黄浦江クルーズ

黄浦江游览

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外灘から3時間かけて長江にタッチするクルージングに突撃!

こんにちは!しずショウです。上海市内を流れる「黄浦江」を船で行く「黄浦江クルーズ」は、外灘と浦東の観光ポイントを一度に眺められるので観光客に大人気!たいていのクルーズは1時間かけて川を一周しますが、実は一つだけ、なんと3時間という長さのクルーズがあるんです。3時間もかけていったいどこに行くというのか!?さっそくしずショウが突撃してまいりました!!
※取材時点での情報となりますので、チケット代など現在は変更されている場合があります。

~これが3時間クルーズのルートです!~

クルーズに出発する前にちょっと地図をご覧ください。「黄浦江」は「長江」の支流なんですね。地図を見ると分かるように、上海の北部で長江と合流し、海に注ぎます。しずショウが挑戦しようとしているクルーズは、黄浦江を下り長江との合流地点まで行ってしまおうという壮大なもの。なんだかドキドキしますね。
「でもさ、外灘から船に乗ったら、30分くらいでキレイな景色なんか無くなって田舎になっちゃうじゃん・・・」と思ったあなた!実はしずショウもそう思っておりました(汗)。しかぁ~~~し、乗ってみるとこれが意外と面白い。造船所があったり人民解放軍の基地らしきものがあったり、謎のクルージングの全貌をご紹介します。さぁ、ついて来て!

~まずはチケット購入~

黄浦江の外灘側には川に沿って遊歩道があり、クルーズの乗り場とチケット売り場はこの遊歩道沿いにあります。観光船乗り場周辺には「浦江遊覧」と書かれたブルーの看板のチケット売り場がたくさん並んでいますが、どこで買っても同じチケットですので大丈夫。気になるお値段は2階席が120元、1階席が90元。席に座るなら圧倒的に2階ですが、2階の甲板には1階席のチケットでも行けますので、ずっと甲板にいるのであれば90元のチケットでもいいかもしれません。チケットの買い方は、ガラスに貼ってある文字を指差して人数を伝えればOK!外国人が多いので中国語が話せなくても問題はありません。

チケット売り場の側には売店やお土産物屋さんも並んでいます。お土産は相変わらずわけが分かりませんね。

~それでは乗り場へ向かいましょう~

乗り場は、レンガ色の中国風瓦屋根と「浦江遊覧」の大きな文字が目印。まっすぐ入って矢印の通りに進むと待合室が現れます。時間までここで休憩しながらお待ちください。

~いよいよ乗船です~

入り口でチケットを切ってもらって大きな龍のついた船に乗り込みます。この豪華客船でクルージングか!!ピンクの制服がかわいいお姉さんの笑顔に期待が高まります。ところが、そんなしずショウに大ドンデン返しが・・・
実はしずショウたちが乗るのは別の船。この龍が二匹も付いた偉そうな船(「双龍船」と言うらしいです)でクルージングかと思いきや、これはただの通路。ちなみに中はレストランになっていました(どうでもいいけど)。そしてこれを通り過ぎるとまた通路です。結局、陸を離れてから3艘目の船がしずショウたちの乗る船らしい。双龍船の陰にボロ船が見えますでしょうか。
これです、これ。この船に?!3時間も?!?!
船内に入るとミネラルウォーターと記念品が配られます。貰ってもあまり嬉しくない記念品・・・

船内に入るとミネラルウォーターと記念品が配られます。貰ってもあまり嬉しくない記念品・・・

しずショウは2階席。階段を登って好きな席に座ります。

しずショウは2階席。階段を登って好きな席に座ります。

~さぁ、出発!~

いよいよ3時間の船旅に出発!目指すは長江です!
最初の30分は、言わずと知れた左に外灘、右に浦東。ガイドブックでもお馴染みの景色が広がります。間近にみる浦東はこれでもかというほどのビルの群れ、対する外灘にはまるで映画のセットのようなヨーロッパ的建物が並びます。これぞ上海!

~船の中を見て見ましょう~

1階にはテレビが置かれています。この日は韓国のドラマが放送されていました。ドラマを見ているのは先ほど笑顔で迎えてくれたお姉さん、椅子の上で寝ているのは従業員さんです。暇そうですね。
救命胴衣の付け方を説明したボード。でも肝心の救命胴衣はどこにあるのか見つからない・・・

救命胴衣の付け方を説明したボード。でも肝心の救命胴衣はどこにあるのか見つからない・・・

トイレも1階にあります。ちょっと心配でしたが清潔な洋式トイレ。3時間のクルーズ中、トイレに行きたくなっても安心ですね。

トイレも1階にあります。ちょっと心配でしたが清潔な洋式トイレ。3時間のクルーズ中、トイレに行きたくなっても安心ですね。

2階は操縦席と甲板があり、お願いすると操縦席も見せてもらえます。操縦席にはなんだかよく分からない機械がいっぱい。
こちらが船長さん?
客席では皆さん長い船旅に備えて飲み物やお菓子を持参しています。腹っぺらしのしずショウはサンドイッチを買い込んで、遅いランチを取りながら楽しみました。
船室の片隅には中国人アーティスト(?)の作品の販売コーナーが設置してあり、印鑑を買うことができます。ついでといった感じで各種お土産も販売されています。毛さんはまだしもゲバラ?(ま、いんだけど)

~船の中から見える景色~

船が出発して30分ほど経つと、皆さんご存知の上海の景色は終了。海に近づいていくにつれ、「へ~~ぇ、こんなのがあったんだ!」ってちょっと驚く社会科見学的な景色が現れます。以下、しずショウの目を惹いたものを軽くご紹介していきましょう。
ヨーロッパのお城風、ものすごく長く続く建物。結局なんだかは分からずじまい。

ヨーロッパのお城風、ものすごく長く続く建物。結局なんだかは分からずじまい。

巨大工場跡地。その大きさに圧倒されます。

巨大工場跡地。その大きさに圧倒されます。

建設現場。建設機械が動物っぽいと思うのはしずショウだけでしょうか。
貨物船積み場。日本でも大量に売られているMade in Chinaの商品たちの多くは、ここから出荷されていくのです。 貨物船積み場。日本でも大量に売られているMade in Chinaの商品たちの多くは、ここから出荷されていくのです。

貨物船積み場。日本でも大量に売られているMade in Chinaの商品たちの多くは、ここから出荷されていくのです。

すれ違う無数の船。 すれ違う無数の船。

すれ違う無数の船。

造船所。ちょっと感動さえしてしまうほどの大きさです。こんなの本当に初めて見ました。 造船所。ちょっと感動さえしてしまうほどの大きさです。こんなの本当に初めて見ました。 造船所。ちょっと感動さえしてしまうほどの大きさです。こんなの本当に初めて見ました。

造船所。ちょっと感動さえしてしまうほどの大きさです。こんなの本当に初めて見ました。

船上で生活しながら仕事をしている(のではないかと推測される)人たち。さぞかし寒かろうとなんだか心配になってしまいますが、皆さん笑顔がステキですね。 船上で生活しながら仕事をしている(のではないかと推測される)人たち。さぞかし寒かろうとなんだか心配になってしまいますが、皆さん笑顔がステキですね。 船上で生活しながら仕事をしている(のではないかと推測される)人たち。さぞかし寒かろうとなんだか心配になってしまいますが、皆さん笑顔がステキですね。

船上で生活しながら仕事をしている(のではないかと推測される)人たち。さぞかし寒かろうとなんだか心配になってしまいますが、皆さん笑顔がステキですね。

なんと中国軍用船!海に近づくにつれ、左右には中国海軍の船がちらほら浮かぶようになります。セーラー服を着た水兵さんたちの演習風景まで見ることができました。しずショウ的にはこれが一番びっくり。
ちょっと分かりづらいかもしれませんが、カモメです。海が近いんですね!

ちょっと分かりづらいかもしれませんが、カモメです。海が近いんですね!

クルーズの目的地「黄浦江」「長江」「黄海」が交わるポイントです。操縦士の方が、「あっちが日本だよ!」って右前方を指差しながら教えてくださいました。ちょっと感動です。

クルーズの目的地「黄浦江」「長江」「黄海」が交わるポイントです。操縦士の方が、「あっちが日本だよ!」って右前方を指差しながら教えてくださいました。ちょっと感動です。

~船内の人間模様~

ドイツ語を話していた外国人。可愛い顔をしているのに眼鏡が変なのが気になります。連れのアジア系の男の子ととても仲良くしていました。
外国人の家族連れ。

外国人の家族連れ。

中国北西部は新疆からやってきた中国人。船長さんと何やら話し込んでおりました。

中国北西部は新疆からやってきた中国人。船長さんと何やら話し込んでおりました。

ロシアの亡命貴族のアンドレイとナターシャ・・・というのはしずショウの連れのナビさんの妄想で、英語を話す外国人の夫婦。

ロシアの亡命貴族のアンドレイとナターシャ・・・というのはしずショウの連れのナビさんの妄想で、英語を話す外国人の夫婦。

1階でテレビに夢中の従業員たち。

1階でテレビに夢中の従業員たち。

 ~帰り道~

この赤いブイのようなものが見えたらUターン。

この赤いブイのようなものが見えたらUターン。

ここまで来ても水は茶色く濁っています。中国ですね。

ここまで来ても水は茶色く濁っています。中国ですね。

心地よい船のゆれで、爆睡するお客さんたち。つられてしずショウも軽くウトウトしてしまいました。 心地よい船のゆれで、爆睡するお客さんたち。つられてしずショウも軽くウトウトしてしまいました。 心地よい船のゆれで、爆睡するお客さんたち。つられてしずショウも軽くウトウトしてしまいました。

心地よい船のゆれで、爆睡するお客さんたち。つられてしずショウも軽くウトウトしてしまいました。

少し退屈することもあった帰り道でしたが、この夕日は見逃せません。さっき見たばかりの景色も全く違う表情を見せてくれ、ちょっとロマンチックな上海でした。 少し退屈することもあった帰り道でしたが、この夕日は見逃せません。さっき見たばかりの景色も全く違う表情を見せてくれ、ちょっとロマンチックな上海でした。

少し退屈することもあった帰り道でしたが、この夕日は見逃せません。さっき見たばかりの景色も全く違う表情を見せてくれ、ちょっとロマンチックな上海でした。

気持ちフルムーン。

気持ちフルムーン。


いかがでしたか?上海の今を知る、ちょっとびっくりの社会科見学上海クルーズ。しずショウがご紹介したのは、2006年12月現在の景色です。まるで生きているかのようにものすごいスピードで変化し続ける上海の今を3時間かけてゆっくり観察してみてください。それでは皆様、お疲れさま。ご案内はしずショウでした!

記事登録日:2006-12-26

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2006-12-26

利用日
女性 男性