北京でスキー!上級者もビギナーも楽しめるオススメのゲレンデです。
北京の冬は寒い。真冬は最高気温が0度を下回る日も多く、風が強い日は顔が痛く鼻水も凍るほど。それほど寒い北京の冬なら冬なりの楽しみ方があるはず。そうだ!スキーへ行こう。という事で行ってきました。
北京には市内から車で1時間半ほどの場所に幾つかの人工スキー場があります。今日はその中で上級者もビギナーも楽しめるゲレンデ、漁阳滑雪場をご紹介しましょう。
● 郊外の中国らしい景色の中に、いきなり現れた白いゲレンデ
北京首都機場高速を北へ向かい、北京空港を越してしばらく進むと郊外へ出ます。あと20kmで漁阳滑雪場というサインがあるにもかかわらず、辺りには全く雪無し。そうこうしているうちに赤い中国風のゲートが見え、そこをくぐるといきなり目の前にスキー場があらわれました。北京近郊のスキー場は人工雪。だから日本のように道中チェーンを巻いて~という事もなく、普通の景色にいきなりスキー場が現れるといった感じなんです。
● 中国でもスキーは人気。大勢の人の中をかき分けチケット売り場へ
漁阳滑雪場に着いたのは朝10時。まず、車を止めてチケット売り場へ。さあ!滑るぞ~といきごんでチケット売り場へ。でもそこは人の山。今日は旧正月を目前に控えた土曜日。駐車場には観光バスで乗り付けているスキーの団体旅行もたくさんあるようで、どんどん人が降りてきます。
● 知っていると知らないでは大違い!スムーズに入場する方法
どこに行っても人が多い中国。その中で情報を持っているかどうかが、時間のムダと混乱を避けるためのカギ。そこで、今日は私のサバイバルスキーの経験をいかし、スムーズにスキー場に入り、快適に楽しめるちょっとしたコツをお伝えしましょう!
● 自分でスキー道具を持っている人とスキー用品をこちらで借りる人とはチケットを買う窓口が違います。全ての道具を持っている人は入場券を買ってゲートをくぐるだけ。でも、こちらで道具を借りる場合は右側の窓口で。
● 自分のスキー道具を持っていたらぜひ持っていきましょう!すべての道具を持っていくと本当にスムーズに入場でき、すぐに楽しめます。
● 道具なんて持ってきてなーい!って方はスキー場でも借りられますが、朝早く行かないと在庫切れで借りれないってことも。スキー用品をレンタルする場合はデポジット300元が必要なので、現金の準備も必要です。
● レンタル料は板、ストック、靴、ウエアーを含み50元。300元を払うとキャッシュカードサイズのカードが手渡され、それに何を借りたかが入力されていきます。最後に器材を返す時はカードを渡し返却済みにしてもらうことをお忘れなく。全て返却済みにしておかないと300元のデポジットが戻ってきません。
● 手袋、サングラスは必需品!スキー場の売店でも販売されています。
● 個人の車で来ている場合は荷物はできるだけ車の中に置いていきましょう。中のロッカーは案外と小さくあまり入りません。そして着替えの場所は男女別れていないので、ご注意。
● 自動販売機などがないので飲み物はならんで買うことになります。事前に持って行った方が無難かも。
● さてゲレンデはどんな感じ?
この漁陽滑雪場はビギナー用はT-リフト3本と3人乗りの上級者用のリフトが1本あり、この上級者用のリフトに乗るにはなんとスキースクールのコーチによるテストを受けて 「許可書」 をもらってからしか乗ることができないので注意。
テストを受ける場所は3番ゲートのスキースクール前。
テストはパラレルで3回ターン。これが案外と厳しく私は不合格。頂上には行かせてもらえませんでした。
でも、このテストがあるおかげで、上級者用のリフトとコースはこんな混んだ日でもガラガラ。途中で立ち往生している人もなく、快適に滑れます。
子ども向けには小さな山も作られていて、そり遊びもできますよ。これが大人でも結構楽しめるんです♪
● 昼食は外のウッドデッキで!
さて、少々おなかもすいてきました。お昼の時間を外したつもりでしたが、まだまだ大勢の人が食券売り場に並んでいます。
きれいな景色を見ながらこの日のランチはジャージャ麺とビールで乾杯♪
いかがですか、空気もよく山を見渡す景色は、とかくガチャガチャした北京の市内を離れてのんびりした気分にさせてくれます。みなさんもチャンスがあれば、ぜひ北京の冬をお楽しみあれ!