紹興酒×鶏ガラスープ! 温玉×黒トリュフ! 個性派絶品麺料理が揃う人気店。
こんにちは、上海ナビです。
ほかの海外の都市と同様、日本のラーメンが大人気の上海。もしかしたら日本にはそこまでの情報しか伝わっていないかもですが、実は地元上海式の麺料理のお店、中華圏のほかの地域や東南アジアの麺料理店も同じように人気があって、新たな行列店もたくさん登場しています。今日ご紹介する「金玡居」もその一つ。ナビも最初食べたとき、「これは日本のラーメン、負けたかも……」と思ったほど。一体どんな麺料理のお店なのか、早速ご紹介していきましょう〜。
「金玡居」へ行こう!
「金玡居」があるのは、地下鉄2、7、14号線「静安寺」駅に直結するモール「静安嘉里中心」内。直結しているので地下から行けるのですが、やや複雑なので地上からの行き方をご紹介します。
2019年現在、「金玡居」はこのモール内にも支店があります。上海1号店は今回ご紹介する静安寺店になります。
食事時はいつも満席
☆
「金玡居」とは?2016年に上海進出した台湾系の麺料理専門店です。台湾の高級広東料理店「喆園」や香港のミシュランレストランで活躍してきたシェフ・梁華生氏がプロデュースするお店で、価格帯はやや高級路線。でも、ナビは最初そんな事前情報なしでふらっと入ったのですが、そのおいしさに一瞬でハマってしまいました。ちょっと高くても、近くに日本のラーメンチェーンがあっても、麺の気分だったら「金玡居」を選んでしまうほどなんです。
ゴールドを基調にしたインテリア
|
|
日本語メニューもあります
|
迷ったらシェア! 絶品麺料理を堪能しよう
食べたいものにチェックを書き込んでオーダーします
「金玡居」の困ったところは、それぞれまったく風味の異なる麺料理がいろいろ揃っていること。数人で行って何種類かを頼み、シェアするのがいちばん楽しめるかもしれません。ナビのお勧めは以下。
お酒好きならハマる味
花彫鶏湯麵(69元)濃厚鶏ガラスープに、なんと紹興酒「花彫」の旨味をプラスした逸品。ナビ的には「金玡居」のNo.1だと思います。まろやかな紹興酒の風味が鶏ガラスープの味を引き立てていて、そのスープにもちもち食感の麺がよくからみます。この未知のおいしさ、ぜひ知っていただきたいです。
絶対おいしい組み合わせ
黒松露菌菇拌麺(89元)「おいしくないわけがない!」と一瞬で思ってしまう組み合わせ。黒トリュフ入りのきのこソースと半熟の温玉をくずして和えて食べるスープ無し麺です。トリュフ好きにはたまらない味。シェア用にもお勧めです(独り占めしたくなってしまう味ではありますが)。
アジアンな創作麺料理も揃います
清炖羅勒牛肉湯麺(69元)ベトナムのフォーの小麦粉麺バージョン。とろとろにやわらかく煮込まれた牛肉がごろごろ入っているところはちょっと台湾式? 澄んだ牛肉スープが絶品です。「金玡居」にはほかにもトムヤムクンバージョン、ラクサバージョンの麺も。ナビもまだ全制覇していません。
<サイドメニューも豊富>
「金玡居」のもう一つの魅力は、小皿のサイドメニューが豊富なこと。麺料理は全体的にやや少なめの女子サイズなので、サイドをつけてちょうど良い感じになります。「おつまみとしてもいいかも」と思った方もいるかもですが、残念ながらアルコールメニューを扱っていないとのことです。
トッピングの定番
溏心蛋(12元)麺料理のつけあわせといえばやっぱり味玉。なかまで味が染み込んでいます。
鶏ネギチャーシュー
香葱鶏肉(29元)鶏肉チャーシューにネギ生姜だれをかけたもの。麺にのせて食べてもいいかも。
ピリ辛です
雪里紅竹笋肉絲(19元)青菜、タケノコ、豚細切り肉のピリ辛炒め。これも麺の具にぴったり。
野菜料理が一品ほしいときはこれ
芥末蚝油秋葵(29元)ほんのり花椒のスパイシーな香りが効いたオクラのおひたし。
定番おかずの一つ
咸蛋黄苦瓜(29元)苦瓜と塩卵の炒めもの。苦味と卵のまろやかさがマッチ。ハマる味です。
ほかにも台湾風の厚揚げ、豚スペアリブ、豚トロチャーシュー、高菜、チキンウイングなど、いろいろな小皿料理が揃っています。多分子供も喜びそうなメニューもいっぱい。子連れ旅行にもお勧めできるお店です。
いかがでしたか? ナビが「金玡居」にハマったきっかけは、最初にご紹介した紹興酒風味の麺「花彫鶏湯麵」を食べたこと。紹興酒好きなら絶対やみつきになるハズです。一人旅で食事の場所に困ったときにもお勧め。ぜひ皆さんも、日本では食べられない個性は麺料理の世界を体験してみてください。
以上、上海ナビがお伝えしました。