香樟雅苑  (杭州)

シァンジャンヤーユェン香樟雅苑

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杭州観光で有名な「六和塔」や「虎跑泉」巡りの休憩にもオススメ!海鮮系から素朴なおふくろの味まで楽しめる人気レストラン。

こんにちは、ナビです。
上海発着のツアーでも人気の観光都市・杭州ですが、観光の見所は杭州のシンボル西湖だけでなく、湖の東手と南手に広がる山間部にもたくさん点在しています。しかし、ここでちょっと困るのがレストラン選び。市街地を離れると、ガイドブックの紹介も少なくてちょっと心配!

そこで今回は上記のロケーションにあってオススメの中華料理レストラン 「香樟雅苑」 をご紹介しようと思います。
このレストランは西湖の南端から南方向に伸びる虎跑路沿いにあり、美しい自然の中で美味しいお茶がいただける西湖新十景の1つ 「虎跑泉」 や観光名所 「六和塔」 などとの観光と組み合わせるにはちょうど良い場所にあります。決して交通の便がいい場所ではないのですが、なかなか評判がいいレストランだそうですよ。車道脇に見える 「香樟雅苑」 と書かれる石碑の左手側を入っていくとお店があります。

~ さっそく店内へご案内しましょう ~

★ まずはメインダイニングから
玄関を入って受付を抜けると、左手に広がるのはメインダイニング。正直内装にあまり期待していなかったのですが、清潔度はバッチリです。こちらは4~6人でのテーブルが用意されています。
★ オーダーはこちらで決めます
メインダイニングを抜けた先にはお料理の写真やサンプルがズラリ。実はこのレストランには通常のレストランのようなメニューが無く、ここで写真やサンプルを見ながら注文したいお料理を決めるスタイルになっているんです。このお店に限ったことではなく、ローカル系のお店では稀に遭遇する注文の仕方です。
それと同じ空間には、人気の海鮮素材や活きた鶏サンもご一緒しています。これ以上の新鮮というものは無いですね。鶏は日本人には少々リアルすぎる光景かもしれませんが、中国ではいまだに市場で鶏の首をその場でチョーンとやる光景が見られるんですよ (さすがに普通のスーパーでは日本と同じ売り方をしています)。
★ さらに奥は個室になっています
先ほどの注文コーナーを抜けた店内の一番奥には複数の個室が用意されています。今回ナビが利用したこの4人掛けの個室はそんなに豪華な感じでもなかったので、コダワリがなければメインダイニングの方がむしろ明るくていいかもしれません!

~ 3人で食べて満腹のお料理をご紹介します ~

今回は女性3人で杭州を訪問中のナビは、ランチタイムでここへとやってきました。ランチとは言えお腹は十分に空いているので、サラダやスープにお魚料理など、とにかく気になったものをトライの気持ちも込めて次々とオーダー! …さて、お味の方はいかに?!

大拌菜(野菜サラダ) / 20元
最初に運ばれてきたのは、野菜サラダ。ピーナッツがまぶされていることを除けば、日本の家庭でもお馴染みのとっても標準的なサラダです。しかも、フレンチドレッシングでの味付けなので、あっさり食べやすい! 中国のローカルレストランでサラダと言えば、甘いドレッシングでウゲ~っという経験も多々ですが、ココのはOK!

食神鮑肚羹(鮑と魚の浮き袋のスープ) / 1人分28元)
引き続きスープの登場です。1人分ずつ写真のような姿でやってきますが、これが美味しい! とろみがあり味付けのしっかりしたスープの中には、アワビや魚の浮き袋の他にも、ほんのちょっぴりですがフカヒレやナマコなども。白ご飯にかけて食べたい~!

茶聊鴨 (鴨肉の茶葉蒸し焼き) / 32元
こちらは茶葉を使って鴨肉を蒸し焼きにしたもの。葉っぱを使って蒸し焼きにすると言えば杭州名物 「叫化童鶏 (こじき鶏) = 鶏肉を蓮の葉に包んで蒸し焼きにしたもの」 が浮かびますが、こちらは肉質がパサつかず、さらに甘辛のタレで味付けが効いている点で調理法がちょっと違うのでしょう。なかなか食べやすい味です。

銭江魚鈎 (白身魚の蒸し焼き) / 68元
お料理の名前をそのまま訳すと、銭塘江 (杭州市の南を流れる大河)の釣り針、という意味でしょうか? こちらは白身の川魚を蒸し焼きにしてから醤油ベースのスープをたっぷりとかけたお料理です。身の上に赤茶色いものがまぶされていますが、これはダイコンの漬物を干したもの。全体的にちょっと塩気が強めです。

孜然乳羊肉 (羊肉のスパイス焼き) / 38元
羊の肉は独特の臭みがちょっと苦手な方も多いかもしれませんが、中国西北部でよく使われるスパイス (孜然=クミン) を効かせてバーベキューにしたものはわりと食べやすいんですよ。こちらもそんな味付けで、羊の肉とピーナッツ/ニンニク/ピーマンなどを一緒に焼いたものです。ピリ辛ですが強烈な辛さでもないので、辛いものに弱い人でも大丈夫!

皮儿葷素 (湯葉と野菜の炒めもの) / 25元
少し味付けの濃いものが続いたところで、この野菜料理はアッサリな雰囲気!と思いましたが、あっさりというよりはちょっと味付けが濃かったかな(でも、美味しいです)? 料理名にある “ 皮儿 ” とは豆乳からできた皮=湯葉のこと。湯葉をクルクルっと丸めたものにチンゲンサイやキクラゲ、中国ハムなどが一緒に炒められています。

金牌焼土参 (ダイコンの甘辛煮) / 25元
最後に、名前が気になってオーダーしてみたのがこちら。“ 土参 ” とはな~んとダイコンのことでした! 上海名物の家庭料理、紅焼肉 (ホンシャオロウ) のように、醤油と砂糖の甘辛な味付けです。

最後には、中国のレストランでお約束のスイカが登場しました。
どのお料理も美味しかったです! が、味付けシッカリなものが多かったので、炒飯 (中国のチャーハンは味付け薄め) なども一緒に注文すると、ちょうどよくバランスがとれそうです。
「香樟雅苑」 では海鮮料理などちょっと高級なお料理だけでなく、地元風の家庭料理もなかなか美味しいと人気があるそうですよ。ナビが試したお料理も参考に、皆さんも満足できるお食事を楽しんできてくださいね!

記事登録日:2008-12-12

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2008-12-12

利用日
女性 男性