上海雑技（上海馬劇城）

こんにちは、上海ナビです。上海に来たら絶対に見逃せないのがご存知上海雑技！「雑技」とは中国語で綱渡り、曲乗りなどの軽業のことを指します。数ある中国の雑技団の中でも特に有名なのが上海を本拠地とする「上海雑技」、海外公演などもよく行われますのでご覧になったことのある方も多いのではないでしょうか。

上海雑技団の公演は市内いくつかの劇場で上演されていますが、最近話題なのは市内北部にある「上海馬劇城」で行われるパフォーマンスです。「上海馬劇城」は2005年にリニューアルされたサーカス専用劇場。照明や音響など最新の舞台装置によって、今まで体験したことのない幻想的なエンターテイメントが楽しめます。上海馬劇城で現在行われている「ERA−時空之旅」は、マルチメディアを駆使した複合芸術、伝統的な上海雑技の概念を塗り替え、中国雑技の歴史に新しいページを加えたと大評判です。

それでは、さっそく上海馬劇城の「ERA−時空之旅」をご紹介しましょう。

～公演スケジュールと上演時間～

基本的に毎日、1回の公演実施。
開演時間は19:30で、途中に10分間の休憩を挟みます。
終演は21:00頃になります。
※公演スケジュールは毎月更新されますので、ご注意ください。

※写真は「上海時空之旅文化発展有限公司」よりご提供頂きました。

その他の見所をご紹介しましょう！

～时空盛会～
演出は開演前からもう始まっているんです。お客さんが劇場の入り口で並んでいる時に、パフォーマンス用の特殊な衣装に着替えた団員さんたちが劇場内を歩き回ります。これは、劇場に入る前からお客さんに時空に入り込んだような感覚を覚えてもらうためなんだそうです。なんだかワクワクしますね！

～梦幻之镜～
場内に入ると高さ６ｍ、直径１１ｍの巨大な壁が目に飛び込んできます。この壁の名前は「夢幻鏡」。開演すると劇場内が一瞬にして暗くなり、夢幻鏡の奥から一筋の光が現れ、音楽が始まります。遥か昔の歌声と幻想的な映像が人々を夢幻時空へと導いていきます。

～时空秀水～
箱舟に乗った魔術師が魔法をかけると、雨音が場内に響き渡ります。舞台奥の高さ８ｍ、横幅１８ｍの巨大なスクリーンにはさまざまな水の映像が映し出され、客席は幻想的で不思議な雰囲気に包まれます。

～碧波轻舟～
水の映像は大きな湖となり、一筋の光が現れます。大きさを変化させながらきらきらと輝く光は、中国古代文明の象徴である「磁石」を意味しています。光は湖の波のようにゆっくりと揺らめき、やがて湖を漂う舟へと変化します。

～天外来客～
突然聞こえてくる飛行機のエンジンの轟音。天から蛇の目傘の形をしたアンテナを手にした９人の侍が舞い降ります。侍たちは地上に着陸したかと思うと、いつの間にか姿を消します。地面に潜ってしまったのか、それとも溶けて消えてしまったのか、とにかくとても不思議です。

～时空之轮～
舞台上でゆっくり回転する大きな車輪は「生命の輪」を意味しています。観覧車のように回り続ける直径10メートルの生命の輪の中には、直径２ｍの小さな輪が3つあります。この小さな輪の中や上で、団員たちがアクロバットな演技を繰り広げる様は圧巻の一言！見ているこちら側も手に汗を握ってしまいますよ。

～天籁之音～
ERAの音楽はカナダの著名な作曲家ミッシェル・ジェーソンによって作られました。中国の伝統音楽と現代音響機器を融合させた全く新しい音楽表現が、皆さんを幻想世界へと誘います。また音楽は全て生演奏なので、迫力も抜群です。

～时空飞车～
中国初の有人宇宙飛行船「神舟五号」の宇宙の旅、疾走するリニアモーターカー、宇宙と地球。これらの映像が同時にスクリーンに映し出され、舞台には直径６．５ｍの巨大な鋼鉄の球体が現れます。劇場内の静けさを打ち砕くオートバイのエンジンの轟音、驚く間もなく８人の勇士がオートバイに乗って舞台に突進してきます。勇士たちは球体の中に一人ずつ入っていき、その中を自由自在に走り回ります。見ているお客さんはもうハラハラドキドキ、客席全体が緊張しているのが感じられますよ。ボールの中で繰り広げられるエキサイティングなパフォーマンスは見逃せません！