静安別墅

ジンアンビエシュウ

閉店・移転、情報の修正などの報告

1929年に建てられた文化財住宅地がオシャレスポットに変身中。隠れ家カフェやギャラリーを見つけつつのんびり散策しよう。

こんにちは、上海ナビです。
高層ビルが続々と建設され、道路などの整備も進む上海の街。でも、この街の発展の仕方は、古いものを取り壊して新しいものを作るだけではないんです。古い住宅街をリノベーションするという、日本ではあまり見られない進化を遂げているエリアもあるんですよ。その代表格が泰康路の「田子坊」。「新天地」もその一種と言ってよいかもしれません。今日は、そんな古い住宅街を利用したオシャレスポットの一つ「静安別墅」をご紹介したいと思います。※2014年現在、住宅街として再整備されたためほとんどの店舗が閉店しています。文化財住宅の散策エリアとして、家屋外側からの見学のみ可能となっています(2014年5月追記)
場所はブランドショップが並ぶ高級ショッピングストリート・南京西路。なかでももっとも人通りの多い「梅龍鎮伊勢丹」の向かいに入り口があります。伊勢丹は、上海では老舗に入る日系デパートです。
ほかにも徒歩5分以内にこんなスポットがあります。主要ショッピングビルや5つ星ホテルからもすぐ!

静安別墅豆知識

では早速見ていきましょう。入り口は上海の昔ながらの小区(住宅街)そのものです。この住宅街が建てられたのは1929年だそう。戦前からある民家なんです。文化財に指定されたのは1994年。戦前の住宅街が文化財指定されるなんて、上海ならではですよね。文化人も多く住んでいた場所だそうです。
敷地内にはなんと数100世帯もの人が住んでいるそう。既に観光化されている泰康路の田子坊に比べて、実に生活臭の漂う場所なのです。3階建ての長屋は東西に横に何列も並んでいて、真ん中を南北に走る通路が一本通っています。各レーンは行き止まりになっています。
南北に延びる通路。

南北に延びる通路。

左右に延びるレーン。両方行き止まりです。

左右に延びるレーン。両方行き止まりです。

れんが造りの民家。

れんが造りの民家。

入り口の横にある緑のプレートがその家(お店)の住所番号です。

入り口の横にある緑のプレートがその家(お店)の住所番号です。

各棟の番号(住所)は、北から南、東から西へと数字が大きくなっていくので目安にしてください。南のつきあたりは威海路。そのまま右折すれば、アートスポット「威海路696号」や、ナビのツアーでも体験できる中華料理教室があります。ディープに上海探検がしたい方はぜひ散策コースに入れてみて。
威海路。

威海路。

老房子が多い周辺エリアに合わせた配色の看板。

老房子が多い周辺エリアに合わせた配色の看板。

威海路側の入り口。

威海路側の入り口。

地元のおっちゃん、外国人観光客、地元の若者と、さまざまな層が集います。

地元のおっちゃん、外国人観光客、地元の若者と、さまざまな層が集います。

住宅地を一歩入ると、こんな風景が目に飛び込んできます。すぐそこにブランドショップや5つ星ホテルがあるとは思えませんよね。そこここに住民の方々がいるので、一人でも安全に散策できます。
簡易屋台。

簡易屋台。

くだもの屋。

くだもの屋。

クリーニング屋。

クリーニング屋。

レーンの奥まったところ。

レーンの奥まったところ。

庶民的な風景がいっぱい。東京でいえば銀座や六本木のような立地なのに、再開発してしまわないところが上海のいいところ。

隠れ家ショップを見つけよう

歩いていると、民家の窓やレーンの合間にかわいらしい看板やオシャレなドアをいくつも見つけることができます。2009年頃から、中庭があるレトロな雰囲気を気に入った若者たちがこの地にお店を出すようになったそう。でも、まだ工事中の場所も多く、上海に住んでいる人にとってもマイナーなエリア。今後どう変貌していくのかが注目されているんです(2010年現在)。
カフェ、バー、ネイルサロン、ギャラリー、民芸品ショップなど、お店のジャンルはさまざま。でも、普段はほかで仕事をしていて、趣味でお店を開いているというオーナーさんが多いようで、時間どおりにオープンしていなかったりすることも。行き当たりばったりでお気に入りのお店を見つけて、店員さんと仲良くなるのが静安別墅内のショップの楽しみ方かもしれません。でも、ビジネスとしてではなく楽しみとしてお店をやっている人が多いので、個性的で素敵なお店が多いんですよ。

ナビのオススメショップ

Pulm
台湾人アーティストのニコルさんが開いたカフェギャラリー。静安別墅が注目され始めたのは、このお店ができたからとも言われています。各国のアーティストがユニークな個展を開催しているほか、中庭での音楽イベントなども開かれているそう。しかも、フォンダンショコラ、プラムソーダなど、手作りカフェメニューが絶品。かわいらしい手作り雑貨も販売しているので、アート鑑賞、休憩、お土産調達と、この一店ですべてが足りてしまいます。
Nap Zakka
カフェ兼ナチュラル雑貨の隠れ家ショップ。外には看板も出していないので、住所だけを頼りに行ってみましょう。ロフト式の天井の高い店内には、食器、クッション、カゴなどのインテリアグッズがいっぱい。カフェスペースでは、お店で焙煎したコーヒー豆をドリップで入れてくれます。実はナビもここのコーヒーのファン。上海はコーヒーというとエスプレッソベースのものになってしまうので、ドリップコーヒーが飲めるカフェは要チェックです。
牡丹弄
手描き看板が目印のカフェレストラン。手作り感満点のペンキ塗り家具を配置した、パステルカラーの店内が何とも言えません。料理はというと、市内の某人気レストランを手がけるオーナーだけあって本格派。特にボリュームたっぷりのブランチが人気です。周辺ホテルに泊まるという方は、こちらで朝ご飯を食べてもいいかも。
いかがでしたか? 静安別墅にお店を出している人たちは、みんな一様に「お店というか、友達が集まる場所かも」「私自身お店にいるのが好き。好きなことをやっているから」と、遠慮がちに話してくれます。最後にご紹介した「牡丹弄」では、オーナーさんが訪れたナビに濃くておいしいぶどうジュースをサービスしてくれました。お店の人と仲良くなれるって、なんだかうれしいですよね。儲けや流行を気にせず、静安別墅という場所が好きでのんびり経営している彼らのお店。ぜひ見つけに行ってみて下さい。
以上、上海ナビがお伝えしました。



記事登録日:2010-10-14

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2010-10-14

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