頼れる24時間営業茶餐廳で気軽にご飯。点心からスイーツまで、メニューの豊富さがうれしい人気店。
こんにちは、上海ナビです。
上海人が大好きなレストランのジャンルといえば茶餐廳です。日本人には馴染みがないかもしれませんが、豊富なメニューとファミレスみたいに気軽に利用できる雰囲気が老若男女に大人気。今日ご紹介する「避風塘 錦江店」は、日本人旅行者の皆さんが行きやすい立地で24時間営業という、かなり使えるお店です。おしゃれでカジュアルなのに、中国らしさ満点の料理がいっぱいあるのも魅力。早速出かけてみましょう。
「避風塘 錦江店」に行こう!
最寄りは「陝西南路」駅3号出口
「避風塘 錦江店」があるのは、日本人利用率が高いホテルが集まるエリア。最寄り駅は地下鉄1、10、12号線「陝西南路」駅です。駅からの行き方はこんな感じ。
日本人旅行者の利用が多い「オークラ・ガーデンホテル上海」や「新錦江大酒店」など、主要ホテルから徒歩圏内なのもポイントです。周辺の見どころを地図で。
昔は「食堂」という雰囲気だったけど、カフェレストラン風にリニューアルしてます
<「避風塘 錦江店」はこんな店>上海は飲食店の流行り廃りが早いため、10年続けば老舗と言われるほど。そんななか、「避風塘 錦江店」は90年代から大人気のお店なんです。個人的な思い出ですが、まだ上海に慣れていなかったナビを「ここ、すごくおいしいから」と在住日本人の知人が連れて来てくれたのが「避風塘 錦江店」でした。当時は日本人留学生たちにも大人気。ナビも留学中は、市街地でのちょっと贅沢な外食といえばここでした(2000年前後のお話です……)。
24時間営業です
<知っておきたい利用法>人気店なので、昼食なら11時、夕食なら17時にお店へ。並ばずに済みます。また、こちらのお店は上海有数の24時間営業レストランとしても有名。飲んだ後に小腹が空いたとき、深夜便で上海に到着したとき、早朝の出発でホテルの朝ご飯の開始時間前に食事したいときなどにも便利です。深夜でも明るい雰囲気なので入りやすいのがポイント。残業帰りのOLさんたちもよく利用しています。
当時とはややメニューや雰囲気が変わり、支店もたくさんできた「避風塘」(2016年現在、上海市内に50店舗以上展開中)。主な支店と、店舗が入っているモールをまとめてみました。皆さんの滞在先によっては、以下のお店に行くほうが便利ということも。調べてみて下さい。
※24時間営業の店舗は、ご紹介している錦江店だけですのでご注意下さい。
豊富なメニューが魅力♪
それでは早速、ナビお勧めのメニューをご紹介していきたいと思います。オーダーは、シートにペンでチェックして店員さんに渡すシステム。メニューは写真、日本語付きなので安心です。
メニューを見ながら、
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オーダーシートにチェックします
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「避風塘」の魅力はとにかく豊富なメニュー。点心、炒めもの、焼きもの、おつまみ、ご飯もの、麺類、スイーツ、ドリンクなど、一人ご飯、飲み会、お茶と休憩など、あらゆるシーンで使える料理がいっぱい。代表的なメニューを頼んでみました。
※料理、値段は2016年3月現在のものです。メニューは季節ごとなど定期的に変わりますのでご注意下さい。
辛さを抑えた日本人好みの風味
香辣拌木耳(8元)
8元なのに量がたっぷりのキクラゲの和えもの。ピリ辛ですが、醤油ベースのまろやかな味付けなので日本人の口に合います。最初の乾杯のお供にぴったり。そういえば、「避風塘」の料理は日本人好みのさっぱりまろやか醤油味の料理が多いかも。
明炉焼鴨(39元)
チャーシューやローストダックなど焼きものも種類豊富な「避風塘」。ナビのお勧めは、パリッとした皮がおいしい鴨の吊るし焼き。梅ジャムにつけていただきます。
しっかりニンニク風味
豉椒蒸排骨(27元)
粉ものではない広東風蒸し料理の定番です。細かく切った軟骨付きの豚スペアリブをニンニクや豆豉で蒸した料理。ピールに合います。
白灼韮菜花(26元)/白灼芥蘭(28元)
「避風塘」の野菜料理といえば白灼。まろやかな醤油味で蒸したニラ(左)とカイラン(カラシナ/左)です。ほかにレタス、エノキダケなども。
がっつりスパイシーなものを食べたい方に
酸菜魚(中35元/大69元)
広東料理以外にも上海で人気の料理を多数揃えている「避風塘」。ナビのお勧めは、酸味のある高菜と青唐辛子のスパイシーなスープで煮込んだ四川の魚料理。白ご飯を食べたい人にもお勧めです。
避風塘蝦餃皇(29元)/韮黄鮮蝦腸粉(31元)
いろいろある点心のなかでお勧めなのはこちらの2品。「避風塘」の看板メニューとも言えるエビ蒸し餃子と、黄ニラとエビ入りの腸粉(米粉の皮で包んだ香港風の生春巻)。どちらもなめらかな食感の皮と新鮮なエビの風味を楽しめます。
オープン時からの名物点心
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こちらもまろやか醤油風味
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泰式冬陰功海鮮炒飯(29元)/避風塘招牌炒細米粉(中19元/大34元)
締めのご飯ものや、一人ご飯をさっと食べるならこの2品。トムヤムクン風味のエビ炒飯と、名物の焼きビーフンです。どちらも後を引く味なので、大人数でのシェアだと物足りないかも?
定番のおいしさ
芒果凍布甸(8元)
ハニートースト、パイナップルバターパン、カメゼリー、ティラミス、タピオカミルクなど、デザートメニューも目移りするほど豊富な「避風塘」ですが、旅行者の皆さんへのお勧めはやっぱり定番のマンゴープリン。お腹いっぱいでも食べられるミニサイズで、マンゴーの果肉の風味をしっかり味わえます。
避風塘珍珠奶茶(17元)/鴛鴦珈琲(17元)
2000年代半ばまでブームだった珍珠奶茶ですが、今や取り扱っているお店は少数派。「あのころの上海の味」を求める方はぜひ「避風塘」へ。茶餐廳の定番ドリンク「鴛鴦(コーヒーとミルクティーのミックスドリンク)」もお試しを。
ほか、こちらのお店は無料でプーアール茶が出ます。お茶無料のお店は上海ではけっこう貴重。急須も大きくて、なくなったらどんどん注ぎ足してくれます。
いかがでしたか? 昔から通い倒しているナビとしては、「避風塘」のお勧め料理は記事一本分では紹介しきれない感じです。ほかにも、お粥、焼きそば、チマキ、シャコの塩揚げ、シュウマイなど、看板メニューといえる料理がいっぱいあります。何を頼んでも失敗がないところも「避風塘」の魅力かもしれません。ぜひ皆さんも、いろいろ頼んで自分のお気に入り料理を見つけてみて下さい。
以上、上海ナビがお伝えしました。