レトロなアパート一棟をリノベーションした、ゲストハウス&カフェ併設のオリジナル雑貨店。
こんにちは、上海ナビです。
ガイドブックや旅行会社のツアー紹介サイトではなく、『上海ナビ』で情報収集している皆さんは、自由に気ままに、在住者気分で上海旅行を楽しみたいと考えている方が多いと思います。今回ご紹介する「de shanghai」は、そんな日本人旅行者の皆さんの強い味方。気軽に泊まれるおしゃれなゲストルームと、街歩き時の休憩にも使えるカフェ、上海らしくてセンス抜群のお土産を選べるショップの、3つの機能を備えた話題店です。しかもオーナーさんは日本人! 早速ご紹介していきましょう〜。
「de shanghai」へ行こう!
「打浦橋」駅1号出口を出ます。正面右手に「田子坊」の入口が
「de shanghai」があるのは、昔から出版関係の企業が集まるフランス租界エリアの静かな通り・紹興路。最寄駅は「田子坊」に隣接する地下鉄9号線「打浦橋」駅です。駅からの行き方はこんな感じ。
入口上にかかっている布が目印
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「de shanghai」とは?2018年12月にオープンした、ゲストルームとカフェを併設する複合ショップです。オーナーさんは、古き良き上海のレトロなものが大好きという日本人女性のxiang xiangさん。店舗として使われているのは1950年代に建てられたアパートだそう。この2階に20世紀後半の邸宅をイメージした雑貨店が、3階には手作りのスイーツと焙煎したてのコーヒーを楽しめるシェアリビング(カフェ)があり、中2階、中3階に二つのゲストルームがあります。
ショップで扱っている商品の一部は、同じくxiang xiangさんがパートナーと経営する「COTTI COTTI」でも手に入ります。こちらもぜひ併せて覗いてみてください。
レトロな布雑貨をお土産に
まずは2階のショップから見ていきましょう。さりげなく配置されたアンティーク家具や、少し昔の日用品にも目が行ってしまいます。
バッグ(118元)
人気の花柄生地の雑貨は、20世紀末まで上海郊外の崇明島で生産されていたヴィンテージ生地製。手織り、手染めだそうで、外国への輸出用として作られていたものとのこと。文革時代を思わせるスローガン入りのものもあります。一見ヨーロッパ的なのですが、実は伝統的な上海の文化が作り上げたもの。中国っぽすぎない、さりげない上海土産として人気です。
この生地の柄をプリントした雑貨や文具類も人気。価格もお手頃です。
手作りスイーツとコーヒーでのんびり
お土産調達を済ませたら、ぜひ階段を上がって3階へ。こちらでは、上海在住の話題のパティシエさんたちが作ったケーキなどの焼き菓子を楽しめます。ナビが訪れた日は、イベントを開催するとクッキーなどが飛ぶように売れるという韓国人パティシエ作のケーキとクッキー、イギリス人パティシエ作のドーナツが並んでいました。作り手とメニューは定期的に変わるそう。「いつ、どこのイベントに出てる?」「お土産で買える?」などの作り手さん情報も気になりますよね。お店で聞いてみてください。
メニューは定期的に変わります
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テーブル飾りやカトラリーもおしゃれ
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コーヒーは、経営パートナーでもあるというカフェ「聚福」(烏魯木斉南路394号)のオーナーによる自家焙煎豆を使っています。コーヒー好きにも手放しでお勧めできるおいしさ。お土産用のドリップパックも揃っています。
濃さで選べます(28元)
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ドリップパック(16元)
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xiang xiangさんがお店にいるときは、この子もお店にいます。大歓迎で接客してくれますよ。
泊まってみよう!
ひとり旅にもお勧め
「de shanghai」内のゲストルームはツインが二部屋。アットホームで上海らしいゲストハウスを探している方にはぜひお勧めです。シャワー、トイレなども清潔で安心。もちろんスタッフさんは日本語で対応してくれます。また、カフェの営業時間外は3階部分をシェアリビングとして使えるので、友達4人での旅、家族4人での旅などにもお勧め。キッチンも自由に使えます。値段は一部屋(二人分)で420元〜。リーズナブルです。
予約や質問などは、この記事の下のデータ欄にある「de shanghai」のウェブサイトのコンタクトフォームから日本語でお問い合わせを。「Airbnb」でも、アメニティなどのより詳しい情報がわかります。検索してみてください。
いかがでしたか? まだオープンしたばかりの「de shanghai」。ナビが訪れた2019年1月現在は、周辺のお勧め朝ご飯マップを作成中とのことでした。暖かくなってきたら屋上にテーブルを置いてテラス席として開放する計画もあるそう。ナビも、xiang xiangさんのお話を聞いているだけでワクワクしてしまいました。今後の進化も楽しみな「de shanghai」。ぜひ皆さんも、フランス租界エリアの散策途中に立ち寄ってみてください。
以上、上海ナビがお伝えしました。