中国茶の問屋に道具市場が併設された、上海の飲食店経営者ご用達の大型マーケット。
こんにちは、上海ナビです。
上海の人気お買い物スポットといえば市場。なかでもお土産として大定番の中国茶を扱う市場は、旅行者の皆さんだけでなく在住日本人にも大人気の場所です。今日ご紹介する「上海帝芙特国際茶文化広場」もその一つ。市街地から比較的行きやすく、中国茶だけでなく業務用品や道具市場も併設した大型市場なんですよ。どんな場所なのか、どんな商品が手に入るのか、早速見に行ってみました。
「上海帝芙特国際茶文化広場」へ行こう!
「上海帝芙特国際茶文化広場」の最寄り駅は、地下鉄1号線「中山北路」駅です。駅からの行き方はこんな感じ。
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「上海帝芙特国際茶文化広場」とは?2008年にオープンした、面積約11万平米の大型市場です。さまざまな種類の中国茶の問屋が入っているほか、飲食店向けの業務用品が揃う道具市場が併設されているのが特徴。やってくるお客さんはほとんどがお店関係の人だそうです。そのため、茶葉も段ボール売り、麻袋売りの卸売がメイン。観光客向けの小売りに対応していないお店もありますが、「観光客向け過ぎるのはイヤ」という方はハマるのではないでしょうか。
お土産用の小分けパッケージ入り茶葉が売られていたり、日本語ができる店員さんがいる、比較的観光客向けの茶葉市場は以下の2カ所。買いやすい市場がいいという方は以下の市場へ。好みで選んでみて下さい。
めずらしい中国茶がいっぱい!
それでは早速、市場内を見て行きましょう。建物は入り組んだ4棟の建物から成っていて、館内と外に問屋が並んでいます。棟によって扱うものが変わってくるのでくまなくまわってみて。
観光客ではなく、業者の人が試飲しています
各問屋内はこんな感じ。出荷前で段ボールがあふれているお店(卸売のみのお店)、無料で試飲できるお店、特定の産地や茶葉だけを扱うお店などさまざま。基本的には小売りもしてくれますが、ナビが訪れた日は、試飲をしている人はみんな大口の業者のお客さんでした。なので、旅行者の感覚で「2パック買うから安くして」など、小口のお買い物での値切りはできないかもしれないということを知っておいてください。
ここ数年ブームの白茶
こんな商品が見つかりました。中国茶なら何でも揃う品揃えです。
お店の外で茶葉を煎ったり選別したりしているところも。店内にはお茶のいい香りが充満しています。
もちろん茶器のお店もいっぱい。茶館の設備や業務用品を揃えている問屋もあります。
パッケージだけを売っているお店も。量り売りで茶葉を買ったら、贈り物用に詰め合わせられる箱も手に入れましょう。
市場の1階エントランスに位置。すぐ見つかります
<ナビお勧め店>「上海帝芙特国際茶文化広場」自体を経営している杭州発の茶葉ブランド「帝芙特」のお店。エントランスのいちばん分かりやすい場所に2店舗あるのですぐ見つかります。こちらのお勧めは、カップに立てて入れる三角ティーバッグの茶葉。オーガニックの茶葉とかわいいパッケージの中国茶が海外からの旅行者に受けています。なんと、日本の皇室にも献上されたことがあるのだそう。このお店があるのは、2017年現在上海市内ではここだけとのことです。
道具市場を見学♪
「上海帝芙特国際茶文化広場」の最大の特徴は、中国茶だけでなく業務用品も取り扱っていること。3号楼、5号楼には、レストランの厨房設備から食器類、飲食店の備品や消耗品類、スタッフの制服、調理器具などを扱う問屋が並んでいます。こういうのって、見るだけでも楽しいですよね。
こんな商品が並んでいます。小売りもできますが、基本は卸売。お店にあるのは見本の場合が多いのでご注意を。手作りお菓子用のパッケージや蒸籠など、個人で買いたくなってしまうものも見つかります。
いかがでしたか? お土産調達よりも、地元の業者向け市場の見学を楽しむという要素のほうが強いかもしれない「上海帝芙特国際茶文化広場」。でも、ナビがこの市場を見つけたのは「帝芙特」の三角パッケージの中国茶を探していたのがきっかけでした。ほかにもこの市場限定の商品があるのかも? ぜひ皆さんも、市場内をくまなく歩いてとっておきのお土産中国茶を探してみて下さい。
以上、上海ナビがお伝えしました。