乗馬を楽しみながら森林散策! 楊浦区の黄浦江沿いに広がる巨大公園で自然を満喫しよう。
こんにちは、上海ナビです。
高層ビル群やにぎやかな繁華街がフィーチャーされがちな上海ですが、実はこの街、大規模な公園や緑地がけっこうあるのです。今日ご紹介する「上海共青森林公園」は、数ある郊外型巨大公園のなかでも特に歴史が古く、人気アクティビティが多いことで知られる公園。面積は130万㎡と広大で、のんびり静かに散策することができるそう。どんな公園なのか、早速出かけてみることにしました!
「上海共青森林公園」に行こう!
最寄りは「市光路」駅2号出口
「上海共青森林公園」があるのは、地下鉄8号線「市光路」駅エリア。地図を見ると駅からけっこう離れている感じがしますが、足に自信があればけっこう歩けてしまう距離です(片道約20分)。今日は歩く気まんまんだったナビ。駅から往復徒歩で行ってきました!
地下鉄を利用する場合は西大門が便利
駅の最寄り門は「西大門」です。広大な公園なので入り口がいくつかあるのですが、出るときに間違えると大変なことに。帰りも「西大門」から出るようにしましょう。入り口左手にチケット売場があります。入場料は15元(60〜70歳:12元、70歳以上:無料、大学生以下:7.5元、6歳未満:無料)。
親子連れが多め。市民の憩いの場です
<「上海共青森林公園」予備知識>オープンしたのは1956年。最初は公園ではなく「共青苗園」として開発されたそうで、今の形になったのは1980年代だそうです。木々は約20万株、200種が植えられていて、桜、梅など季節の花々を楽しむことができます。ナビが訪れたのは真冬だったのでツバキが咲いていました。また、上海の公園というと太極拳やダンスを楽しむお年寄りたちでにぎやかなイメージですが、こちらの公園は有料の自然公園のため、散策やアクティビティを楽しむ親子連れが主な客層です。
「上海共青森林公園」の見どころ
公園は気ままにぶらぶら歩くのがいちばん。園内には案内板などがたくさん設置されているので、興味のあるもののほうへ歩いてみましょう。
森林騎馬場「上海共青森林公園」のメイン施設といえばこの乗馬場。一周5分ほどのコースを、自分の手綱操作で歩いたり走ったりすることができます。係員に基礎を教えてもらえるので初心者でも安心。一人で乗りこなしている小学生くらいの子もいました。料金は30元〜。
ほか、1コマ45分×10コマ(2980元)など、本格的に乗馬を学びたい人のためのコースも用意されています。ナビが訪れた日も練習をする人たちに遭遇。上海市内で本格的な乗馬体験ができるのはここだけかも。このために公園に通っているという人も多そうです。
森林小火車園内の林の中を走るミニSL。子どもに大人気ですが、大人も十分楽しめました。とにかく広大な公園なので、座ってまわれるのがありがたい! 料金は10元でした。
ジェットコースター
このSL周辺はちょっとした遊園地になっています。ジェットコースター、ミニゴーカートなども。別の一角にも遊具広場があります。子ども連れなら一日楽しめそう♪
横浜・上海友好林
姉妹都市として有名な横浜市と上海市。「上海共青森林公園」の真ん中にあるこの友好林は1994年に造られたそう。桜の木がたくさん植えられているので、春はお花見を楽しめそうです。
定番のボート
その他のアクティビティ公園といえばボートですよね。ほかにも、ロッククライミング場、アーチェリー体験、釣り堀、室内型ミニ植物園、サッカー練習場、バーベキュー場、射撃場などがありました。
「上海共青森林公園」の楽しみ方
満喫したいのはやっぱり森林浴。冬だったのでやや緑が少ない印象ですが、野鳥の声を聞きながら林のなかを歩けば気分をリフレッシュすることができます。ベンチでずっと読書している人も見かけました。
なんだか北欧の湖畔にいる気分(?)
園内で見かけたものあれこれ。地元の人たちの集いにはつい目が行ってしまいます。
こんな売店が点在しています
とにかく広い公園なので、散策中お腹が空くことも。園内には飲み物やお菓子を売る売店と、軽食を出す食堂が数ヵ所あります。食堂はやや寂れ気味で、どうかな〜と思いましたが、8元の小餛飩(ワンタン)、なかなかおいしかったです。公園の外、「市光路」駅周辺も飲食店がほとんどないので、お腹が空いたら園内で食べるしかない感じです。
食堂が2ヵ所。寂れている雰囲気ですが、
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ワンタンはまあまあでした
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いかがでしたか? 「郊外のほうに乗馬ができる公園がある」ということは前から聞いてはいたものの、かなり遠いイメージでなかなか足が向かなかったナビ。でも、地下鉄と徒歩でこんなに自然を満喫できる場所に行けちゃうんですね〜。ぜひ皆さんも、気軽に散策に訪れてみて下さい。
以上、上海ナビがお伝えしました。