金錨傳菜

ジンマオチュアンツァイ金锚传菜

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ちょっぴりおしゃれ、でもとってもローカル!新華路で伝統上海料理をいただこう。

こんにちは、上海ナビです。
先日、地方からきた中国人のお客さんをアテンドすることになったナビ。一緒に食事をということになり、おいしい上海料理をご希望とのこと。値段は高すぎず、安すぎず。観光客がたくさん来るようなところはNG。同じ中国でもそれぞれに味付けも、使う食材も変わります。中国人であればなおのこと、上海に来たら本格上海料理を食べたいと思うものなのでしょう。今日ご紹介する「金錨傳菜」はそんなわがままな方も大満足してくれたお店なのです。
お店があるのは「新華路」と「定西路」の交差点付近。以前ナビで紹介した「蝶翠軒」の近くです。新華路は、上海の大動脈「延安中路」の南側にあり、フランス租界名残のプラタナス並木がキレイな道です。「定西路」は、西の繁華街「中山公園」まで抜けています。このあたりは、上海在住の外国人、とくに欧米人が多く住んでいます。天気のいい休日の昼下がりには、のんびり散歩をする彼らの姿を見ることができます。
お店の隣のビルには銀行、携帯電話会社(中国移動通信)、カフェ、フィットネスクラブ(健身)などが入っています。

お店の隣のビルには銀行、携帯電話会社(中国移動通信)、カフェ、フィットネスクラブ(健身)などが入っています。

お店のすぐ向かいは、「光華医院」。中国医学と西洋医学、どちらも扱っている病院です。

お店のすぐ向かいは、「光華医院」。中国医学と西洋医学、どちらも扱っている病院です。

新華路と定西路の交差点、西南の角にはピンクのおとぎの城「ハローキティスタジオ」が。ドレス姿で写真を撮る小さい女の子や若い女性の姿をよく見かけます。
お店のある「新華大廈」。一階に「浦東発展銀行」が入っています。入り口は右側。赤字に店名が示す金色の錨のマークが目印です。

広々とした店内

入り口は少し狭いのですが、中に入ると予想以上に広々としています。白を基調に、赤紫のナプキンがアクセントになって色合いはかなり中国的なのですが、結構おしゃれですよね。
入ってすぐの広間は明るく開放的な感じ。さらに奥にはもちろん大中小そろった個室もあります。 入ってすぐの広間は明るく開放的な感じ。さらに奥にはもちろん大中小そろった個室もあります。

入ってすぐの広間は明るく開放的な感じ。さらに奥にはもちろん大中小そろった個室もあります。

本格上海料理をご紹介

と、その前に。
今日は中国人3人と一緒に来たナビ。日本の銘柄ですが、常温と…。なので冷えたビールと常温と2本頼みました。中国では常温ビールを飲む習慣があるんです。
さて、それではお料理をご紹介しましょう。
金錨醤鶏(38元)   甘め醤油味と鶏肉料理は上海料理の特色です。見た目はかなりしょっぱそうですが、中国のお醤油の塩分は日本のお醤油より少なく、色は濃い目。なので、見た目よりさっぱりした味付けです。

金錨醤鶏(38元)   甘め醤油味と鶏肉料理は上海料理の特色です。見た目はかなりしょっぱそうですが、中国のお醤油の塩分は日本のお醤油より少なく、色は濃い目。なので、見た目よりさっぱりした味付けです。

冰脆涼瓜(16元)   この料理は中国に来て初めて見たのですが、薄くそいだニガウリを冷水にさらして、蜂蜜のようなとろりとした蜜をつけていただきます。冷水でさらすことによって苦みがなくなってとっても食べやすくなります。甘い蜜?こちらは召し上がってみてください。癖になること請け合いです。

冰脆涼瓜(16元)   この料理は中国に来て初めて見たのですが、薄くそいだニガウリを冷水にさらして、蜂蜜のようなとろりとした蜜をつけていただきます。冷水でさらすことによって苦みがなくなってとっても食べやすくなります。甘い蜜?こちらは召し上がってみてください。癖になること請け合いです。

美極百花杏鮑菇(38元)   鮑菇はどことなく鮑の歯ごたえを感じられるキノコです。(菇はキノコの意)キノコの真ん中に切れ目を入れて、エビのすり身を挟んでいます。味付けは牡蠣油ベース鮑風味。エビのぷりっとした歯ごたえと鮑菇の歯ごたえが素敵な二重奏を奏でます。

美極百花杏鮑菇(38元)   鮑菇はどことなく鮑の歯ごたえを感じられるキノコです。(菇はキノコの意)キノコの真ん中に切れ目を入れて、エビのすり身を挟んでいます。味付けは牡蠣油ベース鮑風味。エビのぷりっとした歯ごたえと鮑菇の歯ごたえが素敵な二重奏を奏でます。

鶏汁腐衣結(16元)   腐衣は豆腐の一種。薄く切ってきっちり水切りしたような感じでしょうか?かなり丈夫なお豆腐です。それを帯状に切って結んだ状態でチキンベースのスープで煮ています。あっさり塩味。

鶏汁腐衣結(16元)   腐衣は豆腐の一種。薄く切ってきっちり水切りしたような感じでしょうか?かなり丈夫なお豆腐です。それを帯状に切って結んだ状態でチキンベースのスープで煮ています。あっさり塩味。

馬来醤炒四角豆(26元)   四角豆は熱帯地方の特産物です。上海特産ではありませんが、ナビの好物なのでご紹介します。名前の通り、輪切りにすると切り口が四角いのです。

馬来醤炒四角豆(26元)   四角豆は熱帯地方の特産物です。上海特産ではありませんが、ナビの好物なのでご紹介します。名前の通り、輪切りにすると切り口が四角いのです。

糟溜黄魚片(48元)   黄魚は中国では珍しく海の魚です。糟溜は酸味がきいたとろっとしたスープで煮込んだ料理のことですが、一般的には川魚の草魚や桂魚で作るのが一般的。日本人にはちょっと泥臭さが気になります。脂ののった黄魚はそんな泥臭さもなく、かなり食べやすいと思います。

糟溜黄魚片(48元)   黄魚は中国では珍しく海の魚です。糟溜は酸味がきいたとろっとしたスープで煮込んだ料理のことですが、一般的には川魚の草魚や桂魚で作るのが一般的。日本人にはちょっと泥臭さが気になります。脂ののった黄魚はそんな泥臭さもなく、かなり食べやすいと思います。

揺桂三松配茶餅(32元)   実はなんだかわからなかったのですが、鮮やかな緑色の餅の写真に惹かれて頼んでみました。茶葉で色つけをしてた餅に、肉松(でんぶのような食感です)と松の実千切りをあしらったフライドポテトをくるんでいただきます。かりかりのポテトと肉味のでんぶと香ばしい松の実、もっちりした餅の4つの異なる歯ごたえがなかなかおもしろい取り合わせです。 揺桂三松配茶餅(32元)   実はなんだかわからなかったのですが、鮮やかな緑色の餅の写真に惹かれて頼んでみました。茶葉で色つけをしてた餅に、肉松(でんぶのような食感です)と松の実千切りをあしらったフライドポテトをくるんでいただきます。かりかりのポテトと肉味のでんぶと香ばしい松の実、もっちりした餅の4つの異なる歯ごたえがなかなかおもしろい取り合わせです。

揺桂三松配茶餅(32元)   実はなんだかわからなかったのですが、鮮やかな緑色の餅の写真に惹かれて頼んでみました。茶葉で色つけをしてた餅に、肉松(でんぶのような食感です)と松の実千切りをあしらったフライドポテトをくるんでいただきます。かりかりのポテトと肉味のでんぶと香ばしい松の実、もっちりした餅の4つの異なる歯ごたえがなかなかおもしろい取り合わせです。

生煎包(12元/4つ)    上海の小吃(おやつ)といえばこれ!底をかりっと焼いた肉まんです。1つで2度おいしい。かぶりつくと中から熱々の肉汁が飛び出してくるので食べるときは要注意です。

生煎包(12元/4つ)    上海の小吃(おやつ)といえばこれ!底をかりっと焼いた肉まんです。1つで2度おいしい。かぶりつくと中から熱々の肉汁が飛び出してくるので食べるときは要注意です。

酒酿圓子(22元)    酒糟に白玉団子を浮かべた上海名物のデザートです。かなりさらっとしているので、結構おなかいっぱいでも入ってしまいます。発酵食品は腸を整えるので食後のデザートと言うだけではなく、漢方的な考え方にも合っているのです。中国のデザートには3000年の歴史を感じます。

酒酿圓子(22元)    酒糟に白玉団子を浮かべた上海名物のデザートです。かなりさらっとしているので、結構おなかいっぱいでも入ってしまいます。発酵食品は腸を整えるので食後のデザートと言うだけではなく、漢方的な考え方にも合っているのです。中国のデザートには3000年の歴史を感じます。

いかがでしたか?今日ご紹介したレストランでは、本当に注文を受けてから一つずつ作っているので、ピーク時には料理が出てくるのが少し遅くなることもあるそうです。それでも人気メニューを作り置きするようなことはしないで、ちゃんと作るというのが創業当時からのオーナーのこだわりなんだそうです。冷たい前菜以外、暖かいものは作りたてが一番おいしい、だからその最高の状態を提供しよう、と現在でもこだわっているそうです。なので、すごくおなかがすいているときには、ちょっと多めに前菜系を注文しましょう。それでもできたての料理が一番のごちそうだと実感できると思います。以上、上海ナビがお伝えしました。

記事登録日:2009-07-22

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関連タグ: 上海料理 新華路

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2009-07-22

利用日
女性 男性