋風の集合住宅

写真作品が展示されていました

写真作品が展示されていました

「張園」を歩こう!

門を入ったところ

門を入ったところ

それでは早速「張園」を歩いてみましょう。泰興路側の門には「此弄不通(通り抜けできません)」と書かれていますが、実は威海路へ抜けることができます。通行用の道として人通りを増やしたくないための注意書きなのでしょう。見学自由の観光スポットではありますが、住宅地でもある「張園」。騒がないなど、マナーを守って散策を。
敷地内は、東西に延びるメインの通り(途中曲がりくねって威海路へ続きます)と、左右に枝状に伸びる路地で構成されています。どんどん奥へ、気ままに散策してみて。

<建築物鑑賞>
まず楽しみたいのは、戦前に建てられたレンガ造りの石庫門住宅鑑賞。中洋折衷のモダンな建物です。現在はリノベーションされている「新天地」も、もとはこんな住宅街だったのでしょう。何気ない一角も絵になります。
何気ない風景が絵になります。撮影やスケッチにもお勧め 何気ない風景が絵になります。撮影やスケッチにもお勧め 何気ない風景が絵になります。撮影やスケッチにもお勧め

何気ない風景が絵になります。撮影やスケッチにもお勧め

路地の奥まで入ってみて 路地の奥まで入ってみて 路地の奥まで入ってみて

路地の奥まで入ってみて

敷地内にはいくつか見どころも。「張園大会堂」(72支弄1号/2015年現在改装中)と、文筆家・鄧秋牧、蔵書家・呉眉孫の旧居(61支弄/2-4号)です。文化人が多く住んでいた場所なんですね。
張園大会堂

張園大会堂

61支弄/2-4号

61支弄/2-4号

41号楼

41号楼

館内を見学できるナビイチ押しの建物は41号楼。敷地内でもひときわ大きい洋館です。現在は雑居型の住宅として使われていてなかなかにカオスな外観ですが、優美な曲線を描く螺旋階段や床のタイルの造形などを見ると、華やかな西洋文化が根付き始めた頃の上海に思いを馳せることができます。
入り口です

入り口です

中庭で上を見上げてみました

中庭で上を見上げてみました

螺旋階段を見上げてみました

螺旋階段を見上げてみました

タイル張りのモダンな廊下

タイル張りのモダンな廊下

フォトギャラリーを兼ねています

フォトギャラリーを兼ねています

見学可能な1階通路部分には、写真家・王剛鋒のレトロな作品が展示されていました。

<敷地内のお店>
昔ながらの八百屋さん、雑貨屋さん、露店などが健在の「張園」。一歩外に出れば近所に伊勢丹やユニクロがあるとは思えないですよね。住民たちに頼られながら残っているお店を眺めてみました。
八百屋

八百屋

牛乳屋

牛乳屋

クリーニング屋

クリーニング屋

果物屋

果物屋

雑貨屋

雑貨屋

散髪屋

散髪屋

「張園」の威海路側出口には屋台があります。お昼時は大混雑。上海らしい庶民的な麺料理や、おかずとご飯のセットが人気を得ているよう。
いつも混み合ってます いつも混み合ってます

いつも混み合ってます


<住民たちの生活に触れよう>
「張園」の魅力は、そこにまだ昔の生活スタイルで住んでいる人がいるということ。古い住宅街特有の、濃厚な近所付き合いコミュニティを見ることができます。
上海人の昔ながらの日常が広がっています 上海人の昔ながらの日常が広がっています 上海人の昔ながらの日常が広がっています

上海人の昔ながらの日常が広がっています

絵になる光景も 絵になる光景も

絵になる光景も

「俺の犬を撮って」と住人のおじさん。ペットを介せば旅行者でも輪に入ることができます。

バーやレストランが集まる「張園99」

門を入ってすぐの場所

門を入ってすぐの場所

2015年、この「張園」の敷地内にオープンしたのがリノベーションスポット「張園99」。スパニッシュレストランやラグジュアリーなトルコ料理店など、個性的な人気店が揃っています。出かけるなら気候のいい時季の夜がお勧め。外席がにぎわい、レストランはどこも要予約の人出になります。
昼間はこんな感じ

昼間はこんな感じ

春〜秋は夜がにぎわいます

春〜秋は夜がにぎわいます

先ほどとは別世界のおしゃれなエリアです 先ほどとは別世界のおしゃれなエリアです 先ほどとは別世界のおしゃれなエリアです

先ほどとは別世界のおしゃれなエリアです

トルコ料理「Black Pepper」

トルコ料理「Black Pepper」

ケバブ、グリル「Flames」

ケバブ、グリル「Flames」

スパニッシュ「Tomatito」

スパニッシュ「Tomatito」

東南アジア料理「Starling」

東南アジア料理「Starling」

バー「Logan's PUNCH」

バー「Logan's PUNCH」

生花店「Rosa Gallica」

生花店「Rosa Gallica」

散策がてらのランチや夕暮れの一人飲みなど、旅人目線で気軽に利用できそうなお店を選んでみました。一つはオーストラリア系ダイニング「TASTE&SEA」。ケーキビュッフェが人気のお店です。もう一つはクラフトビールが豊富な「TAP HOUSE」。どちらも入りやすくて明るい雰囲気。メニューにもこだわっていてお勧めです。
「TASTE&SEA」

「TASTE&SEA」

「TAP HOUSE」

「TAP HOUSE」


いかがでしたか? 「張園」の魅力は、昔ながらのレトロな住宅街がおしゃれな南京西路エリア内にこつ然と現れるトリップ感です。今後も保護されていくエリアとして管理されてはいるようですが、どうなるかはわからない上海。ぜひ皆さんも、昔の面影を残しているうちに「張園」を散策してみて下さい。
以上、上海ナビがお伝えしました。

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記事登録日:2015-11-25

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2011-02-21

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