上海中国茶詐欺

旅行の時期

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度々このホームページで報告されていますが、私も今日やられました。恥を偲んで詳細を書きますので、皆様気をつけてください。

・・・騙されている最中・・・
1)「美味しいお茶でも飲みたいな」などと思いながら、豫園の城皇廟近くをぶらぶらしていると、カップルに「写真を撮ってください」と(中国語で)声をかけられる。
2)写真を撮ってあげる。カップルの男性から、(偶然にも)「北京からの旅行者で、これから茶館に行くので、一緒に行こう」と誘われる。
3)人民路近くの小さな茶館に入る。
4)店員から、お茶を入れてもらい、5種類程度飲む。
5)カップルの男性は、お茶にやたら詳しく、いろいろと説明してくれる。また、私の年齢を聞かれる。その男性の方が年下であることがわかる。
6)カップルの男性と電話番号・メールを交換。たまたま私も北京に行く予定があったため、北京での再開を誓う。
7)おみやげのお茶を勧められ、175元の茘枝茶を選択。カップルもそれぞれ400元程度のお茶を選択。
8)店員が2111元の請求書を提示。カップルの女性が、カードで支払う素振りを見せる。
9)ここは、私が支払うと言い、カードを出す。しかし、使用できないカード。そこで、近くの中国農業銀行へ、店員とカップルの男性を伴ってお金を引き出しに行く。
10)お金を引き出して、店に戻り、支払う。この際、11元を負けてもらい、2100元になる。
11)おごってくれたお礼にと、カップルの女性が、店にある茶器を300元(現金)で買って、プレゼントしてくれる。
12)店から、私とカップルの3人に、中国風ストラップをプレゼントしてくれる。カップルの女性がそれを私のかばんに付ける。
13)店を出て、カップルが私のためにタクシーを止めてくれる。
14)笑顔で手を振りながら別れる。

・・詐欺に気づくまで・・
15)帰りのタクシーで、お金を使いすぎたことを反省。
16)ホテル帰着後、ネットで茶館の相場を調べてみる。明らかに高い。
17)もしやと思い、交換した男性の携帯に電話をしてみる。「現在使われておりません」のメッセージ。

・・この報告を読まれた方へのメッセージ・・
18)上記1)~17)までを3回位繰り返し読んでみてください。突っ込みどころがいっぱいあると思います。今あらためて書き出してみると、詐欺に気づくポイントがいくつもあります。
19)でも、その時は気づいていません。「北京に友達ができてうれしいな」とか、「ちょっと高いけど、北京で再開した時に少しおごってもらおう」などと(愚かで浅はかなことを)考えているわけです。
20)この文章を読んでいただくと感じると思いますが、私は、比較的論理的に物事を考えるタイプ(と自分で思っている)の人間です。また、中国語ができるため、全て中国語でやりとりをしています。さらに、半年ほど上海に駐在しており、豫園には何度も足を運んでいます。
21)したがって、観光客の皆様は十分に気をつけていただき、観光地で知らない人に話しかけられたら、100%あなたのお金を狙っている(詐欺師or どこかの店員)と考えてください。新たな被害が発生しないことを祈っております。

記事登録日:2014-04-14