新荣記 南京西路店

シンロンジー新荣记

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広東料理と浙江料理のフュージョン飲茶! 南京西路に位置する予約必須の大人気レストラン。

こんにちは、上海ナビです。
2017年現在、地元上海人に人気があるジャンルのレストランと言えば広東料理なのではないでしょうか。あっさりした味付けの広東料理は、中華料理の全ジャンルの中でも多分いちばんヘルシー。健康志向の若い女性に特に支持されているようです。今日ご紹介する「新荣記」は、数ある上海の広東料理店の中でもかなりの変わり種。香港や広州ではなく、浙江省の海沿いの街・台州発の広東料理店なのです。早速出かけてみましょう〜。

「新荣記」へ行こう!

「新荣記」があるのは南京西路。「上海電視台(テレビ局)」のビルの目の前です。人民広場方面からも歩ける距離ですが、最寄りの地下鉄2、12、13号線「南京西路」駅から歩いてみました。
①「南京西路」駅11号出口(13号線の乗り場近く)を出ます

①「南京西路」駅11号出口(13号線の乗り場近く)を出ます

②前方右手、一つ目の横断歩道を渡り、

②前方右手、一つ目の横断歩道を渡り、

③左に進んだところにある南京西路を右手へ進みます

③左に進んだところにある南京西路を右手へ進みます

④一つ目の信号で南京西路を渡り、

④一つ目の信号で南京西路を渡り、

⑤右に進むと「新荣記」の看板があるビルが見つかります

⑤右に進むと「新荣記」の看板があるビルが見つかります

⑥この、魚のオブジェがあるビルですよ

⑥この、魚のオブジェがあるビルですよ

⑦ビルに入るとこんな入り口があります

⑦ビルに入るとこんな入り口があります

⑧エスカレーターを上がると、

⑧エスカレーターを上がると、

⑨右手にひっそりと入り口が!

⑨右手にひっそりと入り口が!

「新荣記」とは?
本店のオープンは1995年、上海進出は2011年という「新荣記」。その後、香港系、老舗上海系が多く掲載された2017年度のミシュランガイド上海版にて、中国の地方発のレストランとして一つ星を獲得(正確には「上海広場」店が獲得しているのですが、地元評価は今回ご紹介する南京西路店の方が高め)。その後、浙江料理、上海料理と広東料理を融合させた料理のお店として有名になりました。お勧めは飲茶。あれこれ点心を頼んでのんびりランチを楽しむのがお勧めです。

「新荣記」に行くには、少なくとも2日前予約が必須(少人数での平日ランチの場合。土日祝日、夜は一週間前が目安です)。最近の上海のほかのやや高級な人気店同様、席が空くまで並ぶ、待つということはできません。予約電話は英語可。自信がない方は、直接店頭へ希望日時、名前、電話番号を書いたメモを持って行って店員さんに見せればOKです。

絶品飲茶ランチでのんびり♪

ゆったりしていて落ち着きます

ゆったりしていて落ち着きます

店内は昼間でも仄暗く、席間が広くてゆったりくつろげる雰囲気。満席でも騒がしさを感じません。お店の一角には、中華食材の高級魚を始めとする魚介類の生簀やワインセラーが。
ワインセラーや生簀が。ジャンル的には高級中華料理店です ワインセラーや生簀が。ジャンル的には高級中華料理店です

ワインセラーや生簀が。ジャンル的には高級中華料理店です

飲茶メニュー

飲茶メニュー

今回ナビは、地元人気が高い飲茶を中心としたメニューをオーダーしてみました。オーダーは紙に数量を書き込んで店員さんに渡すシステムです。翻訳アプリなどを使えば簡単に解読できますよね。急かされることはないので時間をかけてゆっくり選んでみましょう。
※以下、2017年5月現在のメニューと値段です。
ポットのお湯もどんどん継ぎ足してくれます

ポットのお湯もどんどん継ぎ足してくれます

喬木生態熟磚茶(8元※個室利用の場合12元)
席に着くと、まずは店員さんが「お茶はどうされますか?」と聞いてくれます。基本のお茶メニューは花茶、紅茶、黒茶の三種。中国茶の知識がないとオーダーが難しいかもですが、ナビは黒茶のこちらをチョイス。プーアール茶のようなやさしい風味のお茶でした。メニューを開くと、お茶だけでかなりの種類が。しかもびっくりする値段のものもあるので、初心者は最初のページの「大厅8元(一般席8元)」を選ぶのがお勧め。中国茶通の方はじっくりいろいろ選んでみてください。
日本人的には馴染みは薄いかもですが、広東料理といえばスープです

日本人的には馴染みは薄いかもですが、広東料理といえばスープです

老火湯(38元/1名用)
広東料理といえば、外せないのは素材のだしの味だけを楽しむ煮込みスープ。具はスペアリブと高菜でした。体にしみ渡る美味しさです。薬膳効果もあるんですよね。
臨海扁食(3個22元)
「新荣記」の特徴は、広東料理店や香港系レストランにはない点心があること。こちらのメニューはオーナーのふるさと・台州でよく食べらている点心だそうです。角切りの野菜、きのこなどがぎっしり詰まった蒸しワンタンといったところ。「扁食」は、浙江省、福建省などの海沿いエリアではワンタンの意味だそうです。
きのこ、たけのこの角切りがぎっしり きのこ、たけのこの角切りがぎっしり

きのこ、たけのこの角切りがぎっしり

鮮肉小籠包(4個26元)
定番メニューを一つ入れるなら小籠包を。薄皮で肉汁たっぷりです。食べるときに黒酢と辣醤(唐辛子入りラー油)が出てくるのが大陸系のお店ならでは。
「旅行中、まだ小籠包食べてない〜」という方はこちらでオーダーを 「旅行中、まだ小籠包食べてない〜」という方はこちらでオーダーを

「旅行中、まだ小籠包食べてない〜」という方はこちらでオーダーを

黒松露鵞肝包(3個35元)
ふわふわのメロンパンのような生地の饅頭です。熱々のうちに半分に割ると、中から黒トリュフの香りの湯気が。そして具には角切りのフォアグラが入っています。トリュフやフォアグラを使った創作点心は上海で大人気。店内を見回すと、ほとんどのテーブルにこれがありました。
手で持つとすぐ崩れてしまうほどふわふわ 手で持つとすぐ崩れてしまうほどふわふわ

手で持つとすぐ崩れてしまうほどふわふわ

定番の美味しさです

定番の美味しさです

皮蛋瘦肉粥(26元)
締めはおかゆで。定番の、豚赤身肉とピータンのおかゆです。小ぶりの器なので締めにぴったり。やさしい風味です。味が物足りない方は黒酢をたらしてみて。
小皿メニューを店員さんがちょこちょこお勧めしてくれるのが嬉しい!

小皿メニューを店員さんがちょこちょこお勧めしてくれるのが嬉しい!

咸鴨蛋(12元)
おかゆを頼んだナビに、店員さんが「メニューにはないのですが、おかゆに合いますよ」と勧めてくれたのがコレ。鴨の卵の塩漬けです。あっさり味のおかゆによく合いました♪ というか、夜だったらこれとビール、紹興酒だけで満足かも(笑)。これも広東料理にはない、浙江料理をベースにしたお店ならではのメニューですよね。

いかがでしたか? ショウガアイス、ドリアンプリンなど、個性的なデザートメニューも気になったナビですが、今回は以上でお腹いっぱい! 大満足のひとときでした。実際に行くと、まず驚くのはサービスです。お茶はつきっきりでどんどん継ぎ足してくれますし、「黒酢は足りますか?」「味はいかがですか?」などのきめ細かい気遣いにも感動でした。ぜひ皆さんも、「新荣記」で日本では食べられない広東×浙江料理の数々を味わってみてください。
以上、上海ナビがお伝えしました。

記事登録日:2017-06-15

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主なメニュー

単位:元

老火汤

広東式スープ

38〜

黑松露鹅肝包

黒トリュフとフォアグラ入り饅頭

35

鲜肉小笼包

小籠包

26

蜜汁叉烧酥

チャーシューパイ

26

目鱼水饺

イカ入り水餃子

48

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2017-06-15

利用日
女性 男性