上海の気候と服装は?

気になる気温、降水量、ベストな服装を月ごとにご紹介! お出かけ前に一読を。

こんにちは、上海ナビです。
旅の出発前にいちばん気になることといえば、荷造りにも影響してくる現地の気候ですよね。上海市は北緯31度、東経121度に位置し、地域的には亜熱帯に属します。地図を見てみると、緯度は鹿児島県とほぼ同じ。でも、四季がはっきりしているので東京とよく似た気候だと言われます。が、実際は予想外の寒さ、熱さにやられたという旅行者もたくさんいるよう。ということで今回は、地元上海の気象情報サイトを解読、分析しながら月ごとの気候と準備したい服装をまとめてみました。
今回参考にしたのは、国家気象中心管轄の「中央気象台」の上海版サイト。ビジュアルで天気の動きがわかるので、中国語が読めない方にもお勧めです。もう一つは、上海市の気象ニュースや洗濯指数、肌の乾燥指数、服装指南など、日常の情報を網羅している「上海天気網」。ほかにも現地にはいろいろな気象サイト、アプリがあるので、興味のある方は見比べてみてください。
「中央気象台」http://www.nmc.cn/publish/forecast/ASH/shanghai.html

「中央気象台」http://www.nmc.cn/publish/forecast/ASH/shanghai.html

「上海天気網」http://www.soweather.com/

「上海天気網」http://www.soweather.com/

1月

平均最高気温:8度  平均最低温気温:2度  平均降水量:50mm
服装:ダウンジャケット、厚手のコート、ニット、マフラー、手袋、ニット帽、温感インナー

氷点下まで下がることも多く、かなり寒く感じます。冷たく湿った風が強く吹くため、最大限の防寒服でお出かけを。雪が降ることもあります。ホテルではエアコンによる乾燥対策を。カイロ、マスク、保湿系コスメ、うがい薬、のど飴なども荷物に入れましょう。

2月

平均最高気温:9度  平均最低気温:3度  平均降水量:60mm
服装:ダウンジャケット、厚手のコート、マフラー、手袋、ニット帽、温感インナー

一年でもっとも寒い時期なので、引き続き最大限の防寒対策を。一方で春節(旧正月)が過ぎると一気にポカポカ陽気になることも。2月後半は、コートの下にカーディガン×シャツなど、脱ぎ着しやすい服装が便利かも。

3月

平均最高気温:14度  平均最低気温:7度  平均降水量:90mm
服装:薄手のコート、ニット、ストール、カーディガン

スプリングコートではまだ不安な寒さが続きます。でも、下旬の晴れた日はコート無しでお散歩やお花見に出かけたくなる気候に。お出かけ前に現地の週間天気予報を見て、晴れた日が続くようであれば春の装いで、雨や曇りが続く場合は脱ぎ着しやすい冬の服装を準備しましょう。

4月

平均最高気温:19度  平均最低気温:12度  平均降水量:95mm
服装:スプリングコート、パーカー、ジャケット、カーディガン、長袖シャツ

ぐっと気温が上がり、春らしい陽気になります。よく晴れると汗ばむほど気温が上がることもあるので、暑いときはすぐ脱げるような服装で。ただし夜は急に冷え込むことがあるので、羽織れるものやストールなどの準備を。

5月

平均最高気温:24度  平均最低気温:17度  平均降水量:110mm
服装:長袖シャツ、Tシャツ、パーカー、ジャケット

春の短い上海は、5月になると夏日を記録する日も増えてきます。雨や曇りの日、夜のクルーズなど、少し肌寒いと感じたときのために薄手の上着の準備を。紫外線量も増えるので、日焼け止め、帽子、日傘などが必要になってきます。

6月

平均最高気温:28度  平均最低気温:21度  平均降水量:180mm
服装:Tシャツ、長袖シャツ、薄手の上着

上海も梅雨のシーズンです。雨の日も蒸し暑いので、基本は半袖でOK。ホテルや飛行機、列車内などの冷房対策として、羽織れるものも用意しましょう。折り畳み傘、濡れてもいい靴やバッグ、濡れたときの替えのくつ下なども予備で荷物の中へ。

7月

平均最高気温:34度  平均最低気温:25度  平均降水量:130mm
服装:Tシャツ、ノースリーブ、サンダル、帽子

真夏の上海に突入! 2016年の夏前半は、東京がやや涼しかったせいで「上海も涼しいのでは?」と思った旅行者が熱中症で倒れるという事例が続出。「東京と同じような気候」という表現はやめたほうがいいな、とナビが思った出来事でした。現地の気温は必ず現地サイトでチェックを。

8月

平均最高気温:33度  平均最低気温:25度  平均降水量:180mm
服装:Tシャツ、ノースリーブ、サンダル、帽子

引き続き熱中症、日焼け対策が必要な暑さが続きます。平均気温は「平均」ですから、40度を超す日も出てきます。汗拭きシート、ペットボトルカバー、汗をかいたときの予備の着替えなども用意すると便利。後半は台風が来ることもあるので、雨具も忘れずに。

9月

平均最高気温:28度  平均最低気温:23度  平均降水量:150mm
服装:Tシャツ、サンダル、帽子

やや気温は下がりますが、まだ夏の暑さが続きます。上着などは基本的に不要。年によっては「秋老虎」と呼ばれる、9月に入ってからやってくる強烈な残暑が襲来することも。まだまだ夏の服装でOKです。

10月

平均最高気温:23度  平均最低気温:16度  平均降水量:60mm
服装:Tシャツ、長袖シャツ、薄手のカーディガン、ジャケット

国慶節を過ぎると一気に秋に突入。日中と夜の寒暖差が激しいのも特徴です。自分が行く時期の予報が晴れ&昼間の行動がメインであれば、長袖シャツなど一枚でOK。予報が曇りや雨で、夜の街歩きが多いという方はジャケットやカーディガンなど軽い防寒ができるものが必要になります。

11月

平均最高気温:17度  平均最低気温:10度  平均降水量:60mm
服装:コート、ニット、ジャケット、ストール

秋が長引く年もあれば、一気に冬に突入する年もあります。前半は秋服+軽い防寒着、後半は冬服の準備を。迷った場合はとりあえず秋の服装を準備し、現地で寒かった場合はニットやダウンを買い足すという方法もありかもしれません。

12月

平均最高気温:12度  平均最低気温:3度  平均降水量:40mm
服装:厚手のコート、ニット、マフラー、温感インナー

本格的な冬に突入します。綿密に準備したい方は北京の天気予報もチェックを。上海の予報が晴れでも、北京が雪だったりすると大陸の奥の方から冷たい風が吹きつけてきます。風邪、乾燥、大気汚染対策のためにマスクも持参しましょう。

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いかがでしたか? 基本的には四季があって、日本とはそれほど変わらない上海の気候。でも、暮らしているナビが感じるのは、春と秋の服の出番が日本より少ないことと、冬と夏は日本よりもやや厳しいということです。日本の天気予報を見ていると、寒気や雨雲はたいてい大陸からやってきます。寒気であれば、日本に到達するころの寒さより強いということ。迷った場合はいつもより厚着で、夏はいつもより熱中症対策を万全にしてお出かけ下さい。
以上、上海ナビがお伝えしました。


関連タグ:気候服装

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2017-01-12

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