喜粤8号

シーユエバーハオCANTON 8

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カジュアルだけど実力派! 西蔵南路エリアに位置するミシュラン二つ星の広東料理レストラン。

こんにちは、上海ナビです。
日本人人気の高い中華料理のジャンルといえば広東料理です。でも広東料理って、フカヒレや燕の巣を出す超高級店、ワンタンから洋食まで揃う茶餐廳、飲茶ランチを売りにしているお店、お粥を出す深夜食堂など、価格帯も雰囲気もまったくバラバラ。「ここ!」と言える王道のお店がなかなかないんです。が、今回ご紹介する「喜粤8号」が登場してからは、今まであやふやだったナビの広東料理店のイメージが定まりました! どんなお店なのか、早速出かけてみましょう〜。

「喜粤8号」へ行こう!

最寄りは「西蔵南路」駅5号出口。この日は雨でした……

最寄りは「西蔵南路」駅5号出口。この日は雨でした……

「喜粤8号」があるのは、市街地南部の地下鉄4、8号線「西蔵南路」駅エリア。駅からの行き方はこんな感じです。
①5号出口を出たところを左へ

①5号出口を出たところを左へ

②一本目の瞿溪路を左折します

②一本目の瞿溪路を左折します

③左手に「第九人民医院」を通り過ぎ、

③左手に「第九人民医院」を通り過ぎ、

④突き当たりの制造局路を右折

④突き当たりの制造局路を右折

⑤二本目の汝南路を左折します

⑤二本目の汝南路を左折します

⑥右手に見えてくるこの建物にお店が

⑥右手に見えてくるこの建物にお店が

店内はこんな感じ。中華料理店というよりカフェレストランみたいな雰囲気です。円卓はほとんど埋まっていたので、もしかしたら少人数のほうが早く席に通してもらえるのかもしれません。
明るくモダンな雰囲気の店内。入りやすいです 明るくモダンな雰囲気の店内。入りやすいです

明るくモダンな雰囲気の店内。入りやすいです

エントランスには待つ人もいっぱい。写真だけ撮って帰る人も

エントランスには待つ人もいっぱい。写真だけ撮って帰る人も

2016年にミシュラン二つ星を獲得
2016年秋に上海では初めて発行された「ミシュランガイド2017」にて、「喜粤8号」は二つ星を獲得しています(二つ星は上海で7軒のみ)。そのほかの入選店に賛否両論が多かったなか、「喜粤8号は文句ナシ」との声が多かったのも印象的でした。軽いランチなら50元前後でお腹いっぱいになる価格帯も、一般上海人に受け入れられたようです。
入り口に注意書きが貼られています

入り口に注意書きが貼られています

そのため、ナビが訪れた2016年12月現在は、来年の1月まで週末のランチとディナータイムは予約でいっぱいとのことでした。ほとぼりが冷めるまでは平日のランチタイムを狙って行きましょう。ナビは平日の雨の日の午前11時に予約なしで行きました(待たずに座れました!)。また、電話予約は受け付けていないとのこと(実際に来店しない人が多いからだそう)。予約する場合は店頭に出向く必要があります。
※左写真のとおり、店頭での予約受付時間は11時と17時の2回。予約は1日20組まで(2016年12月現在)。
西側の局門路周辺は今後が楽しみなエリア

西側の局門路周辺は今後が楽しみなエリア

「8号橋Ⅱ」内に位置
「喜粤8号」は、デザインやメディア系オフィスが集まる複合ビル「8号橋Ⅱ」のエリア内にあります(なので店名に8号が付くんですね)。カフェやバーも点在しているので、食後のひとときや行列待ちのときにも便利。今後注目のエリアです。

素材の旨味が生きた本場の広東料理

ビールは各種20元でした

ビールは各種20元でした

「喜粤8号」の魅力は、点心、香港風BBQ(チャーシューなど)、海鮮料理(ロブスターなどの高級料理)、炒めもの、ご飯や麺料理、デザートなど、王道広東料理がひととおり揃っているところです。化学調味料不使用で作っているということは味わえばわかるハズ。ところで、素材の味がわかる広東料理といえば、いろいろな具材をコトコト煮込んだスープですよね。ということで、まずはスープからご紹介していきましょう。
シンプルなおいしさ

シンプルなおいしさ

老火靚湯(26元)
「本日のスープ」です。ナビが訪れた日は、骨付き豚肉とヤマブシタケのスープでした。素材をじっくり煮込んだ白濁スープは体に染みわたるおいしさ。塩さえも加えていない、素材のだしだけの味を楽しめます。広東料理の特徴の一つは、「原汁原味(素材の味そのまま)」の調理法なのだそう。ほか、「姫松茸炖排骨(ヒメマツタケと豚スペアリブのスープ)」(38元)など、薬膳効果が期待できそうなスープも揃っています。
広東式のチャーシューです

広東式のチャーシューです

星級叉焼(48元)
甘めのタレでこんがり焼かれたチャーシューです。茶餐廳や香港系の定食屋さんでもお馴染みですが、こちらのチャーシューは豚肉のやわらかさ、ジューシーさが特徴。初めての方は、日本のチャーシューとの違いを存分に味わってみてください。豚トロチャーシュー「焼猪頸肉」(38元)、皮がパリパリの鴨のロースト「脆皮先知鴨」(68元)もお勧め。
喜粤蝦餃皇(28元)
広東料理といえば点心。「蜜汁叉焼包(チャーシューまん)」(18元)、「瑶柱焼売皇(貝柱入りシュウマイ)」(28元)などいろいろ揃っているなか、ナビは王道のエビ蒸し餃子をチョイス。これでもかとギュウギュウに蝦が入っていて、黒酢などを付けなくても風味豊かな味わいでした。次回は点心だけで飲茶ランチをしようかな。
蒸したてアツアツ。エビがぎっしり 蒸したてアツアツ。エビがぎっしり

蒸したてアツアツ。エビがぎっしり

シェアだと物足りないかも?

シェアだと物足りないかも?

広式腊味炒飯(48元)
広東式ソーセージのチャーハン。中華圏の滞在歴が長い人なら、広東料理と聞いて思い出すのはあの薫製ソーセージの風味なのでは? あの、ちょっと甘くてお酒っぽい味の、サラミみたいなソーセージです。その広東式ソーセージの風味を堪能できるチャーハンでした。パラパラのご飯にも感動。止まらないおいしさです。ほか、「魔鬼炒飯(シェフのお任せチャーハン)」(68元)、「鴨絲榨菜炆米粉(鴨とザーサイのビーフン)」(48元)などの気になるメニューも!
マンゴー好きならハマる味

マンゴー好きならハマる味

楊枝甘露(26元)
グレープフルーツとタピオカ入りのマンゴーシロップです。広東料理といえば日本人好みのスイーツも豊富。本場では、マンゴープリンよりコレです。濃厚なココナッツミルクとマンゴーの果肉の融合が絶品でした。エッグタルト「酥皮旦撻」(18元)、カスタード蒸しパン「黄金流沙包」(20元)などもおいしそう〜。
ナビが今回オーダーしたのは以上5品。ぜひ味わいたい王道広東料理を選んでみました。二人で食べたとして、割り勘しても一人100元いきません! ミシュラン星付きでこの価格帯のお店は世界的にもめずらしいのではないでしょうか。ほかにも、魚介類を使った海鮮料理(時価のものが多いので、ここぞというときに)や、ベジタリアンメニュー、酢豚などの炒めものも揃っています。いろいろ食べるなら4〜5人で行くのが理想かも。

いかがでしたか? あまり旅行者が行かない立地にあること、観光客向けではない店だということ(日本語メニュー無し、電話予約不可)など、旅行者的にちょっとハードルが高いかもしれない「喜粤8号」。でも、今回足を運んで実際に食べてみたナビは、「広東料理未経験の方にぜひ最初に選んでほしいお店」だと思いました。スタッフも丁寧な接客をしてくれる人ばかりだったので、ビギナーでも安心して利用できるハズ。ぜひ本場の広東料理にチャレンジしてみてください。
以上、上海ナビがお伝えしました。

記事登録日:2017-01-19

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主なメニュー

単位:元

牛肉两面黄

広東風牛肉焼きそば

58

上素脆春卷

野菜春巻

18

糖心酸姜皮蛋

ピータンのショウガ添え

26

凉拌海蜇

クラゲの和えもの

38

烧味双拼

香港BBQ盛り合わせ

68

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2017-01-19

利用日
女性 男性