水族館と遊園地を同時に楽しめる! 滴水湖エリアの大型テーマパークで遊ぼう!
こんにちは、上海ナビです。
テーマパークのオープンラッシュが続いているここ数年の上海ですが、2018年11月、地元ではディズニーランドに次ぐ注目度のレジャースポットがオープンしました。それが今回ご紹介する「上海海昌海洋公園」。上海にはいままでなかった、遊園地と水族館が融合したテーマパークです。今回は運良くプレオープン中に訪れることができたナビ。どんな施設なのか、ひと足先に園内の様子をレポートしたいと思います♪
「上海海昌海洋公園」へ行こう!
「臨港大道」駅改札を出たところに案内板
「上海海昌海洋公園」の最寄駅は地下鉄16号線「臨港大道」駅。駅からはバスを乗り継ぎます(運賃1元、乗車時間約10分)。
※タクシーはほとんど走っていないエリアですので、必ず地下鉄、バスの乗り方をマスターしてお出かけください。バスの運賃は釣り銭が出ませんのでご注意ください。
※帰りのバスは降りたところから出ます。近くに別のバス停もありますが、降りたところまで戻って「1135路」に乗ってください。
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「上海海昌海洋公園」とは?2018年11月にオープンした水族館テーマパークです。面積は29㎢。5つのテーマエリアとオフィシャルホテルから成る施設で、地元上海の親子連れやカップルをターゲットにしています。日本人旅行者的視点での楽しみ方は、ディズニーランドでは味わえない中国のローカル遊園地の雰囲気を味わうこと。それと、日本の水族館ではなかなかない大掛かりで巨大な展示水槽と、動物たちとの近さを楽しむことでしょうか。
<チケット>平日一般:330元(土日祝日と夏季は399元)
140cm以下の子供と65歳以上:190元(土日祝日と夏季は249元)
※身長100cm以下の子供は無料(大人一人につき一名まで同行可)。
スマホ決済派のナビは、アプリでのチケット購入を試したのですが、中国人の身分証番号以外は入力できない仕組みになっていました。問い合わせたところ「外国人の方は現地窓口で」とのこと。当日券があるのか、行列がすごいのではないかなど心配でしたが、現地の人はほとんどアプリで購入しているので窓口はガラガラ。快適に買えました。購入にはパスポートが必要なので必ず持参してください。
入り口の向かって左手奥にチケット売り場
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当日券、買えました〜
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入り口です
入場時には荷物検査があります。ライターなどの危険物は持ち込み禁止です。
海の生き物たちに会いに行こう!
マップです
それでは早速園内を歩いてみましょう。園内は大きく5つのエリア「人魚海湾(エントランス付近)」「極地小鎮(ペンギンゾーン)」「氷雪王国(シロクマゾーン)」「海底奇域(サメゾーン)」「海洋部落(イルカゾーン)」に分かれています。が、その合間にも「怪獣探秘館(アザラシ、アシカ、カワウソゾーン)」などエリアに属していない施設がいろいろあったりします。なので、「コンセプトは考えずに歩く」「いちいち突っ込まない」というスタンスで歩きましょう。
※実際に来て発見を楽しんでいただきたいので、以下、触りだけご紹介します。
この日はずっと寝ていました
こんな生き物たちに会えます♪ 一部だけご紹介しますね。
広〜いアシカ&アザラシプール
なかでも、アザラシとアシカたちがいる大型プールはずっと見ていられる楽しさでした。まだオープンしたばかりだからなのか(?)、縄張り争いの真っ最中という感じで、彼らなりに活発に議論している光景がそこここに。ものすごく元気で生き生きしていて見応えがありました。餌やり(バケツの魚。一回50元)のオプションもあります。
コツメカワウソも大人気。ガラス越しなのがやや残念ですが、活発に泳ぐ様子を見ることができます。午前中は寝ているので、じっくり見たい方は午後を狙いましょう。
ソファを設置してほしいな〜
仕事ストレスをためている皆さんにお勧めなのは「珊瑚水母館」。さまざまな種類のクラゲが円柱型の水槽で展示されていて、ぼんやりと癒しのひとときを過ごすことができます。メイン動物ではないので人が少ない点もポイント。
全体的に、動物たちと近くて、なぜだか動物たち側もフレンドリーな気がしました。
そのほか、園内には4カ所のショースペース(イルカ、アシカ、シャチ、ベルーガ)があります。ナビが訪れたプレオープン期間中はまだ始まっていませんでしたが、おそらく必見。上演時間をチェックしつつ歩いてみてください。
アトラクション&ショーをチェック
ジェットコースター「海豚過山車」
園内のアトラクションは大小合わせて約10個。敷地外にも工事中の場所があったので、今後もどんどん増えそうです。乗り物代はすべて入場チケットに含まれています。
園内を見渡せます
誰もが楽しめるナビのお勧めアトラクションは「時空纜車(ロープウェイ)」。西側の雪山と東側の火山を結んでいます。かなり高いところを進むのでけっこうスリリング。
クリスマス限定ショー?
園内を歩いているとショーに遭遇することも。中国の遊園地的ローカル加減を味わえます。
地味にすごかったのが、地面に水で絵を描くおじさん
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水辺エリアでは水上ショーが開催されます
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気になる食事&お土産
ややネックとなるのは食事です。園内には数カ所のレストランがあるのですが、内容、値段ともかなり微妙でした……。
そんななか、今回ナビが選んだのは店内にペンギンの水槽がある「企鵞餐庁」。海南チキンライスを頼んだのですが、これ、海南チキンライスじゃないですよね……。味が、というか、「全体的に違う」のがとても残念。
ペンギンを見ながら食事できるけど、
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メニューは正直微妙……
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雰囲気重視という方は、火山の下にある「鯨鲨餐庁」へ。園内でいちばん高級なレストランだそうで、300元のコースなどを出しています。「なんだか全体的に不安。慣れたものを食べたい」という方は、園内に一軒だけある「バーガーキング」へ。現地のお客さんもみんなそう思うのか、このお店だけ行列ができていました……。ですので、行くなら午前11時ごろが狙い目です。
大水槽のある高級レストランも
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安心を求めるならバーガーキング
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上海のローカルなテーマパークでいちばんの問題だと思うのは、ショップの品揃えかもしれません。各店をまわってお勧めを探してみましたが、ぬいぐるみメインのこんな感じのラインナップです。お土産調達は目的にしない方がいいかも。でも、子供用のアザラシのリュックはちょっとかわいいかな。
いかがでしたか? 「上海海昌海洋公園」のオープンで、上海はいつのまにか水族館が3つもある街になってしまいました。もしかしたら、日本の水族館マニアの皆さんにとって上海は既に注目の都市になっているのかも? 市街地からやや離れているので、「一般的な日本人旅行者が行かない場所」を目指す方にも「上海海昌海洋公園」はぜひお勧め。中国特有の遊園地の雰囲気も味わっていただけたらと思います。
以上、上海ナビがお伝えしました。