新上海

シンシャンハイ

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王道上海料理を地元客に混じってわいわい食べよう! 「田子坊」に隣接する老舗ローカル上海料理店。

こんにちは、上海ナビです。
古い住宅街に土産物店や個人経営ショップがぎっしり並ぶ「田子坊」は、上海でも一二を争う人気観光スポットです。でも、旅行者の皆さんによく聞かれてナビが困ることといえば、「このエリアで食事をするならどこ?」という質問。手頃で上海らしいレストランが少ないエリアなんですよね〜。そんなとき、ナビがお勧めしているのが今日ご紹介する「新上海」です。観光客よりも地元の中高年の常連さんのほうが多い、安定の人気レストランなんですよ。

「新上海」へ行こう!

「新上海」があるのは、地下鉄9号線「打浦路」駅に直結しているモール「上海日月光中心広場」の4階です。「上海日月光中心広場」は未だにナビも迷う構造のモール。お店はモール内の「泰康区」に位置します。
①「打浦橋」駅に直結している地下2階の売場に入ります

①「打浦橋」駅に直結している地下2階の売場に入ります

②入ってすぐのこのエスカレーターで地下1階へ

②入ってすぐのこのエスカレーターで地下1階へ

③上がったら進行方向に進み、突き当たりのスーパー前を右折します

③上がったら進行方向に進み、突き当たりのスーパー前を右折します

④最初に見えてくる「泰康区」のエスカレーターで4階へ上がります

④最初に見えてくる「泰康区」のエスカレーターで4階へ上がります

⑤4階に着いたら「和民」のある方向へ進むと、

⑤4階に着いたら「和民」のある方向へ進むと、

⑥右手にお店が見えてきます

⑥右手にお店が見えてきます

店内はこんな感じ。ナビが訪れたのは平日の昼間でしたが、既に地元客でいっぱいでした。土日祭日はさらに混み合うので、ランチなら11時過ぎ、夕食なら18時前に到着しましょう。
レトロな雰囲気 レトロな雰囲気

レトロな雰囲気


おしぼりの裏に印刷された支店の住所が全部オーストラリア!

おしぼりの裏に印刷された支店の住所が全部オーストラリア!

「新上海」はここがお勧め!
モール内のレストランというと「チェーン店?」と思う方がいるかもですが、「新上海」は2017年現在国内ではここ一店舗だけ。オープンは90年代で、観光客向けではないローカルでリーズナブルな上海料理であることもお勧めポイントです。客層も地元のおじちゃんメインでいい感じ。でありながら、何とこちらのお店、オーストラリアでチェーン展開しているとのこと! もしかしたら、オーストラリア在住日本人の方には上海料理の「新上海」といえば有名なのかな〜。この意外性も上海らしいですよね。

本場の上海料理を味わおう

ビールは15元〜

ビールは15元〜

上海料理の味付けといえば、醤油と砂糖を使った甘辛風味。甘いマヨネーズやタウナギなどの独特な食材を使った料理も「新上海」では定番です。が、観光客向けではないのではっきり言って日本人の口には合わない料理も……(北京人や香港人も受け付けない味付けがあるよう)。「新上海」には何度か来ているナビ。今回は、今まで食べた料理のなかから日本人好みでリピートしたくなってしまった料理だけをご紹介したいと思います!
※メニュー、値段は2017年1月現在のものです。
メニューは写真付き

メニューは写真付き

お茶3元、おしぼり1元、ご飯3元、持ち帰り用パック1元が加算されます(利用する場合)

お茶3元、おしぼり1元、ご飯3元、持ち帰り用パック1元が加算されます(利用する場合)

糟三様(38元)
家庭でもよく使われるお酒調味料「糟滷」に枝豆、エビ、豚肉を漬け込んだ前菜です。ほんのり酒粕の風味が効いていておつまみにぴったり。初上海旅行の日本人(酒好き)の友人などにこれを食べさせると必ずハマってくれる、鉄板のお勧め料理です。
あとを引くおいしさ。お酒の風味がよく染み込んでいます あとを引くおいしさ。お酒の風味がよく染み込んでいます あとを引くおいしさ。お酒の風味がよく染み込んでいます

あとを引くおいしさ。お酒の風味がよく染み込んでいます

スペアリブの甘酢炒め

スペアリブの甘酢炒め

糖酢小排(48元)
黒酢の風味を効かせた、豚スペアリブの醤油炒めです。上海名物「紅焼肉」は脂っぽさがあるので好き嫌いが分かれますが、糖酢小排は意外に万人受けする人気メニュー。酢豚好きならハマる味です。軟骨の歯ごたえと甘酸っぱい味付けがたまらない!
シャキシャキの食感

シャキシャキの食感

芦蒿干絲(38元)
細切り干し豆腐と中国セリ(ウドとセリを足して割ったような、さわやかな味の香味野菜です)の炒めもの。素朴でやさしい風味の家庭料理です。日本にない食材をさっと炒めたこういうメニューは、なぜだか帰国後に味を思い出してまた食べたくなってしまうんですよね〜。
キノコもたっぷり

キノコもたっぷり

野菌薺菜盅(12元)
上海料理の定番食材「薺菜(ナズナの一種)」とキノコのとろみスープです。あっさりしているので箸休めにぴったり。薺菜のほんのり青臭い風味がアクセントです。一人分サイズなので人数分オーダーを。
蟹粉小籠包(36元)
「某有名店よりおいしいですよ」と店員さんが胸を張る小籠包。薄皮にたっぷり肉汁スープが入っていて、文句ナシの味でした。日本人好みの小籠包というと台湾系のお店の名前が挙がりますが、上海らしい上海料理の小籠包なら「新上海」がトップクラスかも?
運ばれてきたらアツアツのうちに 運ばれてきたらアツアツのうちに

運ばれてきたらアツアツのうちに

上海の定番の味

上海の定番の味

新上海炒麺(28元)
醤油風味が香ばしい昔ながらの焼きそばです。『上海ナビ』でも昔から「上海の焼きそばは日本の“上海焼きそば”とは全然違う!」ということを何度もご紹介していますが、未だに日本のものを想像して来る方が多いので、ぜひ「新上海」で本場の味を知って帰って下さい。「日本の上海焼きそばって一体……」と思ってしまうハズ。これ、日本でも食べられるようになったらいいのにな〜。
秋冬は上海蟹もあります

秋冬は上海蟹もあります

ナビが今回オーダーしたのは以上6品。ほかにもシーズンであれば上海蟹も安く味わえますし、変わった食材を使った甘い味付けの超ローカル上海料理にチャレンジしてみるのもお勧め。できれば3〜4人以上集めて、いろいろ頼んでみて下さい。そのほかのお勧め料理はこんな感じです。
大定番の紅焼肉

大定番の紅焼肉

隠れ定番は八宝辣醤

隠れ定番は八宝辣醤

こちらも伝統料理。モツと草頭の炒めもの

こちらも伝統料理。モツと草頭の炒めもの

上海人好みの味に挑戦したいならこれ。揚げパンとパイナップルのマヨ和え

上海人好みの味に挑戦したいならこれ。揚げパンとパイナップルのマヨ和え

江蘇料理もあります。お馴染み松鼠桂魚

江蘇料理もあります。お馴染み松鼠桂魚

精進料理もあります。豆腐で作った鴨風の前菜

精進料理もあります。豆腐で作った鴨風の前菜


いかがでしたか? 観光地に近いのに観光客向けではないこと、地元の庶民に人気があることなど、旅行者好みの要素を満たしている「新上海」。ローカルレストランですから、「ビールの前に料理が運ばれて来た!」「デザートが最初に来た!」など、日本ではありえないサービスに驚くかもしれません。ぜひ、そこは楽しむスタンスでお出かけ下さいね。
以上、上海ナビがお伝えしました。

記事登録日:2017-02-02

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主なメニュー

単位:元

糖醋小排

豚スペアリブの甘酢炒め

48

新上海炒面

上海焼きそば

28

芦蒿干丝

中国セリと干し豆腐の炒めもの

38

蟹粉小笼包

蟹味噌入り小籠包

36

糟三样

酒漬け三点盛り

38

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2017-02-02

利用日
女性 男性