楼外楼 （杭州）

だいぶ前になるのですが、今年の２月末に行って来ました。杭州に行ったら、必ず夕食を「楼外楼」で食べると決めていました。目的は、杭州料理「こじき鶏のハスの葉包み焼き」と「エビの龍井茶葉炒め」を食べるためです。店内は広く、たくさんのまるテーブルがありましたが、大勢のお客さんで賑わっていました。老舗のレストランなだけあって、地元のお客さんの中でも、少しリッチな感じのお客さんが多かったように思います。　こじき鶏は、まるまる１羽が２時間かけて蒸し焼きにされたものが乾いた土に包まれた状態で登場し、テーブルのサイドでお店の人が鶏を取り出してくれました。匂いが臭かったりするのかな？なんて心配していたのですが、泥臭さなどは全くなく、いかにも名物料理と思わせてくれるサプライズな料理でした。ただ、エビの炒めものには、肝心の龍井茶葉がほんのちょっとしか入っておらず、がっかりしました。それでいて一皿１１８元。エビが高いのか、龍井茶葉が高かったのか、ちょっと考えさせられる料理でした。これらの料理に加え、麺料理、そしてビールを夫と２人で飲み、合計２９３元でした。老舗料理店にしては、日本では考えられない位安いですよね。　　日本に帰ってきてから、上海の書店で買ってきた中国の昔ばなしが載っている絵本（中国語で書かれている絵本）に、楼外楼が載っていました。歴史のあるレストランだったんだなぁ〜と、改めて感じました。