蘇州麺（ラーメン）☆特集！

こんにちは、上海ナビです。
上海グルメといえば、小籠包や上海蟹が思い浮かぶところですが、ナビの隠れたおすすめは「蘇州麺（スージョウミェン）」！中国から伝わり、独自の発展を遂げていった日本のラーメンとは全く違った味わいが楽しめるんです。さて、一体どんなラーメンなのでしょうか？今日は蘇州麺についてご紹介します。

～蘇州ってどんなところ？～

蘇州は上海の西側、江蘇省の東南部に位置する都市。
高速鉄道で上海から片道30分ほどで行くことができるので、日帰りの旅行先としても人気の高いところです。

市内には世界遺産となっている庭園が数多くあり、水が豊かで街に運河が張り巡らされていることから、“東洋のベニス”ともいわれているんですよ。名物はシルク製品、そして今回ご紹介する「蘇州麺」です。

蘇州で一番有名な麺専門店といえば、「同得興（トンダーシン）」。以前、テレビ「世界ウルルン滞在記」 でも紹介されたことがあり、日本のガイドブックにも必ず載っているお店なんです。蘇州に来たら、ぜひ本場の蘇州麺を召し上がってみてくださいね。
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＜注文～料理が運ばれるまで＞
蘇州麺のお店は、最初に入口近くのカウンターで食券を買い、店員に食券を渡してラーメンを受け取るセルフサービス式が主流。そして、麺と具が別々の皿で運ばれてくるのが蘇州流です。写真は、ムキエビと蟹味噌が載った「蝦仁蟹粉面（シャーレンシエフェンミェン）」。

＜麺、スープ＞
麺は、シルク糸のようなストレートの細麺 が特徴。
透き通ったスープは醤油ベースの「紅湯（ホンタン）」、塩ベースの「白湯（バイタン）」の2種類。紅湯は主に肉系、白湯は魚系というように、ラーメンに載せる具材によって、どちらのスープが使われるか分かれます。紅湯はスープの色が黒く、蘇州ならではの少し甘い味がします。白湯はあっさりしながらもコクが感じられますよ。ナビの調査によると、中国人には紅湯、日本人には白湯が人気があるようです。2人以上で訪れたら、１つずつスープを試してみるのもいいですね。

＜具＞
具はこのように別皿で運ばれてきます。
具は注文が入ってから炒めるので、熱々です。

＜できあがり＞
具を麺の上にかけてできあがりです。
とろっとした具が麺にたっぷり載っていて、とてもおいしそう！
さぁ、いただきましょう～。

＜食べ方＞
写真のように具を全部麺の上に載せて、かき混ぜながら食べるのが中国人風ですが、最初にスープと麺だけすすり、そのもの味を楽しんでから、あとから具を載せてもOKです。特にルールはないので、お好きな方法で頂いてくださいね。中国の麺はとっても長いので、一気にすすらず、適当なところで噛み切って食べるのがコツ！

①滄浪亭
（ツァンランティン）
蘇州で最も古い庭園「滄浪亭」の名前を冠した老舗蘇州麺専門店。絹織物を扱っていた店主・王寿平氏が蘇州から有名な料理人を招聘し、店を始めたのが始まり。市内に約15店舗。

＜静安店＞
住所：静安区大沽路509号(石門一路近く)
電話：021-6327-1975
営業時間：6:00-24:00

②呉越人家
（ウーユエレンジャー）
こちらも上海で有名な老舗蘇州麺専門店。どれを食べてもハズレがないと日本人にも人気。市内に約15店舗。

＜陝西南路店＞
住所：盧湾区陝西南路141号2楼(南昌路近く)
電話：021-6445-7555
営業時間：10:30-14:30、16:30-21:00（年中無休）

③老盛興蘇州湯包館
（ラオシェンシンスージョウタンバオグァン）
蘇州の味が手軽に楽しめる蘇州式小吃専門店。蘇州麺のほか、少し甘めのスープが特徴の小籠包「湯包（タンバオ）」から一人用鍋、中華風どんぶりまで、豊富なメニューが揃う。市内に約15店舗。

＜武夷路店＞
住所：長寧区武夷路433号（定西路近く)
営業時間：7:00-21:00（年中無休）