上海城市歴史発展陳列館

上海城市历史发展陈列馆

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東方明珠塔にある、まるでオールド上海のテーマパークのようなミュージアムで上海の歴史を体感!

こんにちは、上海ナビです。
悠久の歴史を誇る中国において、上海の歴史は実はそんなに古くないってご存じでしたか?古くは漁村から始まり、港町、綿紡績工業の中心地として発展した上海ですが、南京条約(1843)締結後、租界ができた頃に劇的な変化を迎えます。そんな上海の歴史をわかりやすく楽しく学べるスポットがあるんですよ!
今日ご紹介する 上海城市歴史発展陳列館 (な、長いっ。以下、 「歴史陳列館」 とします)は、東方明珠塔(テレビタワー)の1階にあります。タワーへ上るためのチケットを買った方はもれなく歴史陳列館も入場可能!というオマケ的存在なせいか、どうせ大したことないんだろーな、とココをスルーしてしまう人も結構いるんだとか。でもちょっと待った!ナビが皆さんに代わって一体どんなところかチェック!ということで、歴史陳列館レポートのはじまりはじまり~。
~上海のランドマーク 「東方明珠塔」 を目指そう~
地下鉄2号線 「陸家嘴」 駅1号口を出ると、目の前にタワーが立ちはだかっていますよ。アジアで一番なだけあって、さすがに高いな~。さぁ、チケット売り場へGOGO!

地下鉄2号線 「陸家嘴」 駅1号口を出ると、目の前にタワーが立ちはだかっていますよ。アジアで一番なだけあって、さすがに高いな~。さぁ、チケット売り場へGOGO!

タワーに上らず歴史陳列館だけに入場希望の場合は、Fチケット(35元)を買います。ちなみに、タワー上階に上るA~Dまでのチケットには、いずれも陳列館が含まれていますよ。

タワーに上らず歴史陳列館だけに入場希望の場合は、Fチケット(35元)を買います。ちなみに、タワー上階に上るA~Dまでのチケットには、いずれも陳列館が含まれていますよ。

~上海城市歴史発展陳列館ってどんなところ?~
主に上海港開港~アヘン戦争(南京条約締結)後の租界時代にスポットをあて、上海の街の歴史と発展ぶりを紹介している博物館です。ガラスケースの中に貴重な文化財がずらり…というタイプではなく、当時の街並みや人々の暮らしを、ろう人形や模型や3Dホログラフィやらを駆使して、わかりやすく且つ視覚的にも楽しめるように再現しています。
東方明珠塔1階に、本日のおめあての陳列館があります。レンガ造り風の門構えと、門の前に座っている蝋人形が目印!ただの蝋人形館だと思っている人もけっこう多いそうですが、違いますよ!入り口で係の人にチケットを見せたら、さっそく中へ!
入り口を入ってすぐ右手に、音声ガイド貸出カウンターがあります。案内板を良く見ると、日本語で 「カウソター」 って書いてある!(笑)
ンとソは似てるもんね…ってことで見逃してあげましょう。

◆音声ガイド使用料
30元、デポジット 400元(又はパスポートを預ける)

フロア案内

歴史陳列館は5つのホールで構成されています。総面積は約1万平方mと、入口からは想像できないほど広いです。

序館  車馬春秋(History of the traffic)
第一館  城廂風貌(Features of the Old City)
第二館  開埠掠影(Foreign Concessions and Stone-framed-door House)
第三館  十里洋場(The Metropolis infester with Foreign Adventures)
第四館  海上旧跡(The Past Traces of Shanghai)

それでは序館から順にまわっていきましょう!

序館

乗り物ヒストリーが紹介されています。馬車やちんちん電車の復元があったりして、のっけからけっこう楽しめますよ!
19世紀上海では、こんな手押し車が主要な乗り物だったらしいです。簡素な手押し車から、現代的でカッコイイ自動車へ…。時代は変わりましたねぇ。
こちらは、 「物華屋」 の店主が息子の花嫁を迎えるために作らせた婚礼用のカゴ。10名の彫師が10年もの歳月を費やして完成したシロモノなんですって。てっぺんに100個の電球をとりつけたことから 「百子大礼轎」 という名前がついたのだとか。
展示品ひとつひとつに 「中国語、英語、日本語」 の説明書きがあります。日本語は、時々不自然な表現がありますが、十分に意味はとれますよ。
らせん階段を上って2階へ!
明朝時代の中国江南地方に住む農民の暮らしを再現したコーナーのようです。自給自足が基本だったということですが、わらぶき屋根やかまどやはた織り機など、当時の日本と中国、あまり変わらないような気がしました。こういう風景、小学校の校外学習で行った郷土資料館で見たことありますよね?
唯一よくわからなかったのが、この女の子。何に入っているの?

第一館

第一館では清代の上海の商業や人々の日常生活を紹介。鍛冶屋、酒屋、反物屋などなど当時のおもかげたっぷりな商店が並んでいます。蝋人形がとってもリアルなので、そこにもご注目!
序館(乗り物ヒストリー)で見かけた手押し車をここでも見つけました!こんな風に乗るんですね~。

序館(乗り物ヒストリー)で見かけた手押し車をここでも見つけました!こんな風に乗るんですね~。

みなさん、この塀に見覚えありませんか?そう、あの上海の有名な観光スポット 「豫園(よえん)」 の塀ですよ。装飾に、龍があしらわれているそうです。

みなさん、この塀に見覚えありませんか?そう、あの上海の有名な観光スポット 「豫園(よえん)」 の塀ですよ。装飾に、龍があしらわれているそうです。

この張り紙、今とは違って繁体字で書かれています。現代中国語ではないので、ナビはお手上げでした。中国人の友達に聞いたところ 「私もよくわかんないけど、多分落し物を見つけてくれた人には謝礼をあげるよって感じ?」 との返事。中国人でも難しい文語文、みなさんも解読にトライしてみて!
第二館へと続く通路も凝ったつくりとは素晴らしい。移動する間もウキウキしてきちゃいますね!

第二館

1840年に勃発したアヘン戦争以降の、上海の租界時代が紹介されています。租界設立により中国の主権が侵害される、というちょっとダークな事態になりますが、諸外国の文化は上海の経済や文化に大きな影響を与え、その後上海が発展するうえで重要な役割を果たした、ってな感じでわりと明るく紹介されているように感じるのは、上海人の根っからの明るい気質のせい?

Q:ところで、“租界”ってなぁに?
A:租界とは、行政権と警察権が自国以外の国家に属していた治外法権エリアのこと。アヘン戦争に敗れた中国は、南京条約により上海港の開港を余儀なくされたのですね。1846年のイギリス租界設立を始めとして、フランス、アメリカ、日本が租界を設けました。
ランプが順に光って、当時のイギリス・アメリカ・フランス租界の位置を示します。
租界時代は、当然ながら街中に外国人がたくさんいたんですよね。上海人が外国人に対して慣れている、というか大らかなのも納得です。
「石庫門」 は、当時の上海で最も典型的な住宅建築。門の枠は石材、戸は真っ黒の漆塗りの厚板を用いられたことからこの名前がついたそうですよ。
当時の上海の横丁の1日が奥のスクリーンで上映中(音声は上海語です)。模型だけではなく、こういった音声付きの映像や立体ホログラムの展示があるのも、この歴史陳列館の見どころの一つですよ。
アヘン戦争後、上海にはいたるところに 「花煙間」 と呼ばれるアヘン館がありました。租界エリアではそれぞれの国が警察権を持っていたため、犯罪の取締りが徹底されず、アヘン売買や賭博などがはびこっていたんです。この暗い一面が 「魔都上海」 と呼ばれたゆえんかもしれませんね。それにしても、横たわってるおじさんの片方、すごい表情だなぁ…。この顔をみたら、ダメ!ゼッタイ!って気分になりますね。
階段を下りて、次なる第三館を目指しましょう。階段下にトイレがありますよ。

第三館

1920~30年代の “外国人が集まる大都市・上海” の紹介です。列強国の企業が競って進出していたこの頃の上海は、すでにアジア屈指の国際都市の地位を築き上げていました。租界時代に海外の文化に触れ、独立心や冒険心が旺盛になり、変化を受け入れることに長けている上海人、街が飛躍的なスピードで発展し続けるのも納得?!
現在は “文化街” として有名な 「福州路」 は当時 「四馬路」 といい、文化産業の中心地でした。現在と同じく、多くの書店や文化用品店のほか、各国のレストランも並び、相当活気に溢れた路(ストリート)だったそうですよ。なかなかデキたつくりのミニチュアストリート。なんだか当時にタイムスリップしたような気分!
ネオンきらめくこのコーナーには、マジックミラーやのぞき紙芝居(この日は故障中でした。残念!)があります。当時の娯楽だったのでしょうかね。マジックミラーは、超足長に、はたまたその反対に映ってみんなに大人気!
「雷允上」は、現在の上海市内にも十数店舗を構える老舗の漢方薬局店。1734年に蘇州で創業、その後1860年に上海に第一号店が開かれたそう。 「雷允上」は、現在の上海市内にも十数店舗を構える老舗の漢方薬局店。1734年に蘇州で創業、その後1860年に上海に第一号店が開かれたそう。

「雷允上」は、現在の上海市内にも十数店舗を構える老舗の漢方薬局店。1734年に蘇州で創業、その後1860年に上海に第一号店が開かれたそう。

寧波路、天津路、江西路一帯はかつて “銭庄(私営の金融機関)” の集中地でしたが、銀行の出現と発展にしたがって次第に衰えていったそうです。看板には「日本貨幣両替商」の文字が!その近くの紙幣コーナーも興味深いですね。

第四館

近代上海は欧米文化との融合により、ますます魅力に溢れた大都市になりました。で、このフロアは、パネル展示と再現模型の他、大半が 「老洋房」 というオールドハウスのミニチュアです。うーん、ここまでくるとちょっと足が疲れたかな?でもでも、ここが最後のフロアです。はりきっていってみましょう!
“バラック地区は都市の貧民が住む最もみすぼらしい居住地である” という説明が書かれていたバラック地区の再現模型。当時はこういう貧しい人々が100万人以上もいたそうです。華やかな世界の裏側も目をつぶることはできませんね。
南京路でテレビ出演!的なお遊びコーナーがありました。スクリーンが青色なので、青い服を着ていると体が透けて映ってしまうようです。
「老洋房」 のミニチュアが、もういいよ!と言いたくなるくらいたくさん並んでいます。孫中山(孫文)の故居など、現存する見学可能な故居や建物のミニチュア&住所も多く展示されているので、住所をチェックして実際に訪れてみるのも面白いかも。
ミニチュアコーナーの先には、トイレがあります。向かいの廊下には、上海の特産品が展示されていますよ。おみやげ選びの参考にできそうですね!
~見学終了!おつかれさまでした~
さーっと見て廻って1時間強。じっくり派さんなら2時間は必要です。入る前は、どうせ子供だましなんだろうな~と思っていたナビですが、理解しているようでいまいち理解していなかった租界のことや、その名残りで中国の中で一味も二味も違う雰囲気を醸し出している国際都市上海について、フムフムなるほど!と学べることがたくさんあり、かなり楽しめちゃいました。
歴史陳列館だけ入場可能のFチケットは、タワーにこそ上れませんが、歴史博物館と同じく1階にある、上海特産の食料品屋さん、広~いお土産屋さん、カフェなどは利用可ですよ。

上海の歴史を知る上で欠かせないキーワードといえば “租界” ですが、今日の上海でも租界時代の名残りは十分にうかがい知ることができますよ。
旧租界地を訪れてみたい!という方にはナビのお散歩ツアーがオススメ。
200元ポッキリ!市内お散歩観光Bコースでは、当時の日本租界の中心地だった「虹口区」にある多倫路散策や魯迅公園を巡ります。

200元ポッキリ!市内お散歩観光Bコースでは、当時の日本租界の中心地だった「虹口区」にある多倫路散策や魯迅公園を巡ります。

200元ポッキリ!市内お散歩観光Cコースでは、旧フランス租界の風景と泰康路散策をご堪能あれ!

200元ポッキリ!市内お散歩観光Cコースでは、旧フランス租界の風景と泰康路散策をご堪能あれ!

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記事登録日:2007-12-24

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2007-12-24

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