カフェやレストラン、クラブ、オフィスまで!旧フランス租界にたたずむ“外国”で食事やショッピングを楽しもう。
こんにちは、上海ナビです。
今も昔もお洒落で華やかな、上海の旧フランス租界。「永嘉路」といえばそのフランス租界のド真ん中にあるストリートですが、その永嘉路に、カフェ・レストランあり、ショップあり、クラブあり、ギャラリーあり、そしてなんとサービスオフィスまで網羅した複合施設があるのです。その名も「永嘉庭(英語名:サーパス・コート)」。周りの外国領事館勤務の人々などトレンドセッターたちの御用達になっている場所なんです。
「衡山路」駅1号出口。
永嘉庭に行くには、地下鉄1号線「衡山路」で下車します。1番出口を出て左折すると、そこは旧フランス租界らしいプラタナスが立ち並ぶ美しい並木道。上海市の文化財に指定されている古い洋館もたくさんあり、お散歩も楽しいストリートです。
烏魯木斉南路を越えて数分歩くと、永嘉路570号に「永嘉庭」の入口があります。カフェ「VOCE」が目印ですよ。
フランス租界内のハイエンド複合施設
1930~40年代、上海にヨーロッパ文化のライフスタイルを色濃く再現したフランス租界。「永嘉庭」はもともと、旧フランス租界に建つ洋館でした。その後通信・航空系の研究所として使われてきましたが、2010年にハイエンドのショッピングやダイニング施設としてオープンしたというわけです。特筆すべきポイントは、永嘉庭のショップやレストランなどは外国人のオーナーが多いということ。21世紀になった現在も変わらず、外国カルチャーに敏感なエリアといえそうですね。
入口を越えて中に入ってみると、パティオのような造りの周囲にたくさん、素敵な佇まいのショップやカフェ・レストランなどがスタイリッシュに立ち並んでいます。数字の“2”の後ろ部分は、サービスオフィスになっているそうです。
まずショップからご紹介していきましょう。入口すぐ右のこちらのお店は「CARPETSTAN」。アフガニスタンやトルキスタン、イランなどから届いたハンドメイドのハイクオリティ・カーペット(800~15000元)やインテリアグッズ(刺繍入りクッション880元など)が手に入ります。スタッフのトゥルスンさんの笑顔に引き込まれ、ついつい入りたくなってしまうお店です。
景徳鎮発の陶磁器ショップを見つけました。デザイン・生産・包装まで自社で手掛けているお店で、景徳鎮伝統柄からモダンな創作モノまで掘り出し物が色々探せます。小皿80元~、とっくりセット580元などもあります。
レストランでは、上海出身の人気イケメン俳優・胡歌氏がオーナーを務める日本料理レストラン「fount」がイチオシです! ヘッドシェフとパティシエ、ふたりの若手日本人が手掛ける日本料理は自家製にこだわり抜き、超美味! ランチ(セット58元・88元・128元)、ディナー、バーのオールラウンドプレイヤーです。
そのほか、キッチン用品専門店の「YiPin」、シックなバー「BROWNSTONE」、本場ヨーロッパのエレクトロニックミュージックで盛り上げるクラブ「lola」、カナダ人がオーナーの画廊「ART LABOR」、家具のオーダーメイド、インテリア・オフィスのデザインなどを手掛ける「ASIG DESIGN」など、話題のショップがいっぱい。
バー「BROWNSTONE」。
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外国人著名DJのイベントやライブもホストしており、週末は深夜4時クローズまでしっかり踊れる「lola」。
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中国人・外国人アーティストを問わず現代アートが専門のギャラリー「ART LABOR」。
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ショップ内にインテリアグッズも揃えている「ASIG DESIGN」。
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いかがでしたか? 今後ネイルサロンやデンタルクリニック、そしてサービスアパートメントなどもオープン予定という「永嘉庭」(2011年3月現在)。生活がこの中で完結できそうな、充実した展開に今後も期待したいと思います。
以上、上海ナビがお伝えしました。