上海の水/時差/電圧

基本で知っておきたい飲み水、時差、電圧とコンセント。出発前に一読を。

こんにちは、上海ナビです。
海外旅行ビギナーの日本人が意外に見落としがちなのが、水や時差などの基本的な現地の事情。特に上海は近い国なので、事前に気に留めないで出かける方も多いようです。ということで今回は、上海滞在時の3つの基本情報についてご紹介。行きたい観光地や食べたいものチェックをする前にぜひご確認を。「変圧器はいらない!?」「浄水器が発達中」など、ひと昔前と変わってきている現地事情もあります。

水事情

飲料水は購入します

飲料水は購入します

まず知っておきたいのは、「上海の水道水は飲めない」ということ。味が明らかにさびっぽいので、知らずにうっかり飲んだとしても変だと思うレベルの水質です。飲み水がほしい場合は、コンビニやスーパーでミネラルウォーターを購入します。現地で気軽に買える水とその値段を以下にまとめてみました(2016年2月現在/市内ファミリーマートにて)。ローカルメーカーと外資メーカーでは5倍も値段が違うのは上海ならではです。
優悦(2元)

優悦(2元)

百歳山(3元)

百歳山(3元)

農夫山泉(2元)

農夫山泉(2元)

愛夸(4元)

愛夸(4元)

ネッスル(2元)

ネッスル(2元)

エビアン(12.5元)

エビアン(12.5元)

ホテルには無料ミネラルウォーターが

ホテルには無料ミネラルウォーターが

一定ランク以上のホテルは、客室に無料のミネラルウォーターを用意しています。備え付けの湯沸かし器でお茶を入れたり、歯を磨いたりするときはこれを。街歩きの際に持ち歩くのもお勧めです。飲み終わった場合は、翌日部屋の清掃時にスタッフが補充しておいてくれます。
「では、バスタブにためるお湯や洗顔は大丈夫なの?」と思う方もいるかもしれません。生活者のナビは普通に水道水を使っていますが、気になる方は「オークラ・ガーデンホテル上海」など水道水を濾過するシステムを採用しているホテルを選んでは。
2010年以降オープンの高級外資系ホテル、バスルームにこだわったホテルなら安心

2010年以降オープンの高級外資系ホテル、バスルームにこだわったホテルなら安心

ほか、ナビが以前、実際に「抜き打ちでバスタブに水をためてみたチェック」をしたとき、水の色などに不自然さがなかったお勧めホテルは「ホテル・インディゴ上海オン・ザ・バンド」と「ザ・プリ・ホテル&スパ」。これらのホテルと同等の値段と建設時期のホテルなら問題はないと思われます。が、「シャワーは普通の水道水ではダメ」ということでは決してありません。こだわる方のみ、高級ホテルを検討して下さいね。

長年主流だったウォーターサーバー。徐々に減っています

長年主流だったウォーターサーバー。徐々に減っています

現地の人はどうしてる?
上海ではウォーターサーバーを購入し、飲用水を配達してもらうのが一般的。ここ最近は浄水器派も増えています。先日家電量販店に行ったときも浄水器の売場面積の広さに驚きました。しかも、ウォーターサーバーコーナーがほぼなくなってる! 気づけばナビも昨年から浄水器派に。上海の家庭用水事情は変わりつつあります。
ハンディタイプの浄水器

ハンディタイプの浄水器

家電量販店には各メーカーの浄水器が

家電量販店には各メーカーの浄水器が

在住日本人向けのレンタル浄水器も

在住日本人向けのレンタル浄水器も

時差事情

「中国の時間は日本よりも1時間早い」と覚えておきましょう。日本が朝8時のとき、上海は朝7時です。サマータイムなどはありません。
また、日本では海外の出来事を伝えるときなどに「日本時間の朝9時ごろ」などと言いますが、中国では「中国時間」ではなく「北京時間」と言います。上海でも、「北京時間」です。

電圧/プラグ/コンセント事情

ナビ私物の日本で買ったMacBook。直接挿して充電できます

ナビ私物の日本で買ったMacBook。直接挿して充電できます

上海の電圧は220ボルト、周波数は50ヘルツ。パソコン、スマートフォン、デジカメなどは日本で買ったものもほとんどが220ボルトの電圧に対応しているので、変圧器不要で使用できます。
プラグの形状はこちらの2種類。コンセントの形状は2種類のプラグに対応する形になっています。二つ穴のほうは日本のコンセントと同じ形状のため、アダプター不要で利用できます。また、ホテルの客室、充電OKのカフェ、マンションなど、どのような場所でも二つ穴プラグは必ず設置されています。
ガイドブックには変圧器とアダプターが必須のように書かれていますが、古い型の特殊な家電を持参せず、上海市内を中心に過ごし、一般的なホテルに泊まる旅行であればどちらも必要ありません。昨今、日本で家電を買い求める中国人が増えていますが、彼らも日本で購入したものをそのまま中国で使用しています。

ドライヤーはたいていのホテルに備え付けられています

ドライヤーはたいていのホテルに備え付けられています

こんな方は念のため変圧器、アダプターの用意を
やや古い型のシェーバー、ドライヤーなど、こだわりのあるものを持参して使いたい方は変圧器の持参を(一般的な旅行者向けホテルであれば、ドライヤー、カミソリは標準で備えてあります)。ほか、「どうしてもラジカセを使う」など特殊な電気製品を持参する方も要変圧器です。
上海市内や近郊の都市ではなく、山間部の山小屋、少数民族が住む秘境などへ行く方は、プラグの形状に偏りのある地域があるかもしれません(が、ほとんどは二つ穴があるハズです)。念のためにアダプターの用意を。

いかがでしたか? こういう基本情報って、旅行パンフやガイドブックの巻末に小さい文字でぎっしり書かれているので読み飛ばしがちですよね。時とともに変わる事情もあるので、上海ナビでは随時情報を更新していきたいと思います。
以上、上海ナビがお伝えしました。 

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2016-03-03

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