浦東のウイグルバザールでハラルフードを食べ歩き♪ 源深路の金曜日限定屋台街。
こんにちは、上海ナビです。
賑やかでローカル感たっぷりの屋台街散策や、庶民的な屋台料理の食べ歩きを期待して上海にくる方は多いと思います。でも2019年末現在、上海市街地の屋台街はほぼ消滅。『上海ナビ』としてもお勧めできるものはなくなってしまいました。そんななか、しぶとく残っているのがモスク周辺のイスラム系バザールです。ということで今回は、そんな屋台街の一つ「浦東清真集市」をご紹介したいと思います♪
「浦東清真集市」へ行こう!
「源深体育中心」駅4号出口を出ます
「浦東清真集市」が出るのは浦東にあるモスク「浦東清真寺」周辺。最寄り駅は地下鉄6号線「源深体育中心」駅です。駅からは歩いてすぐ!
入口です
☆
「浦東清真集市」とは?毎週金曜日(アル・ジュムア)の朝9時ごろから夜19時ごろまでの限定屋台街です。拠点となるモスク「浦東清真寺」がこのエリアに建てられたのは1935年とのこと。当時からこのエリアには回教徒やムスリムが多く暮らしていたそうです。規模は、源深路沿いの約100mの範囲に数10店の屋台が出るというこじんまりしたもの。ですが、人気屋台には大行列ができるほど混み合います。念のためですが、金曜日以外屋台は出ていないのでご注意ください。
※金曜日であっても天候、特別な行事などで中止になることがあります。
範囲は商城路との交差点まで
|
|
こんな感じの屋台がぎっしり
|
支払いはスマホ決済で
☆
「浦東清真集市」攻略法既に上海旅行ではどこでも必須ですが、スマホ決済を使えるようにしておくと便利です。支払いは屋台の店先に出ているQRコードをスキャンすればOK。現金の場合は5元、10元札を多めに持っていきましょう(つり銭の用意がないことがあります)。
「浦東清真集市」の主要フードは羊。羊の独特な匂いが苦手な人は、通りに近づくのも難しいかもしれません。しかも炭火でジャンジャン焼いているので煙も充満。マスクを持っていくと意外に快適です。
生の羊をその場でさばいて販売
|
|
羊を焼く煙が周囲に充満。羊臭が苦手なら多分地獄です
|
お昼時の屋台の行列
値段は串焼きで5元、ご飯ものは30元、ドライフルーツなどのお土産は少量なら数元が相場です。人気の屋台はこの行列!
活気ある屋台街を散策
それでは通り沿いを歩いてみましょう。今週も大盛り上がりです。
羊の串焼きが大人気
品揃えはこんな感じ。
食べるものを買ったら、屋台のテント内に自由に座って食べることができます。
この日ナビが食べたのは定番の羊の串焼き(5元/本)。そして、スープの香りにつられて買ってしまったのが牛肉ワンタン(20元)。ワンタンはその場で包んだもので作ってくれます。ツルツルの薄皮で、牛肉がぎゅっと詰まっていて、クセのないやさしい味でした。
サモサみたいなのを作っています
屋台街散策の楽しみはバックヤードで働く人観察ですよね。燃料はどの屋台も炭と薪。ナビが訪れた日はやや肌寒い日だったのですが、通り沿いだけ暖房いらずの熱気でした。真冬の散策に「浦東清真集市」、ぜひお勧めです。
揚げまんじゅうを作っています
|
|
ワンタン包み
|
ナンを焼いています
|
|
子供たち
|
これもチェック!
ドライフルーツやナッツがずらり
食べ物だけでなく、お土産にできそうなものを売る屋台もちらほら。上海市内のスーパーでは見かけない、新疆(ウイグル)限定商品も見つかります。「ミルクビール」って、どんな味なんだろう?
「浦東清真集市」の真ん中にあるモスク「浦東清真寺」も見学してみましょう。この建物の中にも、近隣住民に開放している格安のハラル食堂があるんですよ。食べ足りないときはぜひ。
※女性はヒジャブ(頭に巻くスカーフ)が必要なエリアがあります。肌を露出した服装も不可。
「浦東清真集市」と人気を二分するイスラムバザールといえば、澳門路の「清真集市」。こちらもお勧めです。「滞在中は浦東に行かない」という方は澳門路の方へ。
いかがでしたか? 伝統あるバザールなので今後も続くとは思いますが、上海はいつ変化が訪れるかわからない街。屋台の出る源深路周辺も、ちょっと来ない間に新しいマンションが増えていました。今後、近隣住民から「うるさい」「羊くさい」などの苦情が出たら強制終了になる可能性もなくはないかも。気になる方はぜひお早めにお出かけください。
以上、上海ナビがお伝えしました。