秋の上海旅行の楽しみ方

上海蟹、月餅、アート、郊外旅行etc 楽しみ方満載の秋は上海旅行のベストシーズン!

こんにちは、上海ナビです。
秋は一年のうちでもっとも上海旅行にぴったりの季節。暑くも寒くもなく、晴れの日も多く、イベントも多数。そして世界的に有名な上海名物・上海蟹が旬を迎える季節でもあります。中秋節にはお土産にぴったりの月餅も出回りますよね。この時期に旅の計画を立てれば、灼熱の夏休みや厳寒のお正月休みに上海を訪れるよりも、数倍上海を楽しめるとナビは思います。思い切って休みをとって、ベストシーズンの上海に遊びにきませんか?

秋の上海を楽しむコツ

駅や空港は大混雑します

駅や空港は大混雑します

祝祭日をはずして日程の決定を!
秋は10月1日から一週間の国慶節、9月下旬の中秋節という二つの連休があります。この時期は中国国内も旅行シーズン。観光地はどこも満員電車のように込み合い、鉄道の切符やホテルの予約も取りにくくなります。快適に観光、移動するなら中国の祝日をはずして旅の日程を決めましょう。
気温の変化に注意を
基本的に服装は日本の秋と同じで大丈夫ですが、10月半ばまで真夏のような暑さの日があったり、11月初旬で急にコートが必要なくらい寒い日があったりと、秋の短い上海は急激に気温が変化します。できれば持っていくお洋服は出発の前日くらいに天気予報を見て決定を。暑かったら脱げる服、寒いときには羽織れるものを用意すると便利です。

秋といえば上海蟹!

上海の秋といえば、なんといっても上海蟹! 解禁日は毎年9月下旬で、10月中旬まではメス、11月以降はオスがおいしくなります。蒸したての甲羅をあけて、黒酢をたらしてお箸で少しずつすくって……と考えるだけでたまらない! 最近は一年中上海蟹を出す店が増えていますが、旬の蟹に勝るものはありません。本場で安くおなかいっぱい食べたい! という方は、産地の陽澄湖まで行っちゃうのも手ですよ。
こちらは「成隆行蟹王府」の388元コース

こちらは「成隆行蟹王府」の388元コース

評判のお店ではずれなしの蟹料理を食べるなら絶対に予約を。シーズンになると、有名な老舗では一週間前の予約は必須というお店もあります。蟹料理ビギナーならコース料理のあるお店がオススメ。食べやすいよう、足の先まで殻から出して提供してくれるレストランもあります。通の方はぜひ庶民派上海料理店で、地元の人にまじってかぶりつきましょう。マナーは考えなくてOK。足までバリバリ食べてくださいね。
蒸し蟹以外にも、こんな上海料理があります。紹興酒も忘れずにオーダーを。
「蟹粉豆腐」(蟹味噌と豆腐の炒め物)

「蟹粉豆腐」(蟹味噌と豆腐の炒め物)

「蟹粉小籠包」(蟹味噌入り小籠包)

「蟹粉小籠包」(蟹味噌入り小籠包)

蟹の足肉のアスパラガスの炒め物

蟹の足肉のアスパラガスの炒め物

蟹味噌担々麺

蟹味噌担々麺

蟹と中国餅の炒め物

蟹と中国餅の炒め物

ナビで予約できる『上海蟹』ツアーはこちらです!!!

秋といえば月餅!

秋のギフトといえば中国では月餅。お歳暮のように親戚や取引先のクライアントに贈ったり、お世話になった人にプレゼントしたりします。ただし月餅は、日本でいえばバレンタインチョコやクリスマスケーキみたいなもの。中秋節の直前は専門店にお客さんが殺到し、中秋節を過ぎると店舗からあっという間に片付けられてしまうんです。手に入れるなら9月中旬までと覚えておいてください。
新天地のホテル「アンダーズ」の月餅。オシャレなホテルは月餅ギフトもオシャレ

新天地のホテル「アンダーズ」の月餅。オシャレなホテルは月餅ギフトもオシャレ

が、正直「月餅が好き」という日本人は少数派なんです。ナビも自分から買うことはないかな〜(笑)。理由は、とにかく重い、甘い、のどが乾く! 特に伝統にこだわる老舗の月餅はこの傾向が。でも、最近は外資系5つ星ホテルがカフェラテ味、カボチャ味など、外国人にも馴染みやすいテイストの月餅を売り出しています。滞在したホテルのオリジナル月餅なら記念にもなりますよね。おいしい月餅が手に入るホテルを選んで滞在するのも◎。
また、日本へのお土産としてオススメなのは、ゴディバ、スターバックスなど、日本でもお馴染みのお店のオリジナル月餅。もちろん上海限定商品です。ゴディバの月餅は今年こそナビも食べてみたいな〜。ハーゲンダッツも月餅を売り出しますが、こちらはアイスなのでぜひ店舗で味見してみてください。
スタバの月餅ギフトはマグカップ付き

スタバの月餅ギフトはマグカップ付き

ハーゲンダッツの月餅はもちろんアイス

ハーゲンダッツの月餅はもちろんアイス

↓こちらのデパートへ行けば有名お菓子メーカーのカウンターがありますよ。

秋といえばアート!

上海で芸術の秋を満喫するなら、「上海ビエンナーレ」の開催年を狙ってみて。2012年はちょうど開催年に当たります。今回は10月1日からなんと翌年の3月31日まで、上海万博跡地と、「上海外灘美術館」周辺を開場に国内外の最新作品を展示。イベントに合わせて、市内の美術館やアートスポットでもさまざまな企画展が開かれそうです。一昨年まで「上海美術館」が拠点だったビエンナーレ。今年はどんな風に変化するのか楽しみです。
上海のアートスポットや美術館は、散策、カフェでのひと休み、お土産探しにもオススメ。何より、日本の美術館のように有名な作品や教科書に載っているような作品がないため、自分自身が無の状態から作品と向き合えるのが魅力です。なぜこんな作品を上海の若手アーティストが作るのか、なぜ中国の現代アートが欧米で受けるのかなど、じっくり考えながら鑑賞してみて。見えなかった中国が見えてくるはずです。
上海の美術館にはユニークな現代アート作品がいっぱい 上海の美術館にはユニークな現代アート作品がいっぱい 上海の美術館にはユニークな現代アート作品がいっぱい

上海の美術館にはユニークな現代アート作品がいっぱい

秋といえばスポーツ!

上海の秋の一大スポーツイベントといえば、毎年恒例の「ATP1000マスターズ」。上海で開催されるプロテニスの大会です。ロジャー・フェデラー、ラファエル・ナダル、錦織圭など、有名な選手も上海にやってきます。また、シーズンが11月までの中国サッカー・スーパーリーグもぜひ。海外の有名選手の華麗なプレーを間近で観戦しましょう。

秋といえばファッション!

日本では数万円以上しそうなモードなコートも安くオーダーできます

日本では数万円以上しそうなモードなコートも安くオーダーできます

日本では、お店に並び始めたばかりの秋冬物がいちばん高い時期。でも、上海ではまだ寒さを感じない秋ならカシミヤコート、カシミヤセーター、ダウンコートなどを格安でオーダーメイドすることができちゃいます。冬本番よりも安いんですよ。布市場へ行くと、飾られている既製品にもかわいいものがいっぱい。早めに安く冬物を手に入れましょう。相場はカシミヤのハーフコートで700元前後です。オーダーするという方は、見本にしたいファッション誌の切り抜きをお忘れなく。

秋こそ行きたい郊外観光地

秋は郊外旅行に最適の季節。特に杭州の西湖周辺には、「三潭印月」「平湖秋月」「南屏晩鐘」など、秋に見るべき風景の名所が点在しています。また、上海蟹の産地として知られるのは陽澄湖ですが、蘇州と無錫にまたがる太湖、水郷・朱家角に近い淀山湖でも、陽澄湖産に劣らない上海蟹が養殖されるようになりました。湖に近い観光地へ行けば、おいしい上海蟹が食べられるかもです。

いかがでしたか? 秋が上海旅行のベストシーズンだということは、お分かりいただけたのではないでしょうか。在住者のナビも、秋がいちばん快適で過ごしやすい季節だと思っています。この時期は長期連休がない日本ですが、ちょっぴり贅沢をして「週末上海蟹旅行」を決行するのもいいかもしれません。
以上、上海ナビがお伝えしました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2017-10-26

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