上海の東の玄関口はここ。ターミナルを二つ擁する巨大エアポートを攻略しよう!
こんにちは、上海ナビです。
上海の玄関口といえばここ、浦東国際空港です。日本各地の空港からの直行便、世界各国の主要都市からの直行便など、さまざまな便が乗り入れている空港ですが、巨大なだけあって「わかりにくいのでは?」と思っている方も多いはず。そこでナビが、初上海という方にも分かるよう空港の全体をチェックしてきました! 到着時、出発時にぜひ参考にしてみて下さい。東京・羽田からの便に乗るという方は虹橋国際空港第1エアターミナルの記事をチェックして下さいね。
空港全体をつかもう
浦東国際空港は、第1、第2ターミナル合わせて上から見ると「田」の字型の空港です。この「田」の字型を解剖していくと、両側面が第1、第2ターミナル。ターミナル間を3本の横線・連絡通路がつないでいるという構造です。真ん中の縦の線は地下鉄とリニアモーターカーと考えれば分かりやすいかも。移動手段は第1、第2の間に集まっているわけです。それでは早速、ターミナルごとに紹介していきましょう。
第1ターミナル
西側に位置するのが第1ターミナルです。主な乗り入れ航空会社はこちら(2012年12月現在)。
海南航空、四川航空、天津航空、日本航空、ジン・エア、スリランカ航空、上海航空、中華航空、エールフランス、大韓航空、ゼストエア、アモイ航空、ロイヤルブルネイエアライン、KLMオランダ航空、中国東方航空
到着ゲート前の様子。
<1階 到着ロビー>入国審査を終え、荷物を受け取って出たところは1階。こんな感じで出迎えの人が待っています。周辺には両替所、コンビニ、手荷物預かり所などがあります。
出口付近にビジネスセンターも。以下のようなサービスがあります。ナビで雑技やスパの予約した方は、申込書をここでプリントアウトできますよ。受付時間は6:00-23:00。
◯国際電話:4元/30秒+20%サービス料
◯ファックス:市内、国内、国際(市内で10元〜)
◯プリントアウト:6元/A4、枚
◯コピー:2元〜
◯事務用品、ソーイングセットの一時貸し出し
バスの路線、値段、時間の書かれた案内板。
外へ出ると左右両側にタクシー乗り場、真ん中にエアポートバス乗り場があります。エアポートバスは、各行き先、料金、始発と最終の時間がこんな風に掲示されているので一目瞭然。乗りたい番号のバス停に行き、乗ってから車掌さんに運賃を支払います。
<2階 レストラン/連絡通路>
地下鉄、リニアモーターカー、長距離バスなどを利用する場合は2階へ上がり、連絡通路を進みます。連絡通路については、下記でご紹介します。
2階から眺めた到着ロビー。
待ち合わせに使えるレストラン、カフェが数ヵ所。この2階からは到着ロビー全体が見渡せるので、アイドルが来中したときはファンが陣取る出迎えスペースになるそう。
降車スペース
<3階 出発ロビー>外にタクシー降車スペースが。市内から空港に戻ってきたときはここで車を下ります。
チェックインカウンターがAからMまで並んでいます。電光掲示板で自分の乗る便に表示されているアルファベットのカウンターに行けばOK。A付近は国内線、M付近は国際線の出発口があります。
食品系土産物店
チェックインを終えて奥へ進むと、飲食店、土産物店が並ぶゾーンが。イミグレーションに入る前のスペースです。第1ターミナルは国内線の発着が多いため、チェックインカウンターのA側にお店が集まっているよう。イスラム料理店なんかもあるんですよ。
チェックインカウンターのG付近にマッサージ店を見つけました。国際線乗り場からも近いので、時間が余ったらここでマッサージを受けるというのもいいかも。足裏マッサージは100元/45分とのこと。
Gカウンターの奥を入ると……
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マッサージ店「香雪梅」があります。
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同じフロアには郵便局、両替所などのお役立ちスポットも。
第2ターミナル
第2ターミナルは東側に位置。建物としてはこちらの方が新しく広いため、国際線が多く乗り入れています。主な乗り入れ航空会社はこちら(2012年6月現在)。
全日空、デルタ航空、中国国際航空、中国南方航空、復興航空、山東航空、深圳航空、キャセイパシフィック航空、香港ドラゴン航空、香港航空、マカオ航空、エア・インディア、ブリティッシュ・エアウェイズ、ガルーダ・インドネシア航空、マレーシア航空、フィリピン航空、カンタス航空、カタール航空、ヴァージン・アトランティック航空、セブパシフィック航空、エア・カナダ、フィンランド航空、エミレーツ航空、ルフトハンザドイツ航空、ニュージーランド航空、アシアナ航空、シンガポール航空、アエロフロート・ロシア航空、タイ国際航空、トルコ航空、ユナイテッド航空、メガグローバルエア、アエロメヒコ、エティハド航空、スカンジナビア航空、ベトナム航空、マハンエア、アメリカン航空、スイス航空、モーリシャス航空
<1階 タクシー・バス乗り場>
第1ターミナルは1階が到着ロビーでしたが、第2ターミナルは2階になります。1階はタクシー乗り場とホテルの送迎車乗り場があります。到着後、タクシーに乗りたい場合はエスカレーターで1階へ。また、エアポートバスに乗りたい場合は連絡通路から指定のエレベーターでバス乗り場に下ります。
到着ゲート
<2階 到着ロビー/連絡通路>入国審査を終え、荷物を受け取って出たところは2階。出口の左右に両替所、手荷物預かり所、ビジネスセンター、インフォメーションカウンターがあります。向かいに各ホテルの予約カウンターが並んでいます。
到着ゲートを出て左手にはバーガーキングとカフェバー、右手にはショップが。待ち合わせの目印に。
到着ゲートを出てそのまま進むと連絡通路に入ります。ここからは以下のコーナーでご紹介したいと思います。
降車スペース
<3階 出発ロビー>市内から車で空港に戻った場合、降ろされるのは3階の降車スペースです。
チェックインカウンターがAからMまで並んでいるので、自分の乗る便のカウンターを電光掲示板で調べればOK。ややこしいのですが、第1ターミナルとは逆で、A側が国際線の出発口、M側が国内線の出発口になります。
国内線出発口
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国際線出発口
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インフォメーションカウンター
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各航空会社の発券カウンター
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チェックインカウンター奥の上の階はレストラン街。Wifiが無料で使えるのが便利です。
連絡通路
第1、第2ターミナルをつなぐ3本の連絡通路と中央部分は交通の要。ここを覚えておけば市内へのアクセスも簡単です。ターミナル間の距離は早足で歩けば5分ほど。万が一間違って到着しても、焦らず移動できる距離です。連絡通路は北歩行道、南歩行道、中歩行道の3本。確実に迷わず行くなら中歩行道を選んで歩きましょう。北と南は「北歩行道を歩けばチェックインカウンターのAに近い」など、空港を知り尽くしている人向けの通路と考えて下さい。
歩道には案内板が多数出ているので迷いません。エアポートバスに乗りたいならその看板が出ている方向へ降りればOK。看板だけを頼りに主要交通にアクセスできます。
空港中央部
「田」の字の真ん中の十字部分です。浦東国際空港の要所はここ! といってもいいかも。このエリアに、リニアモーターカー乗り場、地下鉄2号線乗り場、ホテルなどが集まっています。地下鉄、リニアの駅は、成田空港のように駅で第1、第2に分かれていません。すべてここで下車し、自分の利用するターミナル方向に歩きます。
地下鉄の改札
<リニア/地下鉄>どちらも窓口で切符を買って指定のホームに降りるだけ。上海市内で使える交通カードは、ここの窓口で購入することができます。リニアモーターカーは通常片道50元ですが、交通カードで改札を入れば40元に。ぜひご利用を。
リニア改札
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リニアの切符売り場で交通カードも購入可能
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リニアの時刻表
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地下鉄の路線図と時刻表
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<ホテル/飲食店>
中央のこの柱のような部分に、エアポートホテルとして気軽に利用できる「大衆空港賓館」があります。リニアの改札向かいには、中華系ファストフード店が集まるプチグルメ街も。
空港にもっとも近いホテル入り口
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ファストフードコーナー
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<その他の施設>
ATM、インフォメーションカウンター、両替所、東方航空のチケットカウンターなどがあります。このチケットカウンターでは高速鉄道など列車の切符購入、市内のホテル予約も可能。旅の強い味方になりそうです。
これもチェックを
<最新情報はここで>
各ターミナルの乗り入れ航空会社は時期によって変わったり、撤退や新加入もあります。エアポートバスの路線や値段なども今後変わる可能性が。最新情報は浦東国際空港のサイトでチェックしておきましょう(中国語/英語)。
http://www.shanghaiairport.com/index_pd.jsp
<お問い合わせ先>
空港インフォメーション:021-96990
落とし物・忘れ物預かり:021-6834-6324(第1ターミナル)、021-6384-0417(第2ターミナル)
<両替>上海では、空港で両替すると手数料が1回60元かかります(2012年6月現在)。市内の銀行やホテルで両替する場合は手数料はかかりません。日本で小額だけ両替し、あとは市内に着いてから替えるのがベター。
<お役立ち情報>
市内アクセスがわからないとき、トランジット(乗り継ぎ)利用で時間をつぶしたいときはぜひ以下を参考にしてみて下さい。
いかがでしたか? 一見広大で複雑な構造に思える浦東国際空港ですが、広くて見通しがよく、英語付きの案内板が多数設置されているので行ってみると実は簡単。時間が余ったら、ぜひいろいろ探検してみて下さいね。
以上、上海ナビがお伝えしました。